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概要

テレビ電視放送を「播放」と呼ぶのに対し、テレビを見る家電のことをこう呼ぶ。


表記揺れ:电视机


ブランド一覧

かつての日本のお家芸だったが、近年は中国のハイセンス(海信、Hisense)、TCLを筆頭に、韓国のサムスン電子LGに押されて見る影も無くなっている。


実は、日本もアメリカのテレビジョン産業を空洞化させてしまったのでよその国のことは言えない。ZenithやGE、Magnavox、Philco そしてブラウン管のロイアリティで黙っていても巨額な金が入っていたRCAも、それ以上の開発をすることなく1年に1度早いと半年に1度の大規模モデルチェンジで性能向上した日本メーカーに後れを取り、車などと同様に日米通商摩擦の1つになっていた。


撤退、存在しないメーカー・ブランドもあえて掲載。


現在のブランド一覧

主要メーカー

サムスン電子SAMSUNG[液晶・有機EL]韓国を代表とするメーカーのひとつで、2006年から現在まで世界のテレビ市場のトップに君臨している。近年は液晶テレビ部門で中国勢の猛追を受けて、有機ELテレビやマイクロLEDテレビに力を入れている。

LGエレクトロニクスLG[液晶・有機EL]サムスンとともに韓国を代表とする総合電機メーカー。LEDテレビやUHDテレビ、スマートテレビなどラインナップが広い。日本市場にも展開している。

ハイセンスHisense[液晶・有機EL]中国の海信集团有限公司という会社が展開しているブランド。世界シェア2位。REGZAで知られる傘下の東芝を含めると、日本ではシェア1位になっている。

TCLTCL[液晶・有機EL]中国のTCL科技集团股份有限公司という会社が展開しているブランド。世界シェア3位。テレビ用液晶パネルを自社生産する数少ないメーカーの一つ。


現存の日本ブランド一覧

東芝/TVS REGZA:Face[液晶・プラズマ] → REGZA[液晶]ハイセンス社傘下の子会社「TVS REGZA株式会社」から販売。

船井電機:ガッツマン ビデオレコーダ付きテレビの愛称。かつて北米テレビ市場で高いシェアを誇った。現在はヤマダ電機向けに液晶テレビをおろしている。2021年にコンピュータやビジネス関連の出版社である秀和システムに買収された。

ノジマ(家電量販店):ELSONIC ブラウン管テレビよりPB商品としてのモデルを販売(OEM元不明)

アイリスオーヤマLUCAFiona[共に液晶]2019年から参入。ホームセンターで見かけることが多い。

ドン・キホーテ情熱価格 大手ディスカウントメーカードン・キホーテのPB。低価格テレビとして知られる。2021年にテレビチューナーのついていないテレビを発表して話題になった。

山善:Qriom 低価格テレビで有名。Amazonなどで購入することができる。

aiwa:? かつて業績不振によりSONYの一部門となったが2008年にブランド終息が発表された。現在アイワブランドは十和田オーディオなど複数の企業が展開している。

ORION:SMART TV -Tunerless- チューナーが搭載されていないAndroid TV™ ネット専用に軸を振り切ったテレビ、情熱価格TVと同様NHKとの契約は現在のところ不要。(チューナ搭載機もある) ブラウン管時代は船井電機と同じように安価なカラーテレビで主に子供用ゲームに使われることが多かった。液晶になり国内生産にこだわり一時(2012年8月期)はSONYを追い抜き国内5位に上ったものの価格競争に負けその後売却するも法人消滅。ORIONブランドは株式会社ドウシシャが設立したオリオン株式会社へ引き継がれることになった。

PIXELA:Smart TV 従来テレビ向け外付けチューナーで有名AEON向けOEM販売もした。 4Kモニタに接続するチューナーも販売している。

MOAグループ:maxzen 韓国出身の人物によって創業された。現在は香港系投資ファンド傘下。低価格テレビブランドとして知られる。

ジョワイユ:Joyeux Amazonで売られている低価格テレビのブランド。渋谷に本社がある。

シャープ:AQUOS[液晶]堺工場への過剰な設備投資の影響により、鴻海売却を招いた。現在も業績は良好ではなく、度々撤退の噂が流れる。現在はスマホのブランドとしても使用している。

SONY:WEGA (ベガ)[ブラウン管・液晶・プラズマ] → ブラビア[液晶]

平面ブラウン管で一気に市場を盛り上げ各社追随したが、液晶に乗り遅れシャープやパナソニックの後塵を拝し、韓国製液晶パネルを利用することとなったが、2010年代にはシャープ・パナの沈没により国内市場を再奪取しているが、国外メーカーや低価格ブランドに追い越されることとなった。

パナソニックVIERA(ビエラ)[液晶・プラズマ・有機EL]長らく王者として君臨したパナソニックだが2022年以降は低価格機種のTCL委託を発表し、自社での生産能力を大幅に縮小している。


過去の日本のブランド・メーカー一覧

昭和

愛称を太字表示に

東芝王座 ファミリービジョンパブリック(白黒) 名門(カラー) 回路:ユニカラー ブラウン管:ブラックストライプ

日立シルビア スザンナ フローラ(白黒) なおフローラの愛称はWindowsPCでもう一度目にすることに。ブラウン管:キドカラー(希土類使用で赤に強いとされた) トランジスタ化 ポンパ(ブラウン管のヒーターは稼働時の1/2で温め、瞬間受像をアピール オイルショック後はそれを切るスイッチが登場)

三菱(白黒) 高雄(カラー) ブラウン管:ダイアトロン 押釦選局:たっち・おん・ぱ。(押釦選局はシャープが早く製品化したが耐久性に問題があったのか続くことなくターレット式に戻った) ごく初期のカラーは3ブラウン管方式のトリネスコープを出した。筐体のわりに画面が小さい6インチであった。B/G/Rの各色で光らせたブラウン管を特殊なミラーで色合成した。大画面用でブラウン管をより高輝度にしたプロジェクションTVはスクリーン上で合成(各社から、なお無理しているので、静止画(ゲームなど)には使わない旨注意がなされた。蛍光面が焼けてしまう。)

大型表示パネル:オーロラビジョンソニーとは違いRGB単色の3ブラウン管を1ドットとし、ん十万ものドットを同時コントロールすることで日中野外のカラー表示を行った。米国には一足早くダイアモンドビジョンという名で野球場に設置し、まもなく後楽園球場にも設置された。現在はLEDによる表示で各種の競技施設やビル壁面のモニターを手掛けている。

ナショナル嵯峨(白黒) 回路(人工頭脳)ターレットチューナーで回すごとに外側のファインチューニングをすることを極力少なくした(ただし真空管自体の問題で他社同様に回すことが運命づけられた筐体も。)パナカラー ブラウン管 クイントリックス(ブラックストライプと同じイメージ) レンジャートランザム 5インチの白黒テレビで持ち出し用個人用として。SONYのマイクロテレビは専用鉛蓄電池であったところICで置き換えられ消費電力低減化成功し市販の高性能マンガン電池8本12Vで利用できるようになりAC,乾電池,カーバッテリーの3Way電源)としたが、電池では運用時間はやはり短かった。トランザムは後にラジオカセット付きTVの愛称に移行した。

コンソールタイプ後期のカラーテレビ トランザムの例(ラジオ付き)

画面の中のニャミリエさんがしばし見られなく成ると聞いて

大型表示パネル:アストロビジョン

三洋:日本(白黒) 薔薇(赤に強いイメージより、カラー) サンカラー ブラックシャーシ ズバコン(ワイヤレスリモコン 超音波使用でガラスが擦れる音でも反応した)

シャープ:ブラウン管 シネスコXX(白黒) 真空管 宇宙電子方式(広告のキャッチには使われた いわゆるニュービスタ真空管である(他社mT管で行われるところ高周波性能良いことを理由にしたがニュービスタ自体は歩留まり問題で早期にmTに戻るか、VHFでも使えるトランジスタを待つことになった。シャープは真空管を作っておらずブラウン管を含め日立の真空管を使っていた、ニュービスタも生産していたので使えたのであろう。) シャープ初の全電子式計算機も日立のトランジスタを多用していた。歓 ロングランカラー カラー

NEC(新日本電気):インスタントビジョン(白黒)真空管時代に瞬間受像を実現した。(もちろんヒーターをもともと温めておく方式で、受像直後から安定した映像が見られるとうたっていた。他社のは20秒後から徐々に映像が現れ画像や同期が安定するまでには真空管が充分温まる20分ほどかかった。)NECの真空管部門では、真空管の寿命に対する影響は軽微で、冷温から見る都度電源オンするよりは良いということだった。 太陽(カラー)

コロムビア:(白黒) 世界(カラー)

ビクター:(回路)ワイヤレスリモコン(ズバコンより早く白黒時代で実現 ch切替のみ),光線タイプで懐中電灯でも動作した)純白カラー(自社でブラウン管は作らず、松下、日立のブラウン管を使用) フリフリQ(球形) ラテカセ ラジカセ付き

富士電機製造:(ターレットチューナーの接点から)白金(早い時期に家電品から撤退)

ゼネラル(現富士通ゼネラル):金剛(白黒) 王朝(カラー) ブラウン管:カラーネトロン(神戸工業→デンソーテンと共同開発)

カラーネトロン開発後その技術者たちは大量にSONYに引き抜かれてしまったという逸話がある。

(ブラウン管の単電子銃での走査方式の技術を喉から手が出るほど欲していた。)

そしてゼネラルはカラーテレビの開発力が下がりその後テレビ製造から撤退することに。

SONYマイクロテレビ TV5-303高圧整流とブラウン管以外の真空管を廃しスポーツ実況席モニターとして使われた。(その前に初の直視型8インチを出したが耐久性に難があった)サンヨーはソニーのOEM(5-TP1) 三菱は自社開発(6P-125)して初期のマイクロテレビができた。電源はAC,専用鉛蓄電池、カーバッテリーの3WAY。 表示面中央下部にメーカーロゴをつけた意匠は今やほとんどのテレビに使われている。管角度調整付きのMr,Nello カセット付きをジャッカル、軽量化したものをウォッチマン(ブラウン管→液晶)を商品化し、初期のブラウン管より消費電力低減化を図った。

ソニージャッカル

偏向方法を変えたブラウン管はTVドアホンにも使われたが、今は液晶にすべて置き換わっている。

ブラウン管 クロ(苦労)マトロン(クロマトロン販売時は真空管回路) → トリニトロン(元ゼネラルの技術者たちとの合作1(ワン)ガンスリービーム(クロマトロンの単電子銃化)、13型であったがブラウン管以外はシリコンが使えるようになったため固体化回路になっていた。)ブラックトリニトロンブラウン管を黒くして黒をより黒く見せることでコントラストを向上させた。大型表示パネル:ジャンボトロンブラウン管ではなくVFD(古の電卓に使っていた自光形表示装置)を使用し明るい野外でもカラーで表示できた。つくば科学万博のパビリオンとして出展。以降野球場や競馬場のモニターとして使われた。 現在は置き換えとともに数を減らしている。

カラーブラウン管は米RCAからのライセンスによるシャドーマスクを使っていたが暗い、色合わせがしにくい等の問題でトリニトロン発表後シャドーマスクを線状にしたブラウン管(ブラックストライプ、クイントリクス)に置き換わった。(初期のシャドーマスクは色合わせがしにくい(特に赤)のが有名でテレビ毎に色合いが異なった。テストパターンや人物の肌で色相(TINT/HUE)を合わせることが特に真空管が弱ってくると常態化した。まあ放送形式のNTSC自体がNo Television Same Colorですから。)

ダイエーブブ BUBU PBの走り。ラジカセと同様クラウンに製造委託 当時小型でも10万円前後したカラーテレビを¥59,800の破格で提供し一時は商品がなくなったが、まだ一家に1台なので、家電メーカとの信用を取り戻した後は販売不振となりOEMテレビからは撤退した。

平成

ナショナル/パナソニック:画王[大画面ブラウン管]T(タウ)[液晶・プラズマ]

三洋:帝王[大画面ブラウン管 アナログハイビジョン搭載]定価50万したが当時はバブル期でかなり売れ、ナショナルが画王を出すきっかけになった(なおSONYは当時平面ブラウン管を開発中)。

日立:Wooo[液晶・プラズマ]2018年後期に自社テレビ販売終了。

三菱:リアルREAL)[液晶]撤退(売却もなし)。 三菱電機ストアにも24年3月に出荷終了予定。トリニトロン基本特許が切れてから3ガン3ビームブラウン管:ダイアモンドトロンを出し発色よくNECとともにPCモニタに使ったがテレビに搭載する前に液晶時代となった。

東芝:大型表示パネル:スーパーカラービジョン横浜スタジアム日産スタジアム などに使われている。

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