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砂鼠ショーン

すなねずみしょーん

アニメーション作品「機動戦士ガンダム」の世界観を元とした漫画作品。
目次 [非表示]

概要

ビッグコミックスペリオール連載作品である機動戦士ガンダムサンダーボルトの外伝にあたる作品であり、ビッグコミックに前後編の読切という形で連載された。作者の太田垣氏のコメントによると、地上戦のリクエストが多かったので、舞台が地球上となったとのこと。




登場人物

砂鼠たち

一年戦争後、地球の砂漠地帯でMSなどのスクラップを回収、闇ルートに流す者たちの総称であり、主人公も砂鼠として生計を立てている様子。


  • ショーン・ミタデラ

本作の主人公。両腕が義手の、一年戦争を生きぬいた兵士。「サンダーボルト」本編の一年戦争編でダリルと共にリビング・デッド師団で戦っていた「ショーン・ミタデラ曹長」その人。サンダーボルト宙域でフルアーマーガンダムに乗機のザクを撃墜された後脱出ポッドで脱出し漂流、終戦後に地球に流れ着いたようだ(本編の描写では爆散したようにも見えるが、その様子はダリルが遠目で確認しただけである)。

現在はアフリカ大陸の砂漠で闇廃品回収業者「砂鼠」の一員として、またローンで購入したグフを改造した「グフ・ショーンカスタム」を駆る用心棒としてたくましく生きている。

尚、人口統制の厳しいスペースコロニー出身であるため、親分・ボウゴ・ミントの語る地球式の一夫多妻大家族にはカルチャーギャップを覚えていたが、結婚そのものについては「結婚なんて・・・戦争より大変そうだ」とあまり乗り気ではない様子。



  • 親分

ショーンを用心棒として雇った砂鼠チームのリーダー格で、恰幅のいい男性。言動はやや粗暴だが、おそらく年下のショーンの実力を認め兄貴と慕い、危機に陥ったショーンを見捨てず救おうとする、なんだかんだ誠実な人物。

8人の妻と32人の子供を持つ一家の大黒柱だが、発言から察するに尻にひかれ気味なのかもしれない。

回収したGアーマーから出てきたモニカの身の安全を考慮してお宝の"中身"を手放す事を提案しつつ現在の連邦軍の内情を教える等、義に厚い男でもあるようだ。


  • ボウゴ

ショーンを雇った砂鼠チームのメンバー。監視用バルーンに乗って周辺警戒をするのが役目。妻は3人、子供は7人。ショーンと親分の結婚の話に割り込み、「言葉の通じない女もいいもんだぜ」とアドバイス(?)した。

ショーンのピンチには、仲間達とともにバズーカを撃ちながら援護に入ろうとした(距離が離れていたので意味は無かった)。


  • ミント

ショーンを雇った砂鼠チームのメンバー。チームの母艦であるホバークラフトの操舵を担当する。カタコトのような口調が特徴的。結婚話の最中に「鉄クズ売って、赤ン坊のミルク買う」と今の生活への充足感を窺わせる発言をした。妻が6人、子供が15人いる。

ショーンがガンタンクを撃破したときに「ハラショー!」と叫んでいたため、ロシア語圏出身の可能性がある。



地球連邦軍

  • 砂漠の鷹旅団

地球連邦宇宙軍(EFSF)所属の部隊と思われるが、「軍人の皮を被った盗賊団」というのが本性らしく、単なる略奪者に成り下がった部隊である。金のために味方であるはずの連邦軍すらも攻撃する程腐っている。

自分たちで撃ち落としたGアーマーを巡り、砂鼠と交戦することになった。

親分いわく、汚職まみれの連邦上層部とも繋がりがあるとのこと。


  • 団長

旅団長と思われる人物。的確な判断と、地形を利用した戦術で、ショーンのグフを追い詰める。傍らにいる鷹には、任務中でも餌を与えていた。後述するGアーマーの撃墜を指示した犯人であり、これの回収を目論む。劇中の台詞から察するに、売り飛ばして自分達の賞与にするものと思われる。


戦闘後、艦橋が破壊されたときのショックからか、傍らにいた鷹は逃げてしまったようである(しかも、ちゃっかり親分達のところに行ってたりする)。



  • モニカ・エル・ビアンキ

砂漠の鷹旅団とは無関係の、連邦軍の女性兵士。墜落したGアーマー内に格納されていたガンダムタイプMSのパイロット。

ショーンと旅団との戦闘が激化するまでは気絶していたが、戦闘の狂騒で覚醒、砂漠の鷹旅団の母艦の艦橋をビームライフルで撃ち抜き、意趣返しをした。

同じ連邦軍を撃ってしまったからなのか、もしくは貞操の危機を覚えたのか、砂鼠達にコックピットを覗かれた際に拳銃を自らのこめかみに当てて応対していたが、親分に諌められた。

Gアーマーを撃墜した砂漠の鷹旅団が腐敗した連邦軍上層部と繋がっているため軍に戻っても安全ではない事を教えられ行く宛のないはぐれ者になってしまい、ショーンに仲間に誘われる。

尚、左足が義足になっているが、ダリルのような足を模した部品を棒で接続しているタイプではなく、現実のスポーツ用の義足に似た湾曲したプレートで構成された物を使用している。



メカニック


  • グフ・ショーンカスタム

主人公ショーンの愛機。ローンで購入したグフに、砂漠での行動がしやすいように、バックパックに可動式のファンを二基、脚部にホバーを装備している。砂鼠としての回収作業の効率化も意識してか、自衛用の装備も3連装ガトリング砲と、ヒートロッドのみであり、特徴的なスパイクも取り外されている。チームの移動時は、後述するホバークラフトの後部ハッチに摑まり、推進器代わりとしても使用される。

ヒートロッドは今までのグフタイプのように、「敵に向かって発射する」のではなく、「敵の進路に仕掛ける」ものとなり、敵が触れた瞬間に、MS側から高圧電流を流し攻撃するものとなった(なお、このとき肩のマイナスモールド(グフのスパイクがあった場所)から、円柱状のパーツ(避雷器?)が引き出される描写がある)。ショーンカスタムはリミッターの解除でもしたのか、ヒートロッドを使った直後にエネルギー切れを起こしてしまった。

カラーリングはグフカスタムに似ている。


  • ホバークラフト

親分たちのチームが、回収したスクラップを運ぶのに使用するホバークラフト。防護目的なのか、多種多様なMSのシールドが外壁に貼り付けてある。改造されていて分かりづらいが、ギャロップのような意匠も散見できる。


砂漠の鷹旅団の母艦。周辺物との対比を考えると、「ミニトレー」の可能性もある。後述するガンダムタイプのMSに艦橋を打ち抜かれてしまった。


砂漠の鷹旅団の主力機。既存のガンタンクのデザインとは大きく異なり、特にコックピットでもある頭部は、二門のキャノン砲の間に埋もれたようなデザインとなっている(どちらかといえば局地制圧型ガンタンクに近いフォルムといえるかもしれない)。さらに、腕部ミサイルランチャーも、通常のジムに近いアームユニットに外付けしたような形となっている(この点はガンタンクR-44に近い。パーツ構成的には、ジオン軍のヒルドルブに類似している。)。的確な砲撃を行うがショーンが仕掛けたヒートロッドに見事に引っかかり、撃破されてしまった。

後に本編にも登場している。


親分たちのチームが発見し回収しようとした「初めて見る、連邦軍の重爆撃機」(親分談)。

砂漠の鷹旅団が撃ち落として回収しようとしたもので、Gアーマー側のコックピットが撃ち抜かれて墜落した。

しかし、"中身"は無事であり……


尚、団長も発見時に「幻の一品」と言っているが、こちらは”中身”を指している可能性が高い。


砂漠の鷹旅団が撃墜したGアーマーに格納されていたMSであり、砂漠の鷹旅団が狙っていたと思われる”幻の一品”。

外見上は頭部にV字アンテナではなく連邦軍のマークが配置されたタイプで、サンダーボルト本編の一年戦争にてア・バオア・クーに投入された「ガンダムヘッド部隊」のガンダムによく似ているが、劇中では説明がなかったため詳細は不明。

ショーンと砂漠の鷹旅団の戦闘が激化する中コクピット内で気絶していたモニカが目覚めたため起動。GアーマーのAパーツを自切して上体を起こし、ビームライフルで砂漠の鷹旅団の母艦を撃ち抜いた。



冒頭の一年戦争開戦時の場面に登場する。機動戦士ガンダムサンダーボルトに登場するザクと同じバックパックを装備していることを考えると、この装備自体は普遍的なものであるようだ。なお、同じシーンでシャア専用ザクのような紅いタイプも登場する。


冒頭、ショーンのグフが回収していたスクラップとして登場。全体のディテールなどは砂に埋もれていたので判然としない。


モデラー向け?

機動戦士ガンダムサンダーボルト単行本第2集には早くも、今作のガンタンクとグフ・ショーンカスタムの設定画が載っていたりする。


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