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選抜種目試験

せんばつしゅもくしけん

ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』で行われた特別試験の一つ。
目次 [非表示]

普通なら、お手柔らかに‥‥と申し上げるところですが‥‥全力で向かってきてくださいね


相手が誰だろうと、手を抜いているオレより強い相手はいない


※本記事にはアニメ未公開のネタバレ情報を含みます。閲覧の際にはご注意ください。

概要

ようこそ実力至上主義の教室へ11巻』で行われた特別試験


今回は学年末試験と呼ばれる1年生最後の特別試験。つまりは1年生編の集大成でもあり、ラストバトルでもある重要な一戦である。


クラス内投票直後に試験内容が通達されたので、平田は精神的な大ダメージを受けており、堀北クラスは体制が整ってない状態で試験に臨むことになる。


他にも、クラス内投票以降に名実共に堀北がリーダーとして認められる回でもあり、月城の暗躍、平田の過去の清算、7巻以降リーダーの座を追われた龍園の復帰戦、そして坂柳綾小路ホワイトルーム時代からの因縁に一つの決着が着くなど、様々なキャラクターのターニングポイントにもなっている。


この先、アニメ第3期の終盤のネタバレにもなる為、未読者はブラウザバック推奨。


ルール

試験内容

・1年間を締めくくる最後の特別試験で、知力、体力、連携、運の全ての要素が含まれている。


・自分たち以外の敵3クラスから対決クラスを1クラス選ぶ。


・各クラスが10種目(本命5種目、ブラフ5種目)を選び試験一週間前に発表。


・対決する2クラスの本命5種目、計10種目から7種目が学校側からランダムに選ばれ、それぞれの種目で勝敗を競う。


・種目選びは基本的には自由。しかしマイナー競技やゲームは選択出来ず、引き分けが起こらないようにルール設定をする必要がある。


・試験前に各クラス1名『司令塔』を選出する。司令塔は別室で各種目の参加者を選出し、7種目全てに介入する権利を持つ。


・種目の勝敗ごとに敗北したクラスから勝利したクラスに30クラスポイントが移動し、最終的に7種目中で勝った種目が多いクラスに100クラスポイントが与えられ、負けたクラスの司令塔は退学となる。


対決クラス

クジに勝ったD(龍園)クラス司令塔の金田悟が、対決するクラスにB(一之瀬)クラスを指名した為、対決するクラスはBクラスvsDクラス、A(坂柳)クラスvsC(堀北)クラスという組み合わせになった。


司令塔

Aクラス坂柳有栖
Bクラス一之瀬帆波
Cクラス綾小路清隆
Dクラス金田悟龍園翔

・当初は前回のクラス内投票でプロテクトポイントを獲得した生徒が司令塔に出てくる筈だったが、試験当日にDクラスは司令塔を金田から龍園に退学覚悟で変更。これには綾小路と坂柳も想定外だった。


10種目

※AクラスとCクラスのみ

・本命種目は太字

種目AクラスCクラス
1種目チェス英語
2種目フラッシュ暗算バスケット
3種目囲碁弓道
4種目現代文テスト水泳
5種目社会テストテニス
6種目バレーボール卓球
7種目数学テストタイピング技能
8種目英語テストサッカー
9種目大縄跳びピアノ
10種目ドッジボールじゃんけん

試験の流れ

各クラスの司令塔は綾小路坂柳一之瀬龍園の4人。

綾小路対坂柳、龍園対一之瀬が同時進行で行われることになる。


龍園(Dクラス)vs一之瀬(Bクラス)

・主に今回は綾小路vs坂柳がメインの為、こちらはほぼ全てがダイジェストとなっている。


・龍園が石崎たちを使って一之瀬クラスの数名を尾行したり、カラオケのドリンクに遅効性の下剤を盛ったりと試験前から圧力を掛けており、盤外戦法も甲斐あって終始龍園が圧倒するという状況になった。


・最終的に5勝2敗でDクラスの勝利となる。


綾小路(Cクラス)vs坂柳(Aクラス)

1戦目 バスケットボール(Cクラス選択)

・必要人数5人 時間制限20分(10分2回)

・ルール 通常のバスケットボールに準ずる

・司令塔 任意のタイミングでメンバーを1人まで入れ替えても良い

Aクラス町田浩二、鳥羽茂、神室真澄、清水直樹、鬼頭隼
Cクラス牧田進、南節也、池寛治、本堂遼太郎、小野寺かや乃須藤健(交代枠)

・前半戦はほぼ互角だったが、確実な勝利を優先した綾小路は温存していた須藤を後半に池と交代。大差でCクラスが勝利した


2戦目 タイピング技能(Cクラス選択)

・必要人数1人 時間30分

・ルール タイピング技能『単語』『短文』『長文』の3つの科目で早さと正確性を競う

・司令塔 試験中の気付いたミスを1ヶ所だけ伝えても構わない

Aクラス吉田健太
Cクラス外村秀雄

・元々、パソコン関連が得意な外村が持ち込んだ種目なだけあって外村が勝利。1戦目に続き、2戦目もCクラスが勝利した。


3戦目 英語テスト(Aクラス選択)

・必要人数8人 時間50分

・ルール 1年度における学習範囲内の問題集を解き合計点で競う

・司令塔 1問だけ代わりに答えることが出来る

Aクラス里中聡、杉尾大、塚地しほり、谷原真緒、元土肥千佳子、福山しのぶ、六角百恵、中島理子
Cクラス沖谷京介、南伯夫、軽井沢恵佐藤麻耶篠原さつき、井の頭心、園田千代、市橋瑠璃

・坂柳は手堅いメンバーで高得点を取りに行き、学力系の種目で勝ち目が無いと考えた綾小路は勝負を捨てて出番の無いメンバーを選択。

・圧倒的大差でAクラスが勝利する。


4戦目 数学テスト(Aクラス選択)

・必要人数7人 時間50分

・ルール 1年度における学習範囲内の問題集を解き合計点で競う

・司令塔 1問だけ代わりに答えることが出来る

Aクラス的場信二、島崎いっけい、森重卓郎、司城大河、石田優介、山村美紀、西川亮子
Cクラス平田洋介幸村輝彦、石倉賀代子、王美雨、東咲菜、櫛田桔梗、西村竜子

・綾小路は温存していた学力特化のメンバーを一気に投入。一番成績の低い西村にインカムを付けさせ、1問だけ代わりに答える。

・しかし坂柳もまたそれ以上に学力の高いメンバーを選び、僅差で合計点を上回った。Aクラスの勝利となった。


5戦目 フラッシュ暗算(Aクラス選択)

・必要人数2人 時間30分

・ルール 珠算式暗算を使って正確性と速さを競い1位を取った生徒のクラスの勝利となる

・司令塔 任意の1問だけ答えを変えることが出来る

Aクラス葛城康平、田宮江美
Cクラス高円寺六助松下千秋

・綾小路は高円寺が動いてくれる可能性に賭けて投入。万が一動かなくても1位を取れば勝利できる為、松下にインカムを付けさせた。

・一方で坂柳は葛城に手を抜いたら他の生徒を退学にさせると脅し協力を強制。試験前に綾小路と幸村に手を抜くと約束していたが、クラスメイトを天秤にかけて真面目に解答する。

・最後の高難度問題は高円寺は解答こそしなかったものの、問題には正解している。

・結果的に葛城が松下の点数を上回り、Aクラスの勝利となった。


6戦目 弓道(Cクラス選択)

・ダイジェストの為、2対2の以外のルールと司令塔の関与は不明。

Aクラス不明、不明
Cクラス三宅明人、不明

・三宅の奮闘でCクラスが勝利した。


7戦目 チェス(Aクラス選択)

・必要人数1人 時間1時間(切れ負け)

・ルール 通常のチェスルールに準ずる。ただし41手目以降も持ち時間は増えない

・司令塔 任意のタイミングから持ち時間を使い最大30分間、指示を出すことが出来る

Aクラス橋本正義
Cクラス堀北鈴音

・司令塔関与が強い種目の為、坂柳の本命だと綾小路は悟っており、1時間のうち関与出来ない30分間の持久戦の為に堀北をチェスの切り札として試験一週間前から育成。実際に堀北は橋本相手に優位な盤面を築いていた。

・橋本が堀北相手に分が悪いと判断した坂柳が途中から関与し盤面を互角に持ち込む。綾小路もようやく関与し、一進一退の攻防が続く。


どうですか綾小路くん。私の一手は、あなたの心に届いていますか?


ああ。痛いほどにな


・坂柳の長考後に、綾小路も付け入る隙を与えない一手を打った筈だが、綾小路の想定とは違う盤面になっていく。

・その一手から徐々に坂柳に崩され、綾小路も何とか体勢を立て直すが、最終的にクイーンサクリファイスからチェックメイトを打たれ、Aクラスの勝利となる。


試験結果

AクラスvsCクラス

・4勝3敗でAクラスの勝利。

・Cクラスの敗北により、司令塔の綾小路はプロテクトポイントを失った。

・Aクラスはプラス130cl、Cクラスはマイナス30clとなった。

・これによりCクラスはDクラスのクラスポイントを下回った為、2年生からDクラスに降格する。


BクラスvsDクラス

・5勝2敗でDクラスの勝利。

・Bクラスの敗北により、司令塔の一之瀬はプロテクトポイントを失った。

・Bクラスはマイナス90cl、Dクラスはプラス190clとなった。

・これによりDクラスはCクラスのクラスポイントを上回った為、2年生からCクラスに昇格する。








真相

素直に教えて差し上げたらよろしいのに

あの勝負、本来なら勝っていたのは綾小路くんだったのですから

Tsukishiro

試験終了後に颯爽と現れた月城は、余裕のある表情で坂柳にそう告げた。


最後のチェスで綾小路が長考の末の指示で、なんと月城は堀北のインカムに介入し、自動音声で別の一手を打つように指示していたのだ。最善を超える最善の一手を封じられた綾小路は、そのまま坂柳に盤面を返されてしまい、敗北に追い込まれたというのが真相だった。


元々、クラス内投票で綾小路を退学にさせるつもりだった月城は、指示を無視した坂柳への制裁のために今回の勝負に横槍を入れ、綾小路のプロテクトポイントを剥がしたのだ。

政府の人間により証拠を処分され、なおかつホワイトルームの問題を表に出して目立ちたくなかった綾小路は月城の不正を受け入れざるを得なくなり、試験結果は坂柳の勝利となった。


しかし、坂柳はこの結末に激怒し、以後は綾小路との決着前に月城の対処に当たるようになる。


試験の余波

今回の試験で坂柳は、綾小路を紛れもない天才だと認め、これからは月城の排除を念頭に行動する為、一時的な綾小路の協力者となった。


そしてBクラスに大勝し、再びCクラスへと再臨した龍園は名実共にクラスのリーダーとして完全復活を遂げた。龍園も綾小路の敗北からクラス内投票の一連の出来事で考え方が変化し、前まで召使いの様に扱っていたクラスメイトに対しても多少は丸くなり、打倒綾小路を目標に2年生へと進級する。


今回は敗北になったものの、クラス内投票の活躍や平田が不在の期間でクラスをまとめ上げた実績で堀北は一応はクラスのリーダーとして認められる事になり、同様に平田の精神的な問題も一先ずの解決を見せた。また5戦目のフラッシュ暗算で、綾小路がインカムを介して司令塔として完璧な答えを出したことから、松下は綾小路が実力を隠していることに勘付いた。


余談

アニメ第3期のオープニング『マイナーピース』にて、この試験をモチーフにした映像が流れたと一部読者の間で話題となった。


関連タグ

ようこそ実力至上主義の教室へ よう実 特別試験


綾小路清隆 坂柳有栖 一之瀬帆波 龍園翔


堀北鈴音 平田洋介 高円寺六助 松下千秋

橋本正義 葛城康平


月城常成

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