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いちかな

いちかな

音楽ゲーム『プロジェクトセカイ』に登場する星乃一歌×宵崎奏のGLカップリング。
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概要

 音楽ゲーム『プロジェクトセカイ』に登場するキャラクター、星乃一歌×宵崎奏によるGLカップリング。

 一歌はLeo/need所属で学校は宮益坂女子学園、一方の奏は25時、ナイトコードで。所属で学校は通信制高校と、一見何の接点もないように思える。

 しかし、この二人のカップリングを成立させうる重要な要素がゲーム中に存在する。


 それは、「音楽ショップ」において稀に発生するエリア会話にある。

 店内に居合わせた二人がお互いを目に留め、相手の「髪」について独白するという内容なのだが……


 以下、会話内容の書き起こし


一歌(この子、すごい綺麗な髪だな……クセ1つないストレート)


奏(この人の髪……真っ黒で綺麗だな)


一歌・奏「あ……」


一歌「えっと、すみません」


奏「……いえ、こちらこそ」


一歌・奏(ちょっと触ってみたかったな……



 おわかりいただけただろうか。

 状況と会話内容から察するに、この時二人は初対面である。それにもかかわらず、お互いの髪を綺麗だと思い、更には触ってみたいとまで思う程に魅力を感じているということがうかがえる。

 リリース後約半年間に渡り、ゲーム内においてそれ以上の絡みはない(楽曲『セカイ』のオリジナルMV、及び同曲が演じられるバーチャルライブで共演しているのを除けば)という状態が続いていたが……


イベント『君と歌う、桜舞う世界で』において

 プロセカハーフアニバーサリーという節目を迎えたタイミングで開催された同イベントにおいて、遂に本編でのふたりの対面が実現した。

 とはいえふたりの間に会話はなく、一歌が公園でみのりこはねと共に歌っていた所へ奏が現れ、少し聴いて立ち去っていくというものであった。しかし一歌は奏が自分達の歌を聴いているという事を認識すると共に彼女がわずかに見せた笑顔を見逃さず、またいつか聴いてもらえるように上手くなりたいと意気込む。一方の奏も帰宅後の作業中に一歌のギターや歌声を力強く優しい、その人にしか出せない雰囲気や空気感であると評し、新曲のインスピレーションを得るに至った。このように、言葉を交わさずとも互いに良い影響を与え合う結果となった、今後の展開に更なる期待が持てる出逢いであったと言える。


宵崎家家事代行、望月穂波

 現在の本編におけるふたりの関係を語る上で欠かせない人物として、Leo/needのメンバー・望月穂波が挙げられる。

 彼女は家事代行のアルバイトで宵崎家を定期的に訪れており、リリース当初から主にサイドストーリーにおいてその際の様子が描かれていたが、【思い出の花壇】宵崎奏(イベント『カーネーション・リコレクション』☆4)の前編では穂波が奏の元へ花を持って来ていること、そしてその選び方のアドバイスをしているのが「花に詳しい幼馴染み」(=一歌)であることが語られた。当初花は穂波が自ら持って来始めたようだが、奏としても楽しみのひとつとなっており、以降は正式に依頼へ加わることとなる。後編では奏の心境に合わせた『絶望や失意のその先の明るい未来』『通じ合う心』といった意味の花言葉を持つムスカリを持参したが、それも穂波曰く相談に応じた一歌がすぐに教えてくれたものであった。これには奏も感心すると共に感謝の意を示し、穂波に「花に詳しい幼馴染み」がいると認知する結果となった。

【できることを探して】望月穂波(イベント『Knock the Future!!』☆4)の後編でも奏は「毎回おもしろい花を紹介してくれるね」と評し、そこから穂波達のバンドの話になったことをきっかけにLeo/needで作ったオリジナル曲を聴く運びとなったが、そのボーカルの声に既聴感を覚える。恐らく先述のイベント『君と歌う、桜舞う世界で』で聴いた一歌の歌声を思い出し、あの時歌っていた人と穂波達のバンドのボーカルが同一人物ではないかと推測したと思われるが、「このボーカルの人、公園で歌ってたりする?」と穂波に尋ねたところ、「駅前の路上で歌ってるって話は聞いたことありますが……」という返答を受けて(どこかで聴いたことあると思ったんだけど、……気のせいかな)と思うに留まった。しかし奏が曲を聴いて感じた感想は穂波を介して一歌達に伝えられたと思われ、花の件もしかり、互いに名前は知らず(※一歌は穂波が家事代行をしている家の人が「宵崎さん」であることは知っていたと思われる)顔も一致していなかったふたりを繋ぐ存在となっていたが……


イベント『交わる旋律 灯るぬくもり』において

 先述のような付かず離れずな関係性を経ながら時は流れ、リリースから丸一年と2ヶ月が経過した2021年11月30日。この日から開催された同イベントにおいて、ふたりは遂に出逢った。

 そのきっかけは、とあるクリエイターによるミクのCD目当てに音楽ショップを訪れたふたりが、偶然にも最後の1枚をほぼ同時に手に取ろうとしたというもの。本編でふたりが初めて言葉を交わす状況についてはかねてから様々な可能性が考えられていたが、奇しくも初の接触であるエリア会話が繰り広げられたあの場所となった。件のCDについては譲り合いの末に奏が「あなたみたいに、この人の曲を好きな人に聴いてもらえるなら嬉しい」と告げて一歌の手に渡り、奏はそのまま立ち去ったのだが、後に一歌は「……悪いことしちゃったな……」と気に病み、奏も目当てのCDが買えなかった事を惜しんでいた。

 その翌日、一歌は学校の先輩で同じく学級委員会のまふゆの情報によって奏がまふゆの知り合いであることを知り、まふゆに奏へCDを渡してほしいと頼んだ。更に、作曲をしていてミクの曲も好きと思しき奏に興味を抱き、会って話をして友達になりたいと思う。そこで咲希達の後押しもあって翌日まふゆに頼もうとしたが、タイミングが悪く言い出すことはできなかった。

 しかし、後に穂波が家事代行で宵崎家を訪れた際に一歌がCDを譲られた相手が奏である事を知り、一歌に会ってもらえないかと提案したことから、穂波・まふゆを含めた4人が一堂に会することとなった。

 その当日、4人はファミレスで食事をしながら音楽の話などに花を咲かせる。その中で奏は『スクランブル・ファンフェスタ!』及び『君と歌う、桜舞う世界で』において聴き、耳に残っていた歌声の主が一歌である事に気付き、一歌もまた後者の折に聴いていたのが奏であった事を知った。続けて一歌は「誰かの心に響き、たくさんの人の心を動かすような演奏と歌を歌いたい」という想いを語り、奏もまたそんな曲を作りたいという、ふたりの共通点が浮かび上がる。

 別れ際に一歌は奏にまた会ってもらいたいと告げ、奏も快諾した。更に一歌達と別れた後で奏は(……楽しかったな……)と今日のことを振り返ると共に、『たくさんの人を救えるような曲を作らないといけない』と思うあまり、これまでずっと忘れていた『小さい頃、友達と遊ぶのがすごく楽しかった思い出』を思い出し、純粋に楽しいと思えたとまふゆに語るのだった。


 かくして、たった一つのエリア会話、『見ず知らずの髪が綺麗な人』から始まったふたりの関係は、先述の通り様々な伏線を散りばめながら1年以上もの時を経て、遂に『友達』という関係に至った。『Leo/need』と『25時、ナイトコードで。』、それぞれのユニットにおいても中心的な存在であるふたりが交わることによって互いに、ひいてはユニットに対してもどんな影響を与えていくのか、今後とも目が離せないカップリングである。


HAPPY BIRTHDAY 奏 2022.2.10

 ふたりに交流ができたことに伴い、誕生日限定ボイスとして一歌から奏へのメッセージが登場した。

 その内容は、『宵崎さんの誕生日プレゼント、穂波から渡してもらったけど、喜んでもらえたかな?』というもの。詳細については、同日に登場したバースデー限定メンバー【Happy Birthday!!】宵崎奏のサイドストーリーで語られることとなる。


 奏の誕生日翌日、家事代行で宵崎家を訪れた穂波は、一歌から預かってきたというプレゼントを奏に渡す。

 その中身はこれまでも穂波を介してふたりを繋げてきた『花』、そしてもう一つは先のイベントでふたりが出逢うきっかけとなったCDのクリエイターが、個人サークル時代に出したというCDであった。奏も過去に探したことがあるものの全然見つけられなかったという一品であったが、穂波曰く一歌がネットの掲示板で聞くなどいろいろした末に探し出したらしい。これには奏も喜び、お礼を伝えておいてほしいと穂波に言いかけるが、「あとで直接メッセージを送って、ありがとうって伝えるね」と思い直すのだった。


 その後バースデー限定メンバー恒例の、縁のあるキャラクター達からのメッセージにおいて一歌は『機会があったら、また一緒にご飯を食べたり、作ってる曲や、好きなミクの曲の話とか聞かせてください。楽しみに待ってます』と告げるが、再びその機会が訪れるのも、そう遠い話ではないかもしれない。


イベント『みんなでエンジョイ!スポジョイパーク』において

 リリースから約1年9ヶ月が経過した2022年6月30日、満を持して開催された初の奏バナーとなるシャッフルイベントにおいて、イベントストーリーとしては『交わる旋律 灯るぬくもり』以来約7ヶ月振りとなる一歌と奏の共演が実現した。

 その経緯は、作曲のために体力づくりを思い立った奏が絵名と共に公園でウォーキングをしていた所にみのりが現れ、スポーツ総合施設「スポジョイパーク」へ向かう流れになったのだが、その道中でみのりの提案により駅前で路上ライブ中だった一歌と合流したというもの。一歌のライブを一部だが聴いた奏は「星乃さんの歌声は、本当に優しくて……力強いな」「素敵な歌だったよ」と高く評価し、一歌も「ちょっと照れますけど……嬉しいです」と応えていた。

 それから奏・絵名・みのり・一歌の4人でスポジョイパークへ向かい、ローラースケートやバブル相撲といったスポーツに興ずる。最後に行ったストラックアウトでは、絵名とみのりが思うように結果を出せないでいる中、一歌は3球中2球を当ててリーチとした後、幼い頃の父との思い出を振り返って集中した奏が最後の一球でビンゴを達成させるという一幕もあった。


 だが一歌と奏にとっては、特に大きな進展が本イベントではあった。

 それは、みのりのとある勘違いが発覚したことに端を発する。曰く「小さくてかわいい」奏を自身と同じくらいだと思い込んでいたみのりは、普段同級生やモモジャンメンバー達にしているのと同じ感覚で「奏ちゃん」と呼んでいた。しかし奏が1個上である事を知って失礼を詫びるも、奏に「別にいいよ。気にしてないし」「というか、敬語じゃなくてもいいから。好きに呼んでほしいな」と促されて、引き続き「奏ちゃん」と呼ぶことにした。更に奏と同様「学校じゃないんだし、年なんて関係ないから気軽に話そう?」と語る絵名にも促される形で、一歌は奏の呼び方を「宵崎さん」から「奏さん」へ改めることとなった。

 これには後日一歌と話す中で気付いた穂波も、「宵崎さんと前よりももっと仲良くなってくれたみたいで、嬉しいな」と喜びの笑顔を見せるのだった。(本イベント報酬☆2【自分からいかないと】星乃一歌 後編)

 余談だが、現時点で奏のことを「奏さん」と呼ぶメインキャラクターは一歌一人だけである。


 途中、奏は今回の目的が曲作りの体力をつけるためであることを忘れて普通に楽しんでいることに気付き自分を責める場面もあったが、ルカの「少しは、自分の気持ちを大事にしたら? 自分のために楽しんだり、やりたいことをしたり、そういう気持ち」という言葉や、みのりの「友達には笑っててほしい」という言葉もあり、最後には「もう少しだけ──自分の気持ちを大事にしようと思う」という考えに至った。

 奏としては一歌やみのりのことを『友達』と呼ぶにはまだ少し戸惑いもあるようだが、今回の経験を通してまた少し距離の縮まった一歌と奏の今後に期待である。


 時に奏は今回一歌の歌声を久しぶりに聴いたと思われるが、先述の通り好印象を懐き続けているようである。スポジョイパークへ向かう道中で一歌にライブの感想を求められた際も「一言一言、言葉が聴きやすくて、すんなり歌詞の世界観に入っていけた」「演奏も、爽やかでかっこいい曲調をしっかり立たせる工夫を感じた」と絶賛すると共に、「ソロも十分良さそうだけど、バンドバージョンもどうなるか聴いてみたくなった」とも述べており(本イベント報酬☆2【自分からいかないと】星乃一歌 前編)、奏が一歌達Leo/needのライブを観に行く展開にも期待が持たれる。


イベント『Echo my melody』において

 2022年11月11日開催の一歌バナーとなるLeo/needユニットイベントである本イベントの予告にて、一歌と奏が共に写っているカードイラストが公開された。

プロセカ公式Twitter

 あらすじとイラストで仄めかされた通り、DTMでの作曲に悩んだ一歌が奏にアドバイスを受けるという展開が描かれた。

 穂波の助言を受けて一歌が奏に相談すると、奏は快諾したばかりか自宅に招待してくれる。かくして家事代行で来た穂波に同行する形で、一歌は初めて宵崎家を訪れるのだった。


 奏の部屋で直々にレクチャーを受ける一歌は、奏の手慣れた様子に感嘆する。(バナーのイラストはこのシーン)

 それからふたりで一緒に調整を続け、一歌が想い描いていた曲のイメージの土台を整えることができた。奏はちょっと調整が必要としながらも、「今のままでも、そっと励まされているような……そんなイメージがちゃんとある」と評し、更に一歌の曲からインスピレーションを得たようで、自身も即興でメロディーを作り始める。それを受けて一歌は更に感嘆しつつも、負けじと自分の曲の完成度を上げるべく作業に打ち込んだ。


 その後数時間に渡ってそれぞれ黙々と作業を続けていると、差し入れにおにぎりを作ってくれた穂波がやって来て休憩となる。3人での会話の折に、新たに出てきた問題として『ひとつのフレーズで作った2パターンのどっちを採用すればいいか』と悩む一歌に対し、奏は『選択肢がたくさんある』というDTMの難しいところや自身の過去の苦労を語りつつ、『勇気を持って、正しいと思った道を信じて進む』ことの大切さと、「手探りで進んでいって、最後、聴いてくれる人に喜んでもらえる曲が作れた時、DTMっておもしろいなって思ってもらえると思うよ」という、先輩らしいアドバイスを告げる一幕もあった。


 本イベント☆4【繋がる音色】星乃一歌の後編では後日談として、曲を完成できたことへのお礼のため、一歌が穂波と共に再度宵崎家を訪れたシーンが描かれた。

 完成した一歌の曲を聴いた奏は、「誰かの支えになりたい、誰かの力になりたいっていう優しい気持ちが……曲をとおして伝わってくる感じがする」と評す。ミクの調声に対しても、『初めて作ったとは思えないくらい丁寧』『ミクを大切にしてる感じがすごく伝わって来た』と高く評価していた。

 一歌がお礼の手土産に持参したプチシュー、そしてガーベラの花に対しても奏はいろいろ考えて選んでくれたことを感謝すると共に、かねてから穂波が持参する花を選んでくれていたことに対して「いつも素敵な花を選んでくれてありがとう」と改めてお礼を告げる。それを受け「私もどの花にしようかって考えるのすごく楽しかったので、お礼を言われるようなことじゃ……」「これは私からのお礼でもあるので、ありがとうと言うのは私のほうというか……」などと照れ気味に言う一歌であったが、奏も奏で『この曲が無事完成したのは奏さんのおかげ』とお礼を告げる一歌に対し、「わたしはたいしたことしてないよ」「ここまでいい曲に仕上がったのは、星乃さんが粘り強く曲と向き合ったからだと思う」と、似たような反応を返している。そんなふたりの似たもの同士な一面が垣間見えつつ、「今日はなんだか、お互いに『ありがとう』ってたくさん言った気がする」という感想を抱いて笑い合うふたりであった。


 ちなみに、本イベント☆4【思いやりも添えて】望月穂波の前編では一歌と穂波が宵崎家へ向かう道中のシーンが描かれている。初めて奏の家を訪れる上にDTMの相談をするという事に緊張したり、奏の食事事情などに関する穂波との会話でほぐれたかと思ったら、奏と部屋でふたりきりになるという想像でまた緊張したりと、一歌の初心な一面が垣間見える内容となっている。


 今回のイベントストーリーを通して一歌は、『DTMで作曲をする』『作成した曲をネットで公開する』という、奏との新たな共通点を得るに至った。もちろんそれに関しては経験も実力もまだまだ及ばないだろうが、自宅への訪問も含めて関係が深まったのは確かであり、今後の展開にますます期待が持たれる。


 余談だが、メインキャラで宵崎家を訪れたことのある人物はかねてから家事代行をしている穂波、風邪の看病のため連れて来られたまふゆに続き、一歌が3人目となった。

 なお、初訪問が仕事や偶然ではなく、純粋な交友関係の一環として奏に招かれた人物としては一歌が初めてである。


イベント『Little Bravers!』において

 本編に奏の出演はなかったが、イベント報酬の☆2【どきどきお礼メッセージ】星乃一歌の前編において、一歌と奏がスマホでメッセージのやり取りをする一幕が描かれた。

 自室で宿題に取り組む息抜きに動画の伸び具合を見た一歌は、奏に報告とお礼のメッセージを送ることを思い立つ。しかしその書き出しから言葉選びなどに色々と悩んだり、書き終えて送信した後も(……返事、もらえるかな)と落ち着かなくなって、宿題の続きをしながらも「……まだ来ないな……」と呟くなど、まるで初めてラブレターでも送ったかのような、年頃の少女らしい一面が垣間見える。更に返信を告げる着信音が鳴った途端、「──あっ、来た……!」と、一転して嬉しそうな声を上げていた。

 それからスマホの操作に不慣れな奏と微笑ましいやり取りを続ける中、奏が使ったラッコの『ありがとう』スタンプ(みのりが紹介したもの)を見て笑顔を浮かべたり、奏が曲を聴いてくれた上に褒めてくれたことを喜んだり、最後に同じ『おやすみ』スタンプを交わして嬉しそうに微笑んだりする一歌。その後、奏のところに持っていく花について穂波から相談を受けていた事を思い出し、寝る前にと調べ始めるのだった。


イベント『キャンドルの香りは思い出と共に』において

 2023年1月31日開催の、シャッフルイベントとしては2度目の一歌バナーとなった本イベントの予告にて、薄暗い部屋でアロマキャンドルを前にした一歌の左隣に寧々、そして右隣には目を閉じてうっとりとした表情の奏が共に写っているというカードイラストが公開された。

プロセカ公式Twitter

 更にゲーム内お知らせにて、ガチャの☆4で登場するのもこの3人であることが判明した。一歌と奏が共演するシャッフルイベントは『君と歌う、桜舞う世界で』を皮切りにこれまで数度開催されてきたが、共にガチャで☆4となったのは今回が初めてである。


 バレンタインに仲間達へ何を贈ろうかと悩む一歌と寧々が穂波に相談すると、アロマキャンドルはどうかと提案される。

 その頃同様に悩んでいた奏も穂波に話を聞き、かくして3人は穂波のレクチャーのもと、アロマキャンドル作りに挑戦するというストーリーが描かれた。


 アロマショップで材料を揃えた後、宵崎家に集まりキャンドルを作り始める一歌達。何分初心者とあっておっかなびっくりという様子ではあったが、手慣れた穂波の指導の甲斐あって無事に完成させることができた。

 最後に寧々の発案と穂波の提案により、1つずつ作ったキャンドルを4人で回してプレゼントを贈りあうこととなる。そうして寧々から一歌、一歌から奏、奏から穂波、穂波から寧々へとキャンドルが贈られた後、一歌がもらったキャンドルに火を点け、皆でその灯りと香りを楽しんだ。(バナーのイラストはこのシーン)

 一歌達が帰った後、静かになった家の中でひとり寂しそうな表情を浮かべる奏。そこで彼女は一歌からもらったアロマキャンドルを使ってみようと火をつけ、その灯りを見ながら、一歌がこのキャンドルにどんな想いを込めてくれたのだろうと思いを馳せる。

 奏ははっきりとはわからないとしながらも、(このキャンドルからは、星乃さんと同じ、お花みたいな……優しくてほっとする香りがするな)と、穏やかな表情を浮かべるのだった。


 なお、ストーリー読了後に追加される一歌と奏のエリア会話において、奏がその後また一歌作のアロマキャンドルを使ったことが描かれている。

 奏からいい香りがすることに気付いた一歌に応える形で、起きた後頭がすっきりしなかったため使わせてもらったと語る奏。一歌に感想を尋ねられると「よかったよ。優しい香りで、すっきりした。寝る前にも使えるかもって思った」と評し、一歌も「お役に立てて嬉しいです。どんどん使ってください……!」と喜ぶのだった。


HAPPY BIRTHDAY 奏 2023.2.10

 上記イベントが終了し、程なくして訪れた奏の誕生日。新たに追加されたバースデー限定メンバー【Happy Birthday!!2023】宵崎奏のサイドストーリーでは、奏が一歌に誘われて絵名・みのり・穂波と共にスポジョイパークで誕生日祝いがてら遊ぶという、さながら以前開催されたイベントの続編的な一幕が描かれた。ちなみにスキル名も「スポジョイパーク・リターンズ!」である。

 今回はバスケットボール及びボウリングに挑戦し、バスケではドリブルも満足にできなかった奏だが、ボウリングでは皆のアドバイスと応援を受けながら徐々にコツを掴んでいき、2ゲーム目の最後でスペアを達成することができた。これには全員が笑顔でハイタッチを決め、奏も3ゲーム目に意欲を見せるのだった。


 その後のメッセージにおいて一歌は『曲作りを教えてもらったり、運動したり、アロマキャンドルを作ったり──最近、いろいろなことを一緒にできて楽しいです』とこれまでの交流を振り返りつつ、『これからも機会があったら誘わせてもらいますね!』との言葉で締める。プレゼントを穂波経由で渡すところまでであった昨年から更に関係が進展し、一歌が自分から誘える程になったふたりが次はどんな交流をしていくのか、今後とも期待である。


キズナランク

 2022年10月31日付のアップデートにおいて、ふたりのキズナランクが遂に実装された。

 同時に実装されたキズナ称号の内容は、ランク5が「触ってみたかったな」、ランク26が「花に詳しい例の人」、ランク46が「仲良し一歩前進」。それぞれ、初の接点である音楽ショップでのエリア会話、穂波を介して奏が認識した一歌の存在、そしてスポジョイパークでのイベントを通して一歌が奏を名前で呼ぶようになったことをイメージしていると思われ、ふたりの関係が通りすがりの他人から徐々に進展していった様を表現している。


ところで

 先述の通り、ゲーム内でのふたりの初めての接触は音楽ショップのエリア会話である。そのためいつかふたりが出逢った際にはその時のことを指し(この人、前にどこかで──)といった描写があるのではないかという予想もあったが、イベント『交わる旋律 灯るぬくもり』に至るまで、本編でそのような描写は全くなかった。

 このことについては「エリア会話というランダム性のある要素はノーカンなのではないか」「リリース当初からストーリー展開の構想が変わるなどし、なかったことにされたのではないか」といった考察が一部でなされていたが、イベント開催時の恒例となっている公式Twitter掲載の4コママンガにおいて、その理由として考えられる事実が明らかになった。


プロセカ公式Twitter


 イベント冒頭の音楽ショップでの出来事をそれぞれのユニットメンバーに話す一歌と奏だが、ふたりとも相手の特徴について「綺麗な髪」以外の詳細をほとんど覚えていなかった。このことから、顔や服装などそれ以外の要素が曖昧になる程、それだけふたりにとって相手の綺麗な髪が印象に残ったという事が窺える。

 とすれば、最後の1枚のCDを譲り合うという滅多に無い出来事があってもこうなのだから、店内でたまたま見かけただけの初対面の相手の顔を覚えていなかったというのは納得である。だが同時に、ふたりが重度の髪フェチなのではないか、という可能性も浮上している。

 更に余談だが、リリース当初からあった唯一と言っていい接点がこの互いの髪に見惚れるというエリア会話であったことから、一部の界隈ではふたりの組み合わせをして「顔カプ」ならぬ「髪カプ」と呼ばれることもある。


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