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デルフィーニ

でるふぃーに

『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物。『ハリー・ポッターと呪いの子』に登場する魔女。
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ネタバレ注意


※以下、スクロールした先にネタバレがあります。



















「ヴォルデモート卿、私です。あなたの娘です」


概要

ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物。『ハリー・ポッターと呪いの子』に登場する魔女。ヴォルデモートベラトリックス・レストレンジの娘である。


母の夫であり養父の死喰い人ロドルファス・レストレンジから闇の魔術を教わった、強力な闇の魔法使い。


アイルランド不死鳥オーグリーを象徴としており、首と背中にオーグリーのタトゥーを彫っている。


逆転時計による時間移動によって実父、ヴォルデモート卿の復活を目論む。


プロフィール

NameDelphini
  • デルフィーニ
  • デルフィー(Delphi)が通称
誕生1998年 3月
血統半純血(混血)
両親
学校なし
舞台版演者エスター・スミス

容姿

両親の美貌を受け継いだ、誰もが認める美女。


目的の為には手段を選ばず、父親同様に必要があれば誰にとっても魅力的な人物になる事ができた。


強く美しく、好人物を演じていた彼女は、アルバス・セブルス・ポッター初恋の相手でもあった。


両親は黒髪だったが、デルフィーニは青みがかったシルバーブロンド(銀髪)。

母方の叔母(母の妹)のナルシッサ・マルフォイ金髪であるため、母方の祖父又は祖母からの遺伝の可能性がある。


首から背中にかけてオーグリーのタトゥーを彫っている。


オーグリーが鳴く


来歴

出生

第二次魔法戦争の最中、ホグワーツの戦いの一年前にマルフォイの館で誕生。


ニンファドーラ・ルーピンと、ドラコ・マルフォイの母方の従妹だが、ドラコは伯母が娘を出産していたことを把握していなかった。

テディ・ルーピン及びスコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイの従叔母に相当する。


ヴォルデモート卿の唯一の子供であることから、父の死後、彼女は唯一のサラザール・スリザリンの継承者となった。


幼少期

母の夫である養父、ロドルファス・レストレンジホグワーツの戦いに生き残ったもののアズカバンに収容されてしまった。そこで孤児となった幼いデルフィーニは多額の金と引き換えにユーフェミア・ロウルという魔女に育てられるが、彼女はデルフィーニのことを好いてはいなかった。


ユーフェミアはペットとしてオーグリーを飼っており、「オーグリーが鳴いた」のはデルフィーがろくな死に方をしないと予見したからだと話した。


両親のことを知らず、ホグワーツ魔法魔術学校には通わず、他の同年代の子どもと接することはなかったようで、14歳の時には友人がひとりもいなかったという。

さらに幼い頃には空想の親友を創り出していたようだ。


養父ロドルファスが再びアズカバンから脱獄した折、予言者(Seer、未来を見る者)の才能を保持している可能性のあるロドルファスは「彼女の本当の血筋」と、「成就すべき運命にあるという予言」を教える。


このことがデルフィーニの運命の分岐点となり、デルフィーニは養父から魔術の手解きを受けるようになる。


『呪いの子』での動向

エイモス・ディゴリーの姪

デルフィーニはエイモス・ディゴリーに錯乱の呪文をかけて自分の命令に従うようにし、彼の姪のデルフィーニ・ディゴリーと名乗った。


2020年8月31日、セオドール・ノット逆転時計を作成していた罪で逮捕されたニュースを知り、エイモス・ディゴリーを操り、ハリー・ポッターのところへ訪れる。「逆転時計を使って三大魔法学校対抗試合の頃に戻り、ハリーと共に移動キーで墓地に到着した直後にヴォルデモート卿の命令で殺されたセドリック・ディゴリーを守ってほしい」と訴えさせた。


ハリーはこの提案を歴史改変の危険性から断ったが、ハリーの次男のアルバスはこの会話を陰で聞いていた。


アルバスと親友のスコーピウス・マルフォイは、エイモスに協力し、歴史を変えてセドリックを守ることを決意する。


四年目のホグワーツに行く途中、計画を遂行するためアルバスとスコーピウスはホグワーツ特急から飛び降り、エイモス・ディゴリーが生活する聖オズワルド魔法老人ホームを訪れた。

デルフィーニはそこで姪を装ってエイモスの世話をする振りをしてエイモスを操っていた。

そしてアルバスとスコーピウスを自分の目的に誘導するために二人と共に行動することとする。


魔法省潜入

親に対してコンプレックスを抱えるアルバスとスコーピウスを巧みに取り込み、二人と共に魔法省に侵入し、デルフィーが用意したポリジュース薬魔法大臣ハーマイオニー・グレンジャーに変装する。


ロン・ウィーズリーに変身したアルバスの機転とハリー・ポッターに変身したスコーピウスの知識によって首尾よく大臣室に隠された逆転時計を盗み出した。


時間旅行

デルフィーニはアルバスとスコーピウスに魔法を幾つか教授した上で、逆転時計による歴史改変へ二人を誘導する。


三大魔法学校対抗試合の第一の課題に向かった二人は逆転時計が不完全なもので時間制限があったこともあり一度目は失敗して「ロンとハーマイオニーが結ばれなかった世界」を作り出してしまった。


二人は消失してしまったローズ・グレンジャー=ウィーズリーを取り戻すために二度目の歴史改変に挑戦する。

三大魔法学校対抗試合の第二の課題でセドリックを辱めることでハリーとの同時優勝を阻止した二人だったが、今度はアルバスが消失してしまい、「ヴォルデモートが勝利した世界」を一度は作り出してしまった。


ヴォルデモートが勝利した世界

辱めを受けたセドリックはハリーに疑念を抱き、死喰い人となっていた。セドリックが本来の世界で分霊箱ナギニを倒すネビル・ロングボトムを殺害したため、ヴォルデモートが勝利した世界となっていた。


しかし、スコーピウスがその世界におけるセブルス・スネイプの協力を取り付け、闇の魔法使いへの抵抗を続けていたレジスタンス、その世界のロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャーと共に自分とアルバスの二つの歴史改変を阻止したことで時間は元に戻された。


この世界ではデルフィーニは「オーグリー様」と呼ばれており、ヴォルデモートの「闇の印」と共に彼女のシンボルである「オーグリーの印」がホグワーツや魔法省に掲げられている。

これはあのヴォルデモートが、いかなる部下にも与えなかった特別な地位にデルフィーニを取り立てた事を意味していた。


卜鸟


逆転時計の奪取及び逃亡

元の世界に戻ったスコーピウスは逆転時計を破壊するため、所持していた逆転時計は見失ったと虚偽を述べた。


その後、デルフィーニと合流したアルバスとスコーピウスは歴史改変の顛末と逆転時計の処分を決めたことを伝えるが、スコーピウスはデルフィーニが歴史改変の世界でオーグリー様と呼ばれていた魔女であることに気付き、デルフィーニは二人の前で本性を現す。


Delphini (Harry Potter fan-art)


二人を拘束し、クレイグ・バウカーJr.を殺害、アルバスから逆転時計を奪い、三大魔法学校対抗試合の第三の課題のタイミングにアルバスとスコーピウスごと跳躍する。


作戦変更

セドリックを再び妨害し死喰い人に仕立てようと試み、その隙に逃げ出した二人を抹殺せんとするが、この様子を発見したセドリックの武装解除呪文を受けてしまい失敗。


業を煮やしたデルフィーニはセドリックを利用することを諦め、1981年10月30日、つまりヴォルデモートがポッター家を襲撃する前日へ二人もろとも跳躍、更に時間制限がある不完全な逆転時計の特性に作用されないため、そして二人が元の時代に帰還するのを阻止するため逆転時計を破壊して去った。


これで彼女の願いは果たされるかに見えたが、アルバスの機転が全てをひっくり返した。

アルバスは、生まれたばかりのハリーのおくるみだったブランケットを現在自分が所持していること、それは新学期の祝いにもらったものだが、口論になった拍子にロンが持っていた「愛の妙薬」が零れ落ちて毛布一面に広がったことを思い出していた。

更にハリーは両親の命日に、その毛布を取り出すこと、そして妙薬と反応して高熱を発する物質であるデミガイズのチンク液があることも。


これを利用し、その一件で愛の妙薬がかかる部分にメッセージを仕込めば、元の時間でハリーたちが気づくかもしれない、と賭けに出たのである。

この賭けは見事に当たり、メッセージに気付いたポッター夫妻は、ロン、ハーマイオニー、ドラコを伴ってマルフォイ家が管理する「完全な逆転時計」を使用して、運命の日に跳躍。


運命の日

ヴォルデモートポッター家襲撃のタイミングを知らなかったデルフィーニは、聖ジェローム教会でヴォルデモートを待ち続け、遭遇する。


父の前に駆け寄り、ここまでのことを嬉しげに語るデルフィーニだが、彼女の前に現れたヴォルデモート卿はハリー・ポッターが魔法で変身した偽物だった。

教会に入ったところでハリーの変身魔法が解けてしまい、騙されたことに気付いたデルフィーニは教会の出入り口を全て封印、閉じ込められたハリーに猛攻を仕掛ける。


しかし、床を見落としていたために格子戸からのアルバスの侵入をゆるし、封印呪文を解除されたことで外にいたロンたちが突入。

現役のベテラン魔法使い五人(ハリー、ジニー、ロン、ハーマイオニー、ドラコ)を相手に渡り合うという恐るべき実力と執念を見せるも、最終的には押し負ける形で敗北。


ちょうどその時、ポッター家襲撃のためにやって来た本物のヴォルデモートの気配を察知。

何度も何度も父の名を叫びながら拘束され、現代に戻り、その後アズカバンに収監された。

罪状はクレイグ・バウカーJr.の殺害と許されざる呪文の使用であった。


人物

デルフィー

彼女の本性は非常に残酷であり、許されざる呪文を使う事にも一切躊躇がない。

そんな彼女の願いとは「ヴォルデモート卿の復活」。

孤児として生きて来た彼女の亡き父への敬愛、愛情は紛れもない本物であり、無慈悲で冷酷な振る舞いは全て父への思慕の念が成さしめたものである。


後述の行動を起こした引き金は、養父ロドルファスがもたらした「よけい者よけい者でなくなり時間が逆戻りし見えない子供たちその父親を殺すとき、闇の帝王が戻るであろう」という予言。


これは本人の部屋の壁に蛇語で刻まれていた。


能力

魔法使いとしては極めて優秀。

特に魔法使い同士の戦闘に長けており、ハリー・ポッター魔法法執行部部長をはじめとする五人の熟練した魔法使いと一時的に渡り合う事ができるほど。


さらに父親であるヴォルデモートからの遺伝で蛇語話者(パーセルマウス)であり、また、ヴォルデモートが編み出した飛翔魔法を使う事ができ、魔法道具に頼らずに自在に空を飛ぶことができた。


杖なし呪文にも長けており、基本的な魔法であれば手をかざすだけでそれらを扱う事ができる。


名前

名前のデルフィーニは星座いるか座(Delphinus デルフィヌス)が由来だろう。


また、上半身が人間の女で下半身は蛇またはドラゴンの姿をしている化け物(Delphyne デルピュネー)も連想させる。


ギリシア神話の予言神アポロンを祀る神殿で下される「デルポイの神託」で知られていたデルフォイの英語表記(Delphi)にも由来しており、星座やギリシア神話を基に命名する母方のブラック家の伝統を引き継いでいる。


またヴォルデモートが寵愛したナギニとは「-ini」で名前が終わるという類似性がある。


また、イルカに因んだ神話を有するデルフィニウムという花の名前との関係も考えられる。ヨーロッパでは「目標のための努力」、「新しい機会・感情」という意味がある花である。


ただし、デルフィーニという名前が本名かは定かではない。


表記

彼女の姓は父方のそれを引き継ぐと考えると「リドル」になるが、ヴォルデモートが捨てた名前であるため「デルフィーニ・リドル」と表記するのも不自然。

「デルフィーニ・レストレンジ」、「デルフィーニ・ゴーント」と表記してもよいが、作中で言及のない姓名で表記するのも不自然。

よってただ「デルフィーニ」とタグを付けるのが自然だろう。


余談

愛の妙薬は、デルフィーニの父方の祖母惚れた男とかけ落ちするために使用したと推測される魔法薬であり、その結果として生まれたのがヴォルデモートである。父がこの世に誕生する要因となった薬が、巡り巡って娘の陰謀を瓦解させるきっかけになるとは皮肉な話である。


関連イラスト

ハリポタまとめ呪いの子

ハリー・ポッターと呪いの子舞台ハリポタ呪いの子~愛が呼ぶほうに~


関連タグ

ハリー・ポッターと呪いの子

ヴォルデモート トム・リドル ベラトリックス・レストレンジ ヴォルベラ

ロドルファス・レストレンジ ユーフェミア・ロウル 死喰い人

オーグリー

アルバス・セブルス・ポッター ハリー・ポッター

デルフィーニ・ディゴリー(偽名)

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