概要
石ノ森章太郎原作の東映特撮のシリーズの一つ。同じく石ノ森原作の戦隊ヒーローと並ぶ、東映の、ひいては日本有数の特撮。異形の仮面を被った超人的な能力を持つ戦士たちが、人類の自由と平和を守るために悪の怪人と激闘を繰り広げる、特撮ヒーロー史上の不滅の金字塔である。
「原作は石ノ森章太郎」としたが、週刊少年マガジンに掲載されていた漫画版『仮面ライダー』を原作に後追いで特撮番組が作られたのかというと、実はそうではない。「バイクに乗るニューヒーロー」という企画が先にあり、石ノ森と東映のプロデューサー・平山亨の協議の果てに選ばれたのが、あのバッタ仮面だったのである。
第1作『仮面ライダー』は第2部「旧2号編」で爆発的な人気を博し、全国で知らぬ者がいないほどまでに大ヒット。俗にいう「変身ブーム」を牽引し、続編が決定することとなる。その後「ストロンガー」で一時終焉を迎えるも、4年後『仮面ライダー』という実にそのまんまなタイトルで続編が開始された。
第10作「RX」で一時TV放送は休止し、90年代は「ネオライダー」と呼ばれる原点回帰を目指した映画作品が作られることとなる。そして1998年、石ノ森章太郎は21世紀の到来を目前に控えて師・手塚治虫の元へと旅立っていった。
それから2年が経った2000年、仮面ライダーは再びブラウン管（当時）に蘇った。
平成ライダー第1作『仮面ライダークウガ』は今までの世界観を全てリセットし、今までとは打って変わってリアリティを追及したハードな作風で話題を呼んだ。その後東映は仮面ライダーシリーズを（1971年から延々放送されていた）戦隊ヒーローと並ぶ二大看板とし、「平成ライダー」というブランドを作り上げたのである。
仮面ライダーは、今日もどこかで戦っている。
時代が望むとき、仮面ライダーは必ず蘇る（石ノ森章太郎）
現行の仮面ライダーシリーズ一覧
昭和ライダー
- 『仮面ライダー』（1971-1973年）
- 『仮面ライダーV3』（1973-1974年）
- 『仮面ライダーX』（1974年）
- 『仮面ライダーアマゾン』（1974-1975年）
- 『仮面ライダーストロンガー』（1975年）
- 『仮面ライダー(※スカイライダー)』（1979-1980年）
- 『仮面ライダースーパー1』（1980-1981年）
- 『仮面ライダーZX』（スチール連載作品、TVSP『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』が1984年放送）
- 『仮面ライダーBLACK』（1987-1988年）
- 『仮面ライダーBLACK RX』（1988-1989年）
- 『真・仮面ライダー 序章』（1992年）
- 『仮面ライダーZO』（1993年）
- 『仮面ライダーJ』（1994年）
平成ライダー
- 『仮面ライダークウガ』（2000-2001年）
- 『仮面ライダーアギト』（2001-2002年）
- 『仮面ライダー龍騎』（2002-2003年）
- 『仮面ライダー555』（2003-2004年）
- 『仮面ライダー剣』（2004-2005年）
- 『仮面ライダー響鬼』（2005-2006年）
- 『仮面ライダーカブト』（2006-2007年）
- 『仮面ライダー電王』（2007-2008年）
- 『仮面ライダーキバ』（2008-2009年）
- 『仮面ライダーディケイド』（2009年）
- 『仮面ライダーW』（2009-2010年）
- 『仮面ライダーOOO』（2010-2011年）
- 『仮面ライダーフォーゼ』（2011-2012年）
- 『仮面ライダーウィザード』（2012-2013年）
- 『仮面ライダー鎧武』（2013-2014年）
- 『仮面ライダードライブ』（2014-2015年）
- 『仮面ライダーゴースト』（2015-2016年）
- 『仮面ライダーエグゼイド』（2016-2017年）
- 『仮面ライダービルド』（2017-2018年）
- 『仮面ライダージオウ』（2018-2019年）
令和ライダー
- 『仮面ライダーゼロワン』（2019年-）
リメイク作品
- 『仮面ライダー THE FIRST』（2005年）
- 『仮面ライダー THE NEXT』（2007年）
リブート作品
- 『仮面ライダーアマゾンズ』（2016-2017年）
特別作品
- 『仮面ライダーG』（2009年）
※一応公認作品。
台詞タグ
オンドゥル語 だが私は謝らない そうだよ、それだよブレイド! この距離ならバリアは張れないな!
おのれディケイド いい台詞だ→感動的だな→だが無意味だ やめてくれないか!
ひとっ走り付き合えよ 考えるのはやめた 脳細胞がトップギアだぜ! もう進兄さん一人でいいんじゃない?
※適宜追加をお願いします
関連項目
スーパーヒーロー コンパチヒーローシリーズ スーパーヒーロー大戦
