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スクスタストーリー第20章炎上問題

すくすたすとーりーせかんどしーずんえんじょうもんだい

スマホアプリ「スクフェスALL STARS」のメインストーリーにて、第20章から始まる2ndシーズンの展開に一部ファンから不満や疑問の声が上がり、Twitterのトレンドにランクインした事案。
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注意点

賛否両論が多い案件です。偏向的、主観的、感情的な内容を書いたり、不当に内容を削除したりするのは止めましょう

批判的になりすぎないように心がけましょう。

議論は、必ずコメントフォームで行い編集合戦大規模荒らしまとめ案件になるのを防ぎましょう。

意見が異なる人との議論は冷静に行うこと。

またアニメ関係者、キャストに何らかの意見を送る場合は、彼らの職務の範囲・権限をよく理解した上で、それにふさわしい文章を送ること。


概要

注意:この記事は「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS」のメインストーリー2nd Seasonのネタバレを含みます。


2020年10月31日にリリースされたラブライブ!シリーズのスマホアプリ「スクフェスALL_STARS」の2ndシーズン1話となる「第20章」のストーリー展開に、一部ファンの不満が噴出した事件。


プレイヤーの分身であり、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の部長となった『あなた』と共に、スクールアイドルたちが夢を叶える。公式には「あなたと叶える物語」というテーマも定められていた本アプリ。ところが、2ndシーズンにあたる第20章から展開されたストーリーは、そのテーマを真正面から否定しラブライブ!シリーズそのものを全否定するかのような内容だったのである。

どのような内容だったのかというと、


  • スクスタちゃんが留学より帰国。
  • 新キャラ鐘嵐珠(以下ランジュ)がスクールアイドル部を設立。
  • 同好会メンバー(10人)に、アイドル活動になに不自由ない環境を提供する代わりに、スクールアイドル部で自分のバックダンサーをするように要求。(※ただし、ランジュが実力を認めたメンバーは、1曲くらい歌わせてあげてもいいと発言)
  • 朝香果林宮下愛三船栞子がこの要求を承諾し、同好会から部へ移籍。
  • 要求を承諾しなかった残りのメンバーは、ランジュが設立した同好会監視委員会によって活動を一切出来ないようにされる。
  • スクスタちゃん(あなた)は帰国するまでこの状況を知らなかった。(※ゲーム中では「あなたに心配をかけたくなかった」と説明されている)
  • 桜坂しずくも最終的に部に移籍。

これら問題は第20章だけでとどまらず、第30章まで続く2ndシーズン全体の問題となってしまった。


主な問題点

ストーリー

廃部の危機はこれで3回目。相談や連絡が取れていないことで過去にもトラブルが起きたのにも拘らず、また一切の相談がなかったことでトラブルが起きており、展開がワンパターンかつキャラの成長が見られない。

また、オールスターというタイトルなのにもかかわらず、登場人物が偏っており、新キャラとニジガクの一部キャラで話が動いている。μ'sAqoursはほぼ出てこない。


桜坂しずく

移籍理由はスクールアイドル同好会とスクールアイドル部の違いを見つけて自分に足りないものを補うため。そのため、移籍までの描写が丁寧だったが、同好会残存組がまとまりかけていたタイミングでの移籍になったため、こちらに至っても一部ユーザーから不満の意見が出ていた。(直後にしずく自身も言い出すタイミングが悪かったと反省している)

ちなみに、1章でもしずくが同じような理由で同好会活動を抜けており(その結果、同好会に廃部の危機が出ていた)、成長が見られない、同好会では成長出来ないのか?等の意見もあった。

21章で同好会に戻ってきたが、すぐに立場を変える人物として却って印象が悪くなったというユーザーもいた。


朝香果林

元々上昇志向の強い性格のため、移籍理由自体には納得の声も多かった反面、愛と同じく妨害を受けている同好会を見捨ててまで部に移ったことに疑問の声も上がった。また、移籍理由についても「自分のスキルを高める為にプロのサポートが受けられる場所に行った」という点が一部から「素人(スクスタちゃん)では不十分」と言っているようなものと捉えられ、同好会に戻ってくる理由がないと言われていた。(同好会メンバーとはお互いに磨き合い高め合う関係でいたいと言うが、この時点で同好会は活動を制限されているため磨き合いも何もない状態)

さらに、移籍理由を聞かれた際に「お友達を作りたくて同好会に参加したわけじゃない」と言いながら、「部に移ったからと言って同好会との繋がりが消えただなんて思ってないわ」と言ったり、ランジュに対してやたらと友達として接しようとする姿勢が矛盾しているという意見もあった。

部で最高のパフォーマンスを学んだはずが、23~24章でのトーナメントでは対決前に余裕を見せつけながらも一回戦でかすみに惨敗。負けた理由が分からず塞ぎ込む。彼方・エマと和解した後も「ランジュを放っておけないから」と愛とともに部に残留したのだが、もはや部にいる意味が分からない状況になっていた。


宮下愛

移籍理由の一つに「同好会では自由に練習できないから」とあり、同好会メンバーを見捨てて自分だけ練習するようなキャラではないのでは?とファンから非難の声が上がった。(23章では無かったことにされたのか、川本美里に「同好会メンバーと勝負して勝ちたかった」と打ち明けている)

また、活動妨害されている同好会に個人的な理由で勝負を仕掛けたり(完全に相手が不利な状況)、数回に渡り部の問題を同好会に助けを求めるなどの行為からサイコパス呼ばわりをされてしまった。

しかもその状況で「逆境の中でこそ真価を発揮する」「逆に燃えるじゃん、同好会から学んで行こう!」などと発言。なぜ同好会所属時代にそう思わなかったのか。他にも(妨害する側に所属しながら)「同好会は障害を跳ね飛ばしてパワーアップしてる」、(かすみの裏切り者呼ばわりに対し)「スクールアイドルはみんなライバルで最高の仲間だよ。所属なんかどうでもよくない?」など、問題発言が多い。

また、新曲の作曲をミアに頼む(ミアがスクスタちゃんに頼まないのか?と言ったのにそれを断って)ということもしている。

また、嫌がるかすみにしつこくカスカスと呼んでおり、これもいじめではないかと言われている。(とはいえ、この点は他のメディアでもある描写なので、スクスタ固有の問題というわけでもない)

ただし、これらについては誰にでも分け隔てなく接する愛の人柄をよく表しているという肯定的な意見も多い。


三船栞子

入部から2ヶ月で部に移籍している。スクスタちゃんは留学中のため、旅立つ前日に入部したのに、帰国したら抜けていたという状況。

ランジュが初対面のスクスタちゃんに失礼な発言をしたことについては詫びているが、その後も彼女の横暴を止める様子が見られない。

ランジュをワガママで迷惑(要約)といったと思えば、彼女は素直ですよと言ったり、言ってることが矛盾している。また、ランジュのお目付け役として部に移ったはずが、監視委員の指揮を任され、結果的に生徒会を使って同好会の活動を妨害するという生徒会長としてあるまじき行為をしている。21章ではランジュに頼まれてライブの許可証を出す描写があったことから、同好会がライブを禁止されていたのも栞子が絡んでいるのでは?という疑惑が浮上した。

一応、ランジュの暴走をある程度制してはいた。しかし、これも炎上後に判明したことなので後付け設定である可能性が高い。


また、先にも書かれているように果林・愛・栞子はスクスタちゃんに一切の相談や連絡をすることなく部に移っておきながら何食わぬ顔で帰国直後のスクスタちゃんや他の同好会メンバーに接しており、果林と愛は同好会で作曲やコーチをしてくれたスクスタちゃんの前で部のプロによる指導を絶賛するなど、ある意味無神経なことをしている。

監視委員について一応ランジュに意見はしていたようだが、結局妨害を止めることはできなかったため、一部ユーザーから「いじめを見て見ぬ振りをした」という認識をされてしまった。(意見したというのもしずくとの会話の中で語られるだけで済まされ、同好会のために積極的に動く様子が描かれなかったため、このような認識をされてしまった)


ミア・テイラー

スクスタちゃんやかすみを見下すような発言など、天才が故にプライドが高い言動が目立っていた。

立ち位置としてはランジュに無理矢理日本に連れてこられた被害者であるため、後の璃奈との和解もあり、他メンバーよりはヘイトは少な目だった。


鐘嵐珠

かなり横暴で、自分の言うことを聞かない相手にはすぐに怒り、挙げ句の果てには部屋に籠っていたミアを連れ出すためにドアを破壊するなどの行動もしている。

理事長の娘という立場を利用して、スクールアイドル部を設立後、元は同好会の部室であった部屋を接収して理想の部室(豪華な応接セット、高価なトレーニング機器の設置)を作り上げる。

そして、同好会のメンバーを部に入れるため、彼女たちのスクールアイドル活動を「学校から認可されていない」ものとして妨害することを思いつき、その実行役として「監視委員」なる役職を設立し、同好会の活動を妨害した。

また、スクールアイドルを始めたきっかけである同好会のメンバーには常に好意的な反面、とある理由からスクスタちゃんに対してはかなり敵視をしており、「冴えない子(初対面の反応)」「あなたはいらない」「存在感がなくて視界に入らなかった」などもはやいじめレベルの発言をしていた。(26章以降は練習の見学を許可するなど多少態度が軟化している)


理事長(ランジュの母親)

おそらく、この炎上問題の元凶の可能性が高い。

ランジュの母親はニジガクの理事長を務めており、ランジュが学内で様々な特権(部室の改装、外部講師の学内活動、監視委員の設立)を行使できたのはこのためである。

後に28章の回想内で「自由はニジガクの基本」と発言をしていたが、スクールアイドル部から同好会への仕打ちについてはノータッチであり、娘の暴走を完全に許している(下手したら協力してる可能性もある)。自由を尊重する学校とはいえ、これは倫理的に問題があり、娘が所属している部への過剰な援助・身内贔屓となってしまっている。

なお、この炎上問題の影響かランジュ達と異なり、2024年現在でもこのことについて一切の擁護描写がなく、テレビアニメ版(OVAも含む)やにじよんの設定内にも登場しなかったため、ただ印象が悪いだけのキャラクターとなっており、ママライブ!の中でも一番印象が薄い存在となっている。


その他

  • ひどい扱いを受けているのに、当事者のスクスタちゃんが全く気にしていない。いじめのような行為もそんなこと程度の認識で、鈍いとかそういう問題ではなくなっている。また、スクスタちゃん自身が(主にミア関連で)自分を卑下するような発言が多く、自信を失うを通り越して卑屈とも言える状態になっている。
  • 同好会メンバーでは抜きん出た実力を持つせつ菜が24章のトーナメント決勝でスクールアイドルとしては新人のランジュに敗北。一応のフォローはされているものの、1stシーズンに続き新キャラの引き立て役にされてしまった。

その後どうなったか

  • 監視委員会(活動妨害)→ランジュが必要ないと言ったため解散。栞子が同好会に報告し、なぜか感謝されている。しかも、同好会ファンを選んだため、妨害は最小限にしたと言っているが、オンラインライブでは歌うことすら出来なかったメンバーがおり、矛盾している。そもそも本来なら設立の時点で阻止すべき問題である。一応同好会のファンということが判明してからは彼女達もランジュ(と栞子)に振り回された被害者とする声も増えた。
  • 部室などの乗っ取り→なかったことになり、普通に同好会メンバーが部室に戻っていた。監視委員の解散に伴い部室も開放された可能性があるが、その後触れられることもないため真相は不明。
  • 栞子→1stシーズンの件について謝罪したが、監視委員云々についての謝罪は一切なく、ランジュのフォローをするのみ。ランジュが謝罪した際も「ランジュは素直ですよ」と他人事のような態度をとっている。同好会メンバー的には元々仲間意識があるようだが、1stシーズンから立て続けだったこともあり、一部ファンからはいまだに受け入れられない原因となってしまった。
  • ランジュ→28章でその生い立ちが判明したことで、理解を示す声も多少増えた。29章では「同好会メンバーと仲良くなりたかっただけなのに、接し方が分からず空回りして迷惑を掛けてしまった」「自分の欲しいもの(友達)を持っているあなた(スクスタちゃん)に嫉妬していた」と明かし、スクスタちゃんと同好会メンバーに今までの所業を謝罪したが、当初のプロ云々やバックダンサー云々の話はなかったことにされてしまった。謝罪したので許すという声も増えたが、栞子のように2ヶ月で再び敵に回るのでは?と疑われてしまっている。
  • 愛と果林→28章で移籍でなく体験入部だったことが判明し、部が解散になったことでようやく同好会に戻ってきたが、やはりと言うべきか一部でどの面下げてという声が上がった。部の問題を同好会に助けを求めただけ、イメージが悪くなっただけなどと一部ファンから言われており、ユニットもスクスタちゃんが一切関わっていない同好会に対抗するために組んだことにされてしまった。体験入部というのも28章に入って突然判明したため後付けではないか?と言われてしまっている。
  • 同好会メンバーが「ランジュちゃん達の気持ちを理解していなかった」と謝罪。いじめる側の気持ちを被害者が理解しなければいけないのか、被害者側が謝罪する意味が分からないなどと新たな問題をひきおこしてしまった。

原因

実は、スクスタは、1stシーズンでも、栞子がせつ菜から生徒会長の座を奪うなど、一部のファンでも賛否が分かれる展開もあり、そのようなこともあって、栞子を演じる声優である小泉萌香に対して一部のファンから心無い否定の声が上がってしまうなどの影響を残すなど、賛否両論ある結末となっていた。また、1stシーズンでは、あまり出番が少なかったキャラクターも存在していた。

その中で、シナリオライターを担当していた雨野智晴氏は、以下のツイートで発言していた。


「ストーリーも17章でFirst Seasonが一段落。構成を上げてから3年、ここまでたどり着けてホッとしてます。ストーリーはまだまだ続いていきますし、これから色んな子が活躍していきますので、引き続きお付き合い頂けました幸いです」


その発言もあり、スクスタのメインストーリーの今後を信じているファンも数多く存在していた。しかし、実際の2ndシーズンは、総じてランジュ(とミア)のための章と言っても過言ではなく、ファンが想定する「活躍」という言葉からは程遠い展開になってしまい、さらにキャラごとによるスポットの当たり具合の格差も改善されなかった(特にかすみはプレイヤーの心情を代弁するようなセリフが多く、他のキャラよりも目立ってしまっている)。そして、シナリオの過程で多くの既存キャラクターが踏み台にされていった(前述のしずく・果林・愛など)。そのため、前述のツイートとは全く違う、スクスタ発の新しいキャラクターが既存のキャラクターたちを蹂躙していく、いわば公式ヘイト創作と言える展開になってしまい、それが原因でスクスタ20章や2ndシーズンが炎上してしまったのだと思われる。


そもそも、(後述するアニメ版などのような例外を除いた)シリーズ全体の不評な描写として、以下のような点が挙げられていた。

  • 特定キャラの冷遇や過剰な演出
  • ヘイト管理の杜撰さ
  • ストーリー上の整合性の不備

など。

この問題点については、実はスクスタだけではなく、『サンシャイン!!』はもちろんのこと、最初の無印アニメ、そしてスクスタ20章から数ヵ月後に放送された『スパスタ』でも発生している(特にアニメ版『スパスタ』第2期は、上記の問題点がさらに悪化することになり、多くのファンからも大不評になってしまった)。

ラブライブ!シリーズは、ライブ感を魅力にしていたのだが、それと同時に「アイドルもの」として各々のキャラにファンが出来る(そこから『推し』系の視聴者も数多く出現した)ようになり、それによって、特定キャラの冷遇に対して批判的な意見を持つ人も現れるようになる。そのようなこともあり、制作陣と視聴者の間で「認識乖離」や「需要の読み違い」が生じてしまった。

制作側がそうした需要に真摯に応えない傾向は、無印アニメや『サンシャイン!!』で見られたこともあり(特に前者は第2期の海未扱いの悪さに関連した記事が制作された(海未ちゃんは不憫過去の記事も参照)こともあった)、上記の問題点が残っている状態でスクスタがリリース。そしてスクスタ20章で大多数のプレイヤーの不満を爆発させる結果になった。

また、これと同時期に放送していたアニガサキも人気を博したが、ファンコミュニティが全員とは言えないが、上記の問題に加担したり、そのカウンターとして「アニガサキは認めない」と考えるスクスタ原理主義者が登場するなど、ファン間対立の過激化の火ぶたを切ったことになる。


反響

公式動画以外でも、各プレイヤーが投稿した動画のコメントでストーリーやキャラクターに対する批判のコメントが投稿されたり、配信者が自らの肉声で批判を行うなどもされる事態に発展していった。

また、第20章がハロウィン当日に配信された為か、Xユーザーの陳 鮫夢は『血のハロウィン事件』(名前の由来は恐らく『血のバレンタイン』だと思われる)と呼んでいる。また、一部のファンの中には、「(アイドルマスター2の)9.18事件を思い出した」という声も出ていた(参考①参考②)。

トレンド入りは天王寺璃奈の素顔や三船栞子の同好会入部などくらいしかなく、影響の大きさがわかる。

批判的意見だけでなく、好意的な意見もあるが、見解の相違によりファン同士の争いも発生。


また、スクールアイドル部に移籍した経験を持つしずく、果林、愛、栞子の四人に対しては、一時期は(後述するアニメなどではスクールアイドル同好会から裏切った経験が一度もないのに)スクスタ20章での行動に批判的な意見を持っていたファンから『裏切り者』と呼ばれてしまった事例もあった。

特に愛は前述したようにサイコパスと呼ばれてしまう(別のブシロード関連作品でもサイコパスを疑われたキャラが存在していたのだが、あちらはサブキャラであり、メインキャラでサイコパスと呼ばれてしまうということ自体は異例だと言える)、投票・ランキング系のコンテンツでは、何かしらのテコ入れを行わない限り、特定キャラ(果林など)が下位常連になってしまうなど、再起不能レベルに作中で品位を落としたキャラクターもいる。


その他、10月31日配信のキャストによる生放送やアニメのチャットにもスクスタのことが書き込まれ、無関係なキャストやアニメ関係者も巻き込む形になってしまっていた。


pixivに至っても、流石に3年前に起きたとある作品での出来事よりもかなり少ないが、スクスタ20章に関連したイラストが少なからず存在している。

スクスタ20章親友に裏切られ復讐を誓う謎の仮面スクールアイドル

虹ヶ咲・部VS愛好会!~活動に最も大切なものは…~しずくの決意


20章への苦情は「意見をお問い合わせやアンケートで送る」等の方法で制作側に伝えることができる。


問題による影響

Youtube公式動画

ラブライブ!シリーズ公式動画では前代未聞初の3000以上ともなる低評価を獲得したほか、動画内のコメントでも批判コメントが殺到。第21章配信前までには、低評価数がおよそ4600にのぼっている。


Twitter

第20章配信開始当日の10月31日、「スクスタ第20章」がトレンド入りを果たした。

また、シナリオライターの雨野智晴氏のTwitterの10月31日のツイートに多数の辛辣な意見が寄せられた。


スクフェス感謝祭生放送

配信からの2週間後に放送された生放送では、あろうことか20章の感想を読むことをメインとした内容だった。当然ながら感想は上記の問題を無視した差しさわりのないものしか読まれなかったが、キャストは明らかに意気消沈し、当然コメントは荒れに荒れる放送事故一歩手前な惨状となった。また、スクスタストーリー2ndシーズン開幕を祝した配信であったにもかかわらず、第20章について触れたのは前述の僅か数分程度だけであった。


振り返りまとめの炎上問題の隠蔽

22章が終了した後、スクスタの公式から20章~22章までの振り返りまとめが公開されたのだが、20章以降発生いた炎上を矮小化させようという動きを試みていたのか、その振り返りまとめにも問題点が多い内容になってしまっている。

※公式の20章~22章までの振り返りまとめ

まず、振り返りまとめに記載されたあらすじには、2ndシーズンで問題視された部分、例えば「監視委員会」などの文字がない。

例えば、20章の振り返りを見ると、「制限の中でも活動するために「ゲリラライブ」を開催」「かすみの姿を見たしずくが、自分ももっと成長したいと思い部へと移る決意をする」という文は存在しているが、前者は何故ゲリラライブを行ったのか、そして、どういう制限があったのかという詳細が全く書かれていないし、後者に至っては、理由が書かれたしずくはともかく、果林・愛・栞子がどうして部へ移る決意をしたのかという詳細が全く書かれていない。

つまり、公式は炎上したことや、何故炎上をしたのかを知っておきながら、炎上の原因になった部分だけに対しては徹底的に隠そうとしているという疑惑も生まれている。


また、30章が配信される直前に、公式Twitter(現:X)が20章~29章までの振り返りが毎日1章ずつ公開されたのだが、こちらについても問題点が多い。

20章の振り返りを例にすると、20章の振り返りでは、「圧倒的なパフォーマンスを見せるランジュ」「スクールアイドル部に対抗して、同好会メンバーはゲリラライブを開催」「壁にぶつかりながらも、「自分にしか出来ない」パフォーマンスをみんなに届けるかすみ」程度しか書かれていない。つまり、前述の振り返りまとめと同じく、何故ゲリラライブを行ったのか、どういう制限があったのかという詳細が全く書かれていない上に、20章で問題視された部分である「スクールアイドル部」「監視委員会」「しずく・果林・愛・栞子の部への移籍」などが全く書かれていない(しかも、3つ目の「ゲリラライブでのかすみの活躍」の文に至っては、「監視委員会の妨害」を「壁」として軽く表現されてしまっていることもあり、その点で指摘しているユーザーもいた)。

確かにTwitterは文字数の制限があり、あらすじを全て記載するのは無理があるといっても過言ではないだろう。しかし、あまりにも問題点を隠蔽している、問題点の多い振り返りであったため、流石に多くのユーザーも、リプライでツッコミや批判が飛ばされていた。


同時放送中のアニメへの波及

TVアニメ・虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会放送中(本章が配信される10月31日までに、第1期第4話までが放送されていた)に本章が配信されたことで、「アニメが本史」などと言われるようになってしまっている他、アニメ内に特定キャラクターが登場する度に揶揄するようなコメントが発せられるなど、問題はアニメにも波及。

同好会が元通りになる展開が次章の第21章ですら見込めないものとなっているため、アニメという新たな媒体で虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を推している一方で、元となったスクスタでは同好会内部で亀裂が生じ続けているという、完全にミスマッチの形となってしまっている。

下手をすれば、アニメが放送終了する12月末までに、同好会やキャラ各々の抱えた問題が解決しないことも考えられる。


特に、20章配信の一週間前にMV込の個人回第4話「未知なるミチ」が放映されていた宮下愛については前述の20章での立場からダメージが大きく、20章配信当日に放映されたエマ・ヴェルデ個人回以降も尾を引いている他、朝香果林役・久保田未夢が「ゲームとアニメの果林は別々に観てほしい」とツイートした。


桜坂しずくは、第8話「しずく、モノクローム」放送後にスクスタにて配信されたアニメ連動ストーリーにて、しずく自身が辞める宣言をしたことで同好会メンバーが本気で心配し、かすみがサシで話したところただの芝居演技であることが発覚、その後こっぴどく叱られ反省するという内容が描写された。ストーリー第20章で同好会を現在進行形で偽りなく辞めている状態の中で、アニメ連動かつ演技とはいえ同じゲームで「辞める」描写をしてしまっており、しずくに対する追い討ちとも捉えかねない連動ストーリーとなっている。後の21章でも言動に問題が生じる。


さらに朝香果林に至っては、第9話「仲間でありライバル」の予告の時点で「スクスタと同じく同好会を辞めるのではないか」と不穏な空気を漂わせていることと、担当声優がTwitterでエマ回の放送前当時と同じく思わせぶりなツイートをしていることから、スクスタで傷ついた視聴者の傷を抉るような状態で放映を待つ状態となってしまっていた。

蓋を開けてみれば、果林の特徴を存分に描き同好会代表として大舞台で成功を収めるという快挙を成し遂げており視聴者からも絶賛されていたため、これに関しては特に問題はなかった。


運営会社への影響

運営会社であるクラブゲームスの決算報告にて、第1四半期(2021年1月~3月)及び第2四半期(2021年4月~6月)の減収要因の1つとして依然スクスタが名指しされていた。

具体的なデータは無いものの、配信開始から大分期間があり、ゲームシステムの問題ではないと思われること、2ndシーズンの展開が嫌になってスクスタを離れ、同時期に配信開始したウマ娘プリティーダービーへ移行するユーザーがTwitterなどでそれなりに散見されたため、ネット上では関連性が指摘されていた。

しかしスクスタとウマ娘はゲーム性が大きく異なるので(高校生くらいの年齢の可愛い女の子が歌って踊るシーンがあるぐらいの類似性はあるが)、一部ファン層の被りはあるだろうが、ウマ娘の配信開始が必ずしもクラブゲームス減収の直接の原因とは言い難いため、ウマ娘が配信開始したせいというよりも、スクスタのユーザーからの信頼を失墜させ、ユーザー離れを起こしてしまったスクスタ運営のせいだと言うべきであろう。


・更に第3四半期でも(2021年7月~9月)赤字を計上し、同じくスクスタが名指しされていた。


・そして2021年12月23日、KLabゲームスがスクスタからの撤退を発表し、2022年1月6日より開発・運営をマイネットゲームスへ移管されることとなった。また配信元は日本語版・海外版ともブシロードへ移管されることとなった。

なお、マイネットゲームスはネット上で「ソシャゲ(ソーシャルゲーム)の墓場」と言われており(※)、「サービス終了に一歩近づいたのではないか?」とTwitterで話題になったそして……(後述)。


※必ずサービス終了するわけではないが、グラフィティスマッシュサンリオ男子など複数のタイトルがここに移管後数年でサービス終了しているため。そもそも論としてゲーム運営が順調の場合、あるいは多少の売上減程度でサービス移管を行うことはほぼありえない事態であるため、サービス移管を行うことと元々の運営元がその管理・運営を諦めたことはイコールの話ではあるが、だからといってマイネットゲームスに移管したから必ずしもサービス終了するという話ではないが……(後述)。


・さらに、2022年9月27日に行われたブシロード株主総会の質疑応答で、2023年春にリリースされた『スクールアイドルフェスティバル2』の開発会社は「KLabではない」ということが判明された。

なお、これについては、実はKLabの2023年の株主総会にて、『スクフェス2』のプロジェクト立ち上げの段階では、ブシロード側から打診があったのだが、この時は新作の開発で忙しかったため、マンパワー等のリソースが割けないという理由で拒否したということを発表している(その代わり、基本的なUIの一部や、イラスト等の提供は行なったと回答している(ソース(「株主様からの事前の質問に対する回答⑧」)を参照)。また、その上で、KLab×ブシロード&サンライズ側とも悪い関係になってはいないということも回答している)。

ただ、それが直接の原因かは不明ではあるが、せっかくサービス開始したにもかかわらずファンからは厳しい意見が多い。

具体的には、1の頃からシステムがほとんど変わっていない筈なのに遊びづらくなっている、ガチャのシステムが1よりも悪くなっている(※1)、モブ達全員のリストラ(※2)、1からの引継ぎが事実上無いも同然(※3)、など。

それも影響しているのか、2023年8月に発表されたブシロードの決算説明資料によれば、リリース後、想定していた12か月分の収益を見込むことが出来ないという理由で減損損失に計上されてしまった(参考資料の『モバイルオンラインゲームに関する減損損失』より。なお、同年に超大型アップデートを行った『BanG Dream! ガールズバンドパーティ!』も減損損失に計上されている)。

それでもまだサービス開始直後であるため、今後改善されていく可能性は十分高いと思われていたファンも存在していたが……。(後述)


※1:「μ'sとAqoursで分かれていた」1と異なり、2は「全メンバーが1つのガチャから登場する闇鍋システム」となっている。具体的には例えば高坂穂乃果単推しである場合、全メンバーは41人なので、PUを考えず、また排出される各メンバーが全員均等な排出率であると考えた場合、推しである高坂穂乃果が出る確率は1/41=約2.4%となる。さらに最高レア度のURが3%の排出率なので、高坂穂乃果のURが欲しいと考えた場合の排出率は3/41%=約0.073%という絶望的な確率になる。

そのためPUを考えずにただガチャで引き当てることだけを考える場合、望んだキャラのカードを手に入れたいと思った場合の排出率はグループ毎に分かれていた1よりも約1/4まで下がっていること、どうしても特定のキャラを推してしまう作品故に「推しではないキャラが出やすくなった」=「自分にとっての当たりが出にくくなった」=ガチャが悪くなったというイメージを持たれやすい。

余談だが、グループ毎の人数も異なるため全てのメンバーが均等に排出されるとして計算すると、9人ずつであるμ's、Aqoursは9/41ずつの約22%ずつだが、12人である虹ヶ咲だけは約29.2%となり、グループ毎の排出率で大きな差ができてしまう。(因みに、11人のLiella!は約26.8%)


※2:モブキャラ達は原作には登場しない、スクフェス1オリジナルのキャラクターであったため、キャラ達の権利がKLabにあった可能性もあるし、虹ヶ咲の主要メンバーとして昇格した3人の生徒達との整合性を取るための可能性もある。虹ヶ咲メンバーはアニメ主人公だった高咲侑が登場するなどアニメ版に近い世界であるため、アニメ版にも登場した元スクフェス1のモブ達が今後登場する可能性自体は一応皆無ではない(少なくともアニメ版の世界には存在していたり、スクフェス2の一部の部員イラストにも登場している)。


※3:1からの引継ぎによって得られるものは「プレイ度合いに応じた特典アイテムの配布、1で得ていたカードのイラストを閲覧できる図鑑機能」のみであり、1でどれだけ強いカードを集めていたとしてもほぼ1からの集め直しになる。さらに1からの引継ぎには1の時に使われていた「スクフェスID」が使用できないため、「引継ぎ期間中に1で引継ぎ用のコードを発行しておいて、2でそれを入力する」しか引継ぎ方法が無く、何らかの事情で引継ぎ用のコードを発行できていなかった人は引継ぎすらできないという状況だったことも逆風となっている。ただし、「スクフェスID」がKlab独自のシステムであったことを考慮すると、別会社はそれを利用したくともできない状況であった可能性は想像に難くない(なお、2ではOSアカウント、もしくはTwitterアカウントとの連携、もしくは引継ぎパスワードの発行を利用して引継ぎができる)。


・そして、スクスタ同様に、KLabが開発・運営を担当していた『スクールアイドルフェスティバル』に至っても、2023年3月31日にサービス終了することが判明。これと前述の出来事によって、KLabが開発・運営を担当しているラブライブ!シリーズのゲーム作品は、2023年4月以降存在しない状態になる。


プロレスが元ネタ?

スクスタ20章が炎上していた際、SNS上では、

という声も存在していた。


また、2021年5月、27章では、栞子が姉である薫子との因縁を話す際に、以下の台詞が登場していた。

私の部屋に、大量のセミを放ったんです。姉さんは朝から一生懸命捕まえたと胸を張っていました……

この台詞に対して、実は橋本真也氏によって道場の部屋にセミを100匹以上も放たれるという、小島聡氏が経験したイタズラを元ネタにしている可能性が高いというツイートを投稿していた(参考)。

また、そのツイートによって、一部のファンの中には、ブシロードが2ndシーズンのシナリオを関与していたのではと思った人も多かった(小島聡氏はブシロードとの関係が深い新日本プロレス所属である)。

なお、炎上問題の発端になった20章に関連しても、日本プロレスの分裂を元ネタにしているのではという考察をしているファンも存在していた。


そのため、この考察を見たファンの中には、「なぜプロレスネタを入れるのか」「プロレスネタを入れたいならプロレス作品を作れ」という不満の声も存在した(※)。

SNS上でも

という声の他にも、スクスタのシナリオはプロレスネタを入れているブシロードも関わっている可能性もあるからブシロードもスクスタから船を下りる(≒撤退する)べきだと思っている人も存在していた(参考(2021年8月))。


※:そもそも、スクスタ以外にも、プロレスネタを入れているブシロード関連作品には少女☆寸劇オールスタァライトアサルトリリィふるーつなどが存在している。特にその二作品は、前者は第5話、後者は第12話プロレスラーが登場する話があったのだが、そちらでも賛否両論が激しかった(そもそもスタァライトやアサルトリリィは、ラブライブ!シリーズと同じくヒーロー不在の作品であり、プロレスラーを登場させたという点は大きな違和感があるという声も多かった)。


さすがに火は冷めたのか?

当時批判が多かったストーリーであったが、2ndシーズンが終了し、時間も経過したこともあってか、2022年10月時点ではさほどファンの間で問題とする眼は減ってきている。

同年4月より1期からのスタッフが無事続投した形でアニメ版第2期の放送が開始され、多くの人が色々な意味で注目していたであろう栞子やランジュが描かれたが、結果としては絶賛する意見がかなり多かった。

一方で、"(スクスタの物語においてのやり方は実際非常に悪いが)対立した理由や性格自体は好きだったのに、流石に毒気を抜きすぎ(特に栞子)では?"という意見も見られ、特に「部」への昇格の可否を問う展開がAパートで描かれた第11話において、部昇格のメリット/デメリットについてあまりしっかり描かれずどこか感情論主体で部を否定してるとも取れる描写がされており、「スクスタへの当てつけか」「炎上も大分収まったのに流石に気にしすぎではないか」と、普段は称賛の声が圧倒的多数のアニガサキにしては珍しく強めの不満の声も聞かれた。

それが影響しているのか、「部」への昇格の可否を問う展開が描かれた第2期第11話のニコ生アニメアンケートの評価では、1の評価(とても良かった)が90.6%(ちなみに、シリーズ全体では第1作第1期第6話と同じ数値である)を記録し、前回の話(95.5%)と比較すると、4.9%も減少(アニガサキ2期全体ではワースト4位(1位は第2期第1話の87.8%)、1期・2期全体ではワースト9位(1位は第1期第1話の84.5%)である)、5の評価(良くなかった)も、第1期第1話の2.0%を少しだけ上回って2.2%を記録し、アニガサキ1期・2期全体では5の評価が最も高い話になってしまった。なお、4の評価(あまり良くなかった)も第2期第1話の1.9%を越えて2.1%を記録している。

最も2期決定告知が21年5月の3rdライブであったことや久保田氏の「アフレコは去年(21年)のうちにやっていたんですけど」という証言などから推測するに、もっと早い段階で、つまり2ndシーズン終了(21年8月)前後という、この問題がまだそれなりに燻っていた時期にアニメのシナリオ作成が進められていたと見られ、放送時期にどの程度火が鎮まっているかまだ不透明であった以上、大事をとって徹底的にリスクを避けた過剰配慮な内容になったのはやむを得なかったとも言える。


このように様々な意見が出ていたアニメ版第2期だが、ニコ生アニメアンケートの1の全話平均は92.60%を記録し、1の全話平均では、ラブライブ!シリーズ史上最高の評価になった。しかし、その一方で、スクスタ20章や2ndシーズンを経験している一部の人の中には、虹ヶ咲やランジュなどの再評価に繋がっているはずのアニメ版第2期に対して、

……という感じで、スクスタ20章や2ndシーズンがトラウマになって、ランジュや栞子が登場するアニメ版第2期を見ていない人も一部存在している。


アニガサキの登場もあり、スクスタ20章などの行動によって賛否両論になっていたランジュ達の評価が見直されたのだが、それでも、未だにスクスタ20章や2ndシーズンを原因として、ランジュ達を「絶対に許せない」「顔も見たくない」と考えている元ファンも決して少なくはない。

そういう層は、既に前述したように、虹ヶ咲再評価のきっかけであるアニメ版を、炎上の元凶であったランジュ達が登場することを理由にそもそも観ていないという状況に繋がっているのだ。

これに対しては「ファンならばスクスタとアニメ版を別物として評価しろ」という声もあるだろうが、「ファンだからこそスクスタでの炎上のことを忘れられない」という声もあるだろうし、どちらの意見も決して間違いではないだろう。ファンも人間である以上、嫌な部分も含めて全てを肯定するなんてことはできないのだから。

アニメ版の視聴にあたってのアドバイスとして「アニメとスクスタはパラレルワールドだから関係が無い」「スクスタのことは忘れろ」という言葉がわざわざネット上で書かれてしまうあたり、スクスタ20章やスクスタ2ndシーズンがシリーズのファンに対してどれだけ深い傷を作ってしまったかがわかるものである(実際にこれが関係するかどうかは不明だが、スクスタ20章や2ndシーズンストーリー炎上問題以降にネット上各所で行われているラブライブ!シリーズのキャラの人気投票ではランキング上位にはスクスタ以前から存在していたμ'sやAqoursのキャラの人気が目立つ結果になってしまっている)。


スクスタの終焉

2ndシーズン1話となる「第20章」が公開されてから2年半後の2023年4月30日、ついに2023年6月30日をもって、スクスタをサービス終了をすることが発表された(参考)。

前述したように、2ndシーズンは、2022年10月時点でファンの間で問題とする眼は減っていた。だが、スクスタ20章については、現在でもトラウマに残っている人が多く、中には、『運営会社への影響』で説明したように、スクスタ20章や2ndシーズンの展開が嫌になってスクスタを見限り、ウマ娘プリティーダービーに移行した人も少なくなかった。

その後、2022年9月25日に『スクールアイドルフェスティバル2』が発表され、その後にその作品の前作であった『スクールアイドルフェスティバル』が2023年3月31日にサービス終了することが決まったことにより、多くのユーザーに見限られてしまったスクスタも、今後次第ではサービス終了する可能性が高いのではという懸念が多かった。

そして、前述したように、2023年6月30日にサービス終了することになり、(流石に多数の問題点を抱え、それらを解決しないまま、サービス終了してしまった『ぷちぐるラブライブ!』よりもリリース期間は長かった(あちらはわずか1年1ヶ月という短命でサービス終了してしまった)が)リリースしてから3年9ヶ月という短命でスクスタがサ終してしまうことになってしまった。


結局、スクスタ20章や2ndシーズンのストーリーの炎上が後々まで尾を引いてサービス終了の要因の1つとなったのは事実だろう。

実際に、サービス終了後でも、スクスタ20章を経験した数多くのユーザーの中には、

…という感じで、スクスタ20章に関連したツイートをすることが多く、スクスタ20章や2ndシーズンで出来てしまった爪痕が、スクスタがサービス終了した現在でも残っている。


なお、サービス終了したスクフェス&スクスタから受け継がれた『スクールアイドルフェスティバル2』だったが、そちらに至っても、サービス開始から9か月と10日経った2024年1月25日に、2024年3月31日でのサービス終了が発表される事態に(参考)。

詳しい詳細については『スクールアイドルフェスティバル2』の記事にある「サービス終了」を参照にして欲しいが、スクフェス、スクスタ、スクフェス2の相次ぐサービス終了もあり、ラブライブ!シリーズのアプリゲームは、2023年5月20日(アーリーアクセス版は4月15日)からリリースされている『Link!Like!ラブライブ!』(蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブがメインとなるアプリゲーム)と『TOKIMEKI RunRuns』(「Road to Next TOKIMEKI Stories」の企画で誕生したアプリゲーム)のみになってしまった。それに加え、スクフェスやスクスタ、そしてスクフェス2の後続になるアプリゲームも判明されていないということもあり、多くのファンから今後の展開に対する不安が高まっている(最悪の場合、スクフェスシリーズが終焉を迎えることもあり得る)。

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また、スクフェス、スクスタ、スクフェス2の相次ぐサービス終了が原因により、同時期にイベント関連でのゴタゴタで混乱している『BanG Dream! ガールズバンドパーティ!』の問題も抱えたブシロードに対する批判も高まっている。

2022年9月27日のブシロード株主総会において木谷社長は「ラブライブ!は自社IPではないけど準自社IPと思っているくらい思い入れが強いIPなので、なるべく良い形となるように頑張ります」とした上で、「スクフェス2も、なるべく悔いのないような出来にしたい」と語っていたのだが、その結果が前述のプレイのしにくさなどの退化した部分が目立った上にあまりにも早すぎるサービス終了ということもあり、木谷氏の発言はリップサービスだったのではないかと思っている人や、自社IP(ブシロードの音楽三部など)を育てるために切り捨てたのではと思っている人も多かった。

それに加えて、前述したように、ラブライブ!シリーズのアプリゲームは『Link!Like!ラブライブ!』と『TOKIMEKI RunRuns』のみであるが、オッドナンバーが手掛ける前者については好調であり、そのような点から、「もうラブライブ!はブシロードの手を必要としないほうがいい」という不要論も存在している(但し、後述するビジュアルノベルゲームについては、2024年1月にブシロードゲームズからリリースされることが発表されている)。


余談:ビジュアルノベルゲーム制作決定時の反応

スクスタがサービス終了してから半年経った後の2024年1月14日、Nintendo Switch用ゲームで、虹ヶ咲としては初のビジュアルノベルゲームが発売されることになった(参考)。

スクスタ由来の世界観やキャラクターデザインなどが採用され、それに伴い、あなたちゃんも登場するということもあって、多くのファンからも反響が出ていた。しかし、情報量が未だに少ない状態であるとはいえ、スクスタのストーリーモードを前身としている情報も出ていたということもあり、それに加えて、今でもスクスタ20章&2ndシーズンの炎上の影響が少なからず残っているということもあって、一部のファンの中には、

などのように不安を感じているファンも存在していた。

ただ、発売日未定且つ情報量も少なく、後に続報が出る可能性もあるため、今後の情報次第では評価が変化する可能性もある。


余談その2:アニガサキの想定外の末路

本案件以降のファン間の対立の中で、同時期のアニガサキを持ち上げるファンコミュニティーの膨大化が進んだ。そのファンコミュニティーは後発作品の「スーパースター!!」及び「蓮ノ空スクールアイドルクラブ」を批判する動きに流れていたが、劇場版の予告編が登場し、テレビシリーズとは異なる絵柄になったことを批判するファンが絶えなかった(TVアニメ・OVAでのキャラクターデザインは横田拓己が担当していたが、劇場版ではけろりら氏に交代された)。

アニガサキの絵柄がなかったことにされる、ということは、まさしく本案件によってスクスタがなかったことにされることを願ったことに対するカウンターといってもおかしくないだろう。


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スクフェスALL_STARS

炎上 ラン虐

黒歴史 雨野智晴


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