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チョイ・ボンゲ

ちょいぼんげもしくはちぇぼんげ

SNKの対戦型格闘ゲーム『KOFシリーズのキャラクター。 第一作である『'94』から出場する最古参キャラの一人。
目次 [非表示]

「愛をちょうだいでヤンス」


プロフィール

初出作品KOF'94
格闘スタイル
  • 身軽さと両手のツメを武器に闘う(『94』~『96』、『XIV』、『CVS CHAOS』)
  • テコンドー+スピード攻撃(『97』~『2002』)
出身地韓国
誕生日10月25日(年齢36歳)
身長153cm
体重44kg
血液型B型
好きな食べ物カニ
趣味ものを切り刻むこと
大切なもの
  • フレディのツメを真似て作った自分のツメ(『94』~『2001』)
  • 自作のツメ(XIV)
得意スポーツ新体操
嫌いなものコンニャク
キャッチコピー
  • ('96)「切り裂き通り魔」
  • ('98)「コリア・どっきん・ナイトメア」
CV前塚あつし('94~)、岩田光央(KOFG)

概要

初出作品『KOF'94』にキム・カッファンが率いる「キムチーム」(韓国代表)として出場。

『2002』までKOFのナンバリングタイトルには登場していたが、『2003』からリストラされたが、満を持して『XIV』にてプレイヤーキャラとして再登場した。

「CHOI」は漢字表記では「崔」と書き、「チェ」と発音するので、正確にはチェ・ボンゲと呼ぶのが正しい。

人物

キムの許で更生生活を始める前は、昼は精肉店を営み、夜は通り魔をする二重生活を送る危ないオッサンである。通り魔をする時には某ホラー映画『エルム街の悪夢』のフレディに憧れて似せた衣装やフレディのツメを思わせるような鉤爪を両手に付けている。

こう見えても妻と二人の子供がおり、現在は彼の代わりに彼女が精肉店切り盛りしている。『EX』チームストーリーではチョイに手紙を送ったりと夫婦円満である。


ある日、通り魔をしていたところ運悪く脱獄犯であるチャン・コーハンを追っていたキム・カッファンによって捕えられ、チャンと共に彼の下で更生の道を歩まされることになる。チャン・コーハンとは似た者同士の相棒といった関係。「~でヤンス」が口癖。


因みにコンニャクが嫌いな理由は爪で切る事ができないから、欲求が満たせないという(『97』ムックより)。この元ネタは、『ルパン三世』に登場する石川五右エ門が持つ斬鉄剣が、唯一斬れないものがコンニャクであった事から。(他にコンニャク以外に斬れない物が多くあったが…)


CVはラルフ紅丸の声でお馴染みの前塚あつしさん。「お手紙ちょ~だ~い…でヤンス」とは『'96』におけるファイナルダウン時の台詞だが、なんと実際に前塚氏宛てにお手紙が届いたそうである(『'97』公式ファンブックにて本人談)。一方のアプリゲーム『KOF for GIRLS』のCVは岩田光央である。


チョイについての考察

見た目は猫背の小さなオッサンだが、こう見えて精肉店の店主であり、奥さんと二人の子供がいたりする。家族仲は円満の様子で、通り魔は家族に内緒でおこなっていた。

なぜ切り裂き魔になろうとしたんだろうか・・・?

円満すぎる人生に刺激が欲しかったというには、やらかしたことのツケがキムに見つかったことを考えると・・・。

キムには一向に頭は上がらず、だからといって悪知恵を回して出し抜いても結局は元の木阿弥で終了する。更生した振りをしてチャンと何度か脱走や下克上を試みたが、どれも失敗に終わった。また、『99』EDではキムの抹殺を妄想するが「できるかそんな事!!」と打ち消し、昔を振り返って「自分も丸くなった」と感慨深げになるなど、初期と比べるとまともにはなってきている。


ものを切り刻むのが大好きという非常にアレな性格だが、基本は陽気でひょうきんな面白いオッサン。

※『96』ファンブックから開発スタッフ曰く、(『96』当時の時点では)犯罪歴、逮捕歴がないという。


余談だが、カニが好物で優勝したらカニを食べ放題と『'97』のキャラソンで明らかとなっているが、カニは身が濃厚かつ脂が多いので食べ過ぎると吐いてしまうのである。このおっさんはそのことを知っているのだろうか?


経歴

前述の通りキムによってチャンと共に捕えられ、過酷な更生生活を送る事になった。それ以来、厳しい修行に耐えながら、毎年のように修行の成果の一環としてKOFに出場することなる。

『99』からはキムの同門であるジョン・フーンにチャンを日本へ連れていかれたり、『2000』では今度はチョイが入れ替えでジョンに預けられたりと散々な目にも遭ったりもした。エンディングではチャンと共にゼロ・キャノンを受けた影響で体が入れ替わってしまうが、『2001』のストーリーではお互いの頭をぶつけ合うことで元に戻ったらしい。

『2002』にてチャンが早くもリストラされ、『2003』ではチョイがリストラされ、それ以降は、『XI』~『XIII』まではエンディングやストーリーに登場する。(『2002UM』では二人とも「キムチーム」として出場している)

そして『XIV』で13年ぶりに復活。ただし今回はチャンと共にザナドゥをリーダーとした悪人チームとしての参戦となる。

キムから休暇をもらった二人は酒場で酔って大暴れして投獄され、同じ刑務所に投獄されていた囚人達のカリスマであるザナドゥに感化されチャンと共に再び悪の道を走ることになった。


その他の客演ではキムのホームグラウンドである『餓狼伝説』からの『リアルバウト餓狼伝説』シリーズで相棒とともに客演を果たしている。キムが親子三人で留守にしてる隙に逃げ出しゃよかろうものを何故かそうせず、帰還した彼を相棒共々空港で出迎えたりしている。


他にも『CAPCOM VS. SNK2』ではチャンのオプションという扱いで出場しており、『CVS CHAOS』にも登場している。

デミトリの『ミッドナイトブリス』を食らうとチマチョゴリを着た可愛い女の子に変身。


大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALのDLCステージ「KOFスタジアム」では背景キャラクターとしてチャンと共に登場している。(衣装は『'95』仕様)


性能

鉤爪とキム仕込みのテコンドーで戦うスピードファイター。


『KOF』のキワモノキャラの代表格で、『'96』以前や外部出演でこそ底辺性能だが、それ以外では一貫して強キャラである。

最大の特徴はその小柄さと俊敏さで、画面をところせましと駆け回りながり、相手のミスを突いて攻め落とすという非常に憎たらしい戦法を得意とする。得意なキャラにはめっぽう強いが、苦手なキャラはとことん苦手という、キャラの相性が非常にはっきりと出るタイプでもある。


はじめはテコンドー技が無かったが、シリーズを重ねるごとに飛翔脚や鳳凰脚などをマスターしていき、後のシリーズほど性能がアップしている傾向にある。

『'99』では特殊技の骸突き(通称「びよよん」)がガードクラッシュ確定でキャンセル可能という性能であり、相手のガードを崩してキャンセル鳳凰脚という戦法が猛威を振るっていた(流石にヤバかったのか『2000』以降はガード崩し能力が無くなった)。

『2002』においては、体力一定以下の時にゲージ2本消費で出せるMAX2技「杓死」が、「出現位置がランダムで、ステージ端を背負っても裏周りで喰らう事があり、運が悪いと2HIT」と言う、シリーズ屈指の性能を持っていた(運が悪いと1発も当たらないが)。ちなみに元ネタは漫画ONEPIECEキャプテン・クロの必殺技『杓死』。


『NEOWAVE』では共通システムの「ヒートモード」とモードセレクトで選べる「MAX2モード」が凄まじいシナジーを発揮する。「ヒートモード」は発動すると体力が徐々に減る代わりに攻撃力が上がるシステムで、「MAX2モード」は緊急回避が使えなくなりゲージストックが1本固定になるが、ゲージが自動回復し、体力が減るとMAX2が使用可能になる。これによりヒートモードで低い攻撃力を補いながら能動的に体力を減らし、使用条件を満たしたら杓死をぶっ放すという図々しい戦法が可能になる。


『2002』以来の復活参戦になる『XIV』では、チャンと共にキムと別れ、新キャラのザナドゥをリーダーとした悪人チームとして登場する。そのせいなのか、飛翔脚や鳳凰脚などのキムから教わった技を忘れている(封印しているのかも…)。

え、飛翔脚は使ってるのを見たって? あれは「禿鷲蹴り」っていう新しい特殊技ですよ(ダカダカ踏み続けていかないし)。


小ネタ

外見

ソフト帽に丸型のサングラス、手には鉤爪、さらに『'96』以前は茶色いズボンをサスペンダーで吊るし、緑の横縞Tシャツを着ていたりと、あまりにも元ネタ(エルム街の悪夢)丸出しの姿だったため、さすがの開発陣も、これではいつ版権で「待った」を掛けられるかと危機感を持ったため、以降はキムの道着を着せてどうにかごまかした。

 ――ってか、最初に気づけよ?!

格闘ゲームのキャラでこの手のオマージュは珍しくないが、チョイは「本人が憧れて真似している」と設定されている点で特筆される。

ところが『カプエス2』のチャンと共に『95』の衣装で登場し、『CVS CHAOS』では『'96』の衣装、『XIV』では緑シャツに戻っている(ズボンはオレンジの囚人服に)。「真似しているだけ」なので問題ないという判断になったのだろうか?

後、サングラスはゴーグル状にアレンジされ、ツメのデザインも変更された。

あと、なんとなく桂小枝山西惇(『'97』からビリー・カーン役)にそっくりである。

クールチョイ

チャン・コーハン同様『KOF2000』ではマニアックストライカーとしてまったく別人のような見た目のバージョンも出ており、チョイの場合、「クールチョイ」というのが登場する。元のチョイよりも身長が伸びており、風貌も大きく異なる。服装は『KOF'94』の物をアレンジしているが、帽子の下に髪の毛がある。ストライカー動作は地面を滑るように前方へ突進しながら爪を振り回して攻撃するというもの。なお、ストライカー動作の攻撃の後には手の平でサングラスを上げる動作を取る(これも上記のクロと同様)。

名前表記のスペル

漢字表記は崔稲妻(当て字)であるが「崔」は通常「チェ」と読まれる。ハングル表記では「최번개」で、Choe Beongaeがそのローマ字表記である。これは「최」の「ᅩ」“o”と「ᅵ」“i”の綴りを反映したものとなっており、そのため「チョイ」と読まれたと推測される。またボンゲとは稲妻の意味であるが、漢語ではないので通常漢字では表記されず、漢字表記は日本語を当てたものである。

さすがにそういう名前の理屈じゃ中華圏では通らないので、全部独自の当て字と音訳を使っている。「蔡宝健」や「崔盆革」の二通りが一番多く見られる。

キャラソン

そんな彼は何とキャラソンがある。タイトルは『チョイ・ボンゲ音頭』。『'97』のアレンジサウンドトラックに収録されており、八神庵の後に彼の歌が続く。どういう待遇・・・・。所々にラルフや紅丸の声も聞こえる

『'98』でも聴け、チョイを先頭に出すと、試合前にこの曲が流れる(イントロがちょっとだけだが)。阿波踊りに使われる「よしこの」の替え歌で、「踊る阿呆にあたしアホ」と言いながら奇妙な踊りを踊る。韓国…人……?


関連タグ

KOF

エルム街の悪夢 フレディ・クルーガー 鉤爪

キム・カッファン チャン・コーハン ザナドゥ(KOF)

桂小枝 山西惇

クロダコブラザーズ・・・上記「お手紙ちょ~だ~い」の元ネタ。ちなみに某落ちモノ半竜娘よりもチョイの方が先。

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