「本官は、宇宙交通戦争を引き起こしている宇宙暴走族ボーゾックを取り締まるため、宇宙警察のポリス星から、このチーキュに単身赴任してきた!正義の交通ルールを守りましょう!本名、シグナルマン・ポリス・コバーン!」
プロフィール
出身 | ポリス星 |
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職業 | 宇宙の警察官 |
本名 | シグナルマン・ポリス・コバーン |
口癖 | 「本官の許可なく〇〇するな!(orしてはいかん!)」 |
一人称 | 本官 |
CV | 大塚芳忠 |
スーツアクター | O-BITOH |
テーマBGM | BORN TO BE A POLICEMAN |
テーマソング | 白バイ野郎シグナルマン |
概要
本編の途中より登場した人間体を持たない6人目の戦士(正確な分類としては番外戦士)。
実は単身赴任でチーキュに来た。
人物
超が付くほどの真面目かつ頑固者で、交通違反(特にスピード違反)はボーゾックであろうがカーレンジャー問わずに取り締まる。それが原因で度々敵を取り逃がす事もあり、しかもロボ戦になると急に割り込むといった目立ちたがりでもある。そのため、ダップからも「当てにはできない」と言われる始末だが、初登場時こそかっこいい戦闘シーンがあったり、要所要所でもちゃっかり活躍しているため、カーレンジャーからは一応信頼されている。
所帯持ちで妻のシグエと一人息子のシグタロウがおり、一度だけ地球に来たこともある。あと妻子もシグナルマンと同じ姿をしている。
シグタロウからは「父ちゃん」と呼ばれる。
コバーンベースという派出所に駐在しているが、なぜか人気の少ないところに設置しては「誰も通らない…」とつぶやくのがお約束となっている。
地球ではカーレンジャーに変身する恭介たちが務める株式会社ペガサスの社長天馬総一郎、その息子である市太郎と仲が良く、信頼関係が強い。
22話では蚊に刺されて痒がるという人間臭い一面も見られ、夏休みの間も塾に通い交通ルールの勉強をしたという超がつく…どころか超超超優等生であったことが明かされた。故に上記の通り交通ルールは脊髄反射とでも言わんレベルに体に染み付いて遵守しており、標識を見ると従わずにいられない。
そこを利用され、CCチャッコーに誘拐された市太郎を救おうとポリスピーダーで駆けつけたところをチャッコーと兵士ワンパーに標識で上手いこと誘導され、引き返させられるという大ポカをやらかしてしまった。なお本人でもどうしようもないらしい。
一応その後、養殖ボーゾックにされかけていた子供達の植木鉢をリスクを承知の上でシグナイザーで撃ち破壊するという名誉挽回をしている。
同話の途中で恭介に諭されたことをきっかけに、「夏休みも塾に通って勉強する」から「夏休みは思いっきり遊ぶ(ただ宿題もやってほしい)」という考えになり、ラストでは市太郎と花火を楽しみ、23話のラストでは盆踊りに参加、24話では市太郎の夏休みの宿題を手伝った。
また悪性の排気ガスを利用したエグゾスの策略で洗脳されカーレンジャーの敵になってしまうも、まさかのサイダーで洗脳が解けたこともある。
ちなみに洗脳時は頭部と胸部のシグナルが点いていない。
(サイダーを飲ませる→ゲップをさせて洗脳ガスを吐き出させるという如何にもカーレンジャーらしい作戦)
話の最後では、管理が行き届かずに埃と蜘蛛の巣だらけで、さらに洗脳され悪さをするシグナルマンを見て幻滅した市太郎が書いた落書きで汚れたコバーンベースを掃除し、落書きの件を咎めずに市太郎にも掃除を手伝ってほしいとお願いするという大人の対応を見せた。
このエピソードでは、(騙されたとはいえ)息子の為に悪堕ちしたようなものであるが、ボーゾックと組ませると言う意味では間違ってはいないが洗脳ガスの影響でゾンネットに不倫するという違う意味で悪い事もしており、本作らしいシリアス一辺倒ではない事が窺える。
Vシネマでは歌が上手いという一面を見せた他、なぜか国際空軍の三浦参謀長から知られていた。(ポリスピーダーで駆けつけた際、「シグナルマン!」と呼ばれ敬礼を返していた。)
ボーゾック解散後はポリス星に帰って警部補になるための試験勉強に励んでいた。
海賊戦隊ゴーカイジャー
「シグナルマンただいま現着! 本官もチーキュのために戦うぞ!」
ザンギャックの地球侵略の際には再び来訪し、レジェンド大戦に参戦。同じく番外戦士の面々と共に戦い、最後はレジェンド戦隊達と同じく力を放出してザンギャック艦隊を撃破した。
その後はゴーカイジャー最終回にて、ドギー・クルーガーと共に地球を去るゴーカイジャーを見送っている。
人間態や別形態を元々持っていない彼が、レジェンド大戦の後どのような姿でいたかは不明。ファンの間では「信号機にでもなったのでは?」とも想像されていた。
なおゴーカイジャー最終回直後となる2012年2月20日、ドギー役の稲田徹氏のツイートにより監督の竹本昇氏に聞いた裏設定(妄想)として、「実体を無くしてなんらかの形になっていたシグナルマンは地球署で保護(保管?)されていた」と語られている。最終回でドギーと共に居たのもそのためというわけである。
そして9年後となる2021年にて、竹本氏本人のツイートにより「シグナルマンはシグナイザーIDモードになったとか…(宇宙警察地球署で保管)」とも語られてた。
ただしあくまで独自解釈であり公式設定では無いことに注意。
このことからの推測になるが、実はシグナルマンがいなかったら地球署は設置されず、地球のデカレンジャーが結成されない可能性がある。
以下がその根拠
- そもそもスーパー戦隊シリーズ初の宇宙警察官
- 宇宙刑事が所属する銀河連邦警察が以前に活動しているが、一応別組織(宇宙警察に内包されている場合もあるが)である。連携が強まったのは近年であり、大規模戦闘は異空間で行われていたので、ほとんど表沙汰になっていない
- 逆に、シグナルマンは街中で普通に戦ってたし、巨大メカのサイレンダーも繰り出していた
- カーレンジャー以降デカレンジャー登場までスーパー戦隊シリーズの現代に宇宙規模に活動する正義の広域組織が登場していない
- 部署が異なる(交通警察と刑事警察)とはいえ、シグナルマンが表立った行動をしたことで地球に宇宙警察の存在を隠せなくなった
もし、この推測が当たっている場合は以下の流れになっていると思われる。
コバーンベース設置&シグナルマンの活躍(カーレンジャー本編)→シグナルマン帰還後に地球署設置交渉→数年後に地球署設置&ドギー達赴任→デカレンジャー本編へ
それでも矛盾がいくつか出てしまうが、怪重機のような大規模な機材を持ち出されるようなことがなく、水面下で捜査活動がされてたなら解消できてしまう。
使用装備
シグナイザー
常時携帯している宇宙警察官警察手帳。
1000時間分の録音機能があるIDモードから、放電可能な警棒のポリスバトンモードや、超高熱ヒートビーム、ショック波のスマッシュビーム、超冷凍弾のコールドビームといった三種類のエネルギー弾を撃ち分ける拳銃のガンモードに変形する。
ポリスピーダー
シグナルマンが移動に使用する白バイ。
単独で宇宙空間を飛ぶことができ、前部のエンブレムとオレンジ色のライトからレーザー光線を発射する。
ベースはスズキDR250S。因みにブルースワットのインターセプターを改造した物である。
サイレンダー
演:中川素州
ポリス星の警察官が持っている巨大マシン。
「スタンドアップ・サイレンダー!」の掛け声と共にパトカーからロボットに変形する。
胸部のビーム砲シグナルフラッシュや、両腕のサイレンダガーに巨大手錠のワッパガンと多彩な武器を持つ。
必殺技は右手の機関砲から光弾を連射するサイレンバルカン。
余談
演じる大塚氏はかつて東京ドームシティにて開催された『超電子バイオマン』のヒーローショーのCMでナレーションを担当した事がある。
また次回の出演は27年後の『王様戦隊キングオージャー』のもっふん役となる。
関連イラスト
関連タグ
ゴセイナイト:人間態を持たない6人目の戦士(ただし分類はシグナルマンとは異なる追加戦士)というだけではなく、こちらも敵に洗脳されたが、疲労を狙って洗脳を解いた共通点があったりする。
デカレンジャー、パトレンジャー、ブンブラック:同じく警察モチーフのスーパー戦隊。
デネブ:中の人繋がり。こっちは甘めな性格。