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百合文芸

ゆりぶんげい

公式企画『コミック百合姫×pixiv 「百合文芸小説コンテスト」』への参加の際に必要となるタグ。
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はじめに

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イベント概要

『コミック百合姫×pixiv「百合文芸小説コンテスト」』とは、2018年11月19日(月)より始まったpixiv公式企画である。


応募期間

2018年11月19日(月)~2019年1月27日(日)23:59まで


関連タグ

百合文芸2:第2回専用タグ

公式企画


企画概要

▼企画目録

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=71726147


▼応募作品一覧ページ

https://www.pixiv.net/novel/contest/yuribungei


▼関連サイト

コミック百合姫

http://www.ichijinsha.co.jp/yurihime/


pixivFANBOX 都丸ちよ・柳原利香のアレコレ!

https://www.pixiv.net/fanbox/creator/31438994


書泉百合部公式Twitter

https://twitter.com/shosenyuribu


受賞作

大賞

ラブソングを叫ぶワケ
洲央洲央
 軽音学部に所属する高校2年生の黒沼あさぎ(くろぬま あさぎ)は、目以外はブサイクな自分の外見が嫌いだった。  自作のラブソングを聴きながら下校していた黒沼は、駅のホームで片想い相手であるクラスメイトの美少女・愛田美波(あいだ みなみ)が先輩に告白してフラれた現場に遭遇してしまう。慌てて立ち去ろうとした黒沼だが、愛田から「話し相手になってよ」と言われて、待合室で彼女の話を聞くことになる。 「先輩に好かれるためにしてきた努力は無駄だったのかな」と泣く愛田に、黒沼は「そんなことない」と答える。告白する勇気を出すだけで偉い、無駄なんかじゃないという黒沼の言葉に愛田は慰められて泣き止んだ。  黒沼は愛田に「黒沼がいつも聴いている音楽を自分も聴きたい」と言われ、イヤホンを半分こして聴く。愛田は黒沼の曲を好きだと言ってくれた。このまま別れるのは嫌だと思うが言葉にできない黒沼。すると、愛田からカラオケに行こうと誘われ、黒沼は了解する。  二人はその後カラオケに行き、ゲームセンターで仲良く遊んだ。  帰り道、黒沼は愛田のことを勘違いしていたと語り、「自分には何もいいところがないから愛田のことが羨ましかった」と嫉妬心を打ち明けてしまう。愛田はそんな黒沼を最低と言いつつ、素直なところは嫌いじゃないと言う。そして愛田は、「自分には何もいいところがない」という黒沼の言葉を否定するように、「こんな綺麗な目、してるじゃん」と告げた。  黒沼はその言葉に、愛田を好きになったきっかけを思い出した。1年前、マスクで顔を隠して文化祭のステージで歌った黒沼は、終了後に愛田から「綺麗な目してますね」と声をかけられていた。それ以来、黒沼は愛田を目で追うようになったのだ。  その後、愛田はカラオケで黒沼が先ほど駅のホームで聴いた歌を歌ってくれなかったことに不満を漏らす。自分が作った歌であることを言い出せない黒沼は言い訳を重ね、妥協点として「あなただけのための歌」というタイトルのみを教えた。曲名を聞いた愛田は黒沼に気があるような微妙な態度を取る。黒沼は一瞬期待するが、すぐに有り得ないと思い直す。しかし、そのせいで愛田に何か隠していることを見抜かれ、先ほどの曲が黒沼の作った曲であると言い当てられてしまう。愛田になぜ隠していたのかと問い詰められた黒沼は、恥ずかしかったからだと答える。「自分も、この歌も、ゴミみたいなものだ」そんな黒沼の言葉に、愛田は「私は好き」とはっきりと言う。そして、黒沼も本当は自分の曲が好きなのにどうして嘘をつくのかと迫る。黒沼は誰もが愛田のように強くないと反論し、すべてを持っていて何でも叶うくせに分かったようなことを言わないでと口にしかけるが、愛田も好きな人にフラれたばかりだということを思い出す。  黒沼の歌が好きだったからつい熱くなってしまったと愛田に謝られ、黒沼の怒りも収まる。「自分の気持ちばかりを口にして相手を推し量れない二人は似た者同士である」と愛田に指摘され、黒沼は自分たちが届かない「好き」で繋がっていることを悟る。そして、黒沼は自分の歌に対する想いを誤魔化すのをやめ、「あなただけのための歌」が誰を想って作られた歌なのかということを、その歌が好きだと言ってくれた愛田に向かって告げるのだった。

百合姫賞

サリーとアンの秘密
詠野万知子詠野万知子
【後日談UPしました:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14960317】 朝、目を覚ますと、見知らぬ女の子になっていた。 私は本来、背が高く、ゆえに猫背で、地味で根暗な高校生、山内杏として埼玉北部に暮らしていた。 しかしある夏を境に、背が小さく、身体のどこもかしこも柔らかく、髪の毛もふわふわロングウェーブで、憧れの女子校の制服に身を包む天野沙璃に変身を遂げていた。 これは、多分、夢だ。 ――夢なら、じゃあ、いいか。 そう思っていた。 沙璃の生活は、山内杏のときとは比べ物にならないほど恵まれていて、優しくて、豊かで、気に入っている。 でも……本当の天野沙璃は、どこにいってしまったのだろう?  私が沙璃の身体にいるように、今、山内杏の身体のなかには、沙璃がいるのだろうか。 本当の沙璃は、山内杏の人生をどう感じているのだろう……。後ろめたさを覚えた私は、偶然、駅の本屋でその少女に出会う。――山内杏。本来の私の身体。ということは、今はその中に、本当の沙璃がいるはずなのだ。怖くなった。でも、彼女は私を見つけて、目をまんまるにして、笑ったのだ。にっこりと。 これは、入れ替わりをきっかけにして出会ったサリーとアンが、生涯の友になる、二人だけの秘密のお話。

なにうじうじしているんですか、このいくじなし!
みかみ てれんみかみ てれん
 鈍感な中3のお姉ちゃんが丁寧語の小5の従妹に「なにうじうじしているんですか」とか「いくじなし」とか言われる系のお話です。  亜希奈と紗綾は従妹同士。いつものようにジュニアアイドル事務所に迎えに行った亜希奈は紗綾から「遅いんですけど」と冷たい仕打ちを受ける。しかしそれは紗綾の不器用な愛情表現だった。  相変わらず、自分の恋心を気づいてくれないあまりにも鈍感な亜希奈に対し、ふたりきりの帰り道、紗綾は「友達の話なんですけど」と言って、好きな人の相談をする。その子は同性同士の恋に悩んでいる──という話だ。完全に自分のことだ。  亜希奈は実にまっとうな反応を返し、その恋を応援すると言う。亜希奈の言葉に感極った紗綾はついに、その友達は自分だと白状し──勢いのまま、亜希奈に告白をする!  いくら鈍感な亜希奈でもさすがにびっくりだ。たじたじしているところで「いくじなし!」と罵倒された。いやでもちょっと待って! ダメです。紗綾は待ってくれなかった。自分から口づけをしてきた彼女と、亜希奈は付き合うことになるのだった。  小学五年生に責められっぱなしのお姉ちゃんは、その十年後になって、21才と26才のカップルになっても当然、責められっぱなしでしたとさ。めでたしめでたし。

アレコレ!賞

惚れ薬の作り方
右目右目
百合文芸小説コンテスト アレコレ!賞受賞しました。都丸ちよさん、柳原利香さん、アレコレと仲間たちがボイスドラマ化してくれました。 9/19(木)20時よりYouTubeプレミア公開(生放送のようなものでお金はかかりません) 是非聞いてみて下さい! 百合ボイスドラマ『惚れ薬の作り方』 https://www.youtube.com/watch?v=Ar5Bn0wOUNk  暇を持て余した”あたしら” 今日もまたファミレスでダラダラ。 そこにドロップされる惚れ薬の情報。 あたしら乙女にしちゃ吉報。 そんな情報与えてもイイワケ? 言い訳は良いからさっさと話せワレ。 聞きかじったヒント。探すこれからももっと。 ヒントはことわざ風。ピントは外さぬCOOL。 きっと誰もが皆SAY。買うよりも早い自家製。 ってことでExplore。あたしらなら探せる。ここではないゴール。  あたしらは惚れ薬を作る為にファミレスから飛び出した。 その道はそこまで険しいものじゃないと思う。きっと。だってあたしマイとミカは頑張らないでも何でもできるし。おまけに顔も良い。 そんな二人ならこんなのお茶の子さいさいでしょ。お茶の子って誰?  目的地に向かう途中にホームセンターコナーンに寄った。ホームセンターには色々な物が置いてある。 殆どの物がどんな用途に使うの?って物ばかりだけどこの無駄に広い空間にはわくわくする。天井も高いし。どうやって掃除するんだろう。メチャクチャ長いモップとかがあるのかな。お菓子とかジュースも結構売ってる。何でも揃うんじゃないのホームセンター。すごいよね。

書泉百合部賞

七十四分後の未来
ゆぎとゆぎと
自分の誕生日プレゼントとして買ったCDを再生しようと、埃を被ったCDラジカセを引っ張り出した葉月。しかしCDトレイの中には記名の無い謎のCDが入っていた。好奇心でそれを再生すると『初めまして。誕生日おめでとう!』と女の子の声が。驚いている葉月をよそに録音された音声は今の葉月の状況を言い当てていく。『実は私、未来予知が出来るの!』冗談を言っていると思い軽く流して停止ボタンを押そうとするも彼女はそれをも言い当ててしまう。気味が悪くなった葉月は勢いで音声を停止させるが、それからも彼女を忘れることが出来なかった。 次の日、昨日の続きからCDを再生させると彼女の嬉しそうな声が聞こえた。彼女、桃花は本当に未来予知が出来て“葉月がCDを聞きながら話をしている未来”を見ているのだと言う。言う通り、葉月は録音された彼女の声とリアルタイムに会話をしていた。元気な彼女に次第に心を開いていく葉月。しかしCDの録音時間は限られている。予知の力が消えかけている桃花と、ろくな挨拶も出来ないまま二人は別れることになってしまった。最後に何とか伝えてくれた桃花の言葉をヒントに、葉月は彼女を探し出す決意をする。葉月が会話を交わした桃花は過去の存在だと知っていながら、それでも今の彼女に会いたかった。伝えたいことがあった。 桃花は葉月と出会えるまで何度でもその場所に足を運ぶと誓った。葉月は桃花を探す為に約束の場所へ向かう。そして二人は時を超えて出会った。

佳作

7号車の嘘
野城野城
地味で自己表現が苦手な高校二年生の美登里は、クラスでの存在感も薄く、学校へ行く意味を感じられない毎日を過ごしていた。彼女の唯一の楽しみは、行きの電車で毎朝一緒になる人々の一日に思いを馳せること。美登里にとって、彼等は仲間のような存在だった。 そんな仲間に、松葉杖の女子高生・さくらが加わった。ひょんなことから、美登里はさくらと交流を持ち、毎朝一緒に登校するようになる。二人が隣の席に座っていられるのは、さくらが乗る駅から降りる駅までのたったの10分間。いつしかその10分は、美登里にとってかけがえのない時間になっていた。 ある日、さくらの怪我のきっかけと悲しい過去を知った美登里。彼女にとっての幸せは何かを考えているうちに、美登里も、今の自分自身の生活と向き合うようになっていく。 そして、いつも明るく快活なさくらには、美登里には言えない、ある秘密があった。さくらが美登里についた、どこまでも優しい嘘とはー?

ショッピングモールのえる子と私。
ピクルズジンジャーピクルズジンジャー
1999年になし崩し的な形で異世界交流が始まってしまった現代日本の郊外のショッピングモール内で、十四歳の佐藤美里は美しい異世界の少女に目を奪われる。尖った耳にプラチナブロンドの髪に金色の瞳を持つエルフじみた外見の彼女はフードコートで実に美味しそうにラーメンをすすっていたためだ。 異世界とこちらの世界を自由に行き来できる特異点「スポット」を通って、様々な異世界に訪れ、魔法を使った冒険などゲームでなければできなかったことを現実に体験するアトラクションである「スポットゲーム」がショッピングモールなどの商業施設で展開されだした黎明期である2000年代、美里が出会った異世界の少女はRPGのような世界を再現した異世界で寸劇を演じるキャストの少女だった。 彼女はモールが大好きで、用事がなければモールの中を楽しそうに散策していた。モールの近所に住んでいた美里は、その姿を頻繁に目撃し、好奇心が旺盛でラーメンが大好きな異世界の少女との休息に距離を縮めてゆき、そして彼女に頼まれて「える子」という名前を付ける程度に親しくなる。 エルフちゃんと呼ばれ、地域ではアイドルのような存在になってゆくえる子だが、異世界交流が始まってまだ間もない時代なので摩擦も激しく、差別感情をぶつけられることも少なくない。そしてそのようなこちら側の社会に配慮した、スポットゲームのキャストにはモールの外には出てはならないという窮屈な規則もあった。 トラブルに見舞われ、大好きなモールの生活にも疑問を感じたえる子の様子を察して、美里は駅前のラーメン屋まで二人ででかけてみないかと軽い気持ちで提案する。それがどういう結果を招くのかを考えずに。 こちら側の女の子と異世界の女の子の交流と、傍目にはささやかでも本人たちにとっては人生を揺るがすほどの大冒険を一夜を描いた物語になります。

私と彼女と怪談と。
私と彼女と怪談と。
にいがきにいがき
自身のことを平凡だと称する「橘夕花(たちばな ゆうか)」は、駅のホームから身を投げた「坂口夜娃華(さかぐち やえか)」を助けた。その時、夕花は夜娃華から「友達になりましょう」と言われる。 言葉の通り、夜娃華は夕花に積極的に話し掛け、友達になろうとする。容姿が美しい夜娃華に緊張する夕花だが、今の関係を心地良いものだと感じる。 けれど、夜娃華にはある秘密があった。夜娃華はこちらとは別にある、彼女が“向こう側”と呼ぶ世界の存在を感じる事が出来た。そして、夜娃華は“向こう側”に行きたいと言う。 夕花は夜娃華に巻き込まれながら、いくつもの怪奇を経験し、夜娃華自身にも触れていく内に、彼女をここに繋ぎ止めたいと思うようになっていった。 今作は、その中のエピソードの一つになります。

フローズン・ガールズ・ミュージアム
舞茸ごはん舞茸ごはん
同棲していた彼氏が出て行って1年が経つアパートに住み続けている景子は、些細なきっかけからコンビニ店員の乙葉に声をかけられる。擦り切れるように感じていた日々の生活のなかで、乙葉との何気ないわずかな会話が景子にとって心のよりどころになっていく。しかし、乙葉からは一線を引かれた関係を、そこはかとなく突き付けられてしまう。  ある日、景子は乙葉から一緒にバイトをしている店員が、自分と同じ大学に通う双子の姉妹である陽花だと聞かされる。  同い年の友人である千秋と自分の生活の違いや会話を通じ、自分の周囲や女である自身のこれからのことについて考え始める景子。  ふとしたことから、景子は陽花が乙葉と双子の姉妹であることに疑問を抱く。そして、混乱しながらも初めて乙葉への想いを自覚したのは、乙葉が陽花とキスしているところを目撃してしまったときだった。 そして、景子は初めて乙葉とコンビニ以外の場所で会い、陽花と乙葉が大切に築き上げ、守ってきた本当のことを知る。  景子は乙葉へ自分の想いを告白し、アパートを引っ越す決意をする。

夜が明ける
りんりん
*コミック百合姫×pixiv 百合文芸小説コンテストにて佳作に選んでいただきました。 読んでくださった方、ブックマークしてくださった方、ありがとうございました。この話がほんの少しでもみなさまの日常に寄り添うことができたなら幸いです。 *「夜が明ける」ができた背景など書いています。 https://www.pixiv.net/fanbox/creator/4110342/post/431301 (2019.6.21) --- 高校を卒業した小夜の元に、大学生の兄が彼女を連れて帰ってきた。 彼女の名前は三音さん。三音さんはまるで男の人のような風貌をしていて、自分のことを「俺」と言った。 私と、兄と、兄の彼女との、ひとときの同居生活。恋というものがよく分からないまま高校を卒業した小夜だったが、三音と同じ時間を過ごすうちに、彼女に対して恋心を覚えていくようになる。しかし兄と彼女との間にある、とある事情が気になりつつもきけずにいた。 一方、三音は男とも女ともつかない自分のことがよく分からずにいた。自分のことをうまく受け入れることができない三音だったが、自分のことを「綺麗だ」という小夜の純真さにふれて、次第に心が変わっていく。 やがて小夜は三音と兄の事情を知ることになる。小夜は三音に自分の気持ちを伝えようと決め、三音はその気持ちに応えようとする。 自分のことをうまく掴みきれない女の子二人が出会って、一緒に暮らして、少しずつ変わっていく物語です。

十三番街のカレイドスコープ
常
 大学生の森山茜は、十二番街にある大学で民間伝承の研究をしている。  茜は「ミサキ」という憑き物つきの家系だった。しかし伝承に興味を持ったのは家柄は関係なく、ある事件の当事者となったことが理由だった。その事件の後、彼女は初恋の相手である姉を失ってしまう。どうして彼女を失ったのか理解できないまま、「忘れられていく物語」に執着していくようになっていく。  ある夜、ゼミの友達に誘われた飲み会で、高校の時の事件の相手に出会う。動揺していたからか、それとも怪異に呼ばれたからか、帰り道に彼女は存在しないはずの十三番街へと迷い込んだ。  十三番街は忘れられたものが集まる街だった。  都市怪談として語り継がれていた場所だったが、そこで姉であり、初恋の相手であった初夏に会う。彼女は既に「この世の人」ではなくなっていた。  初夏の案内の元、忘れてしまった事件の記憶を思い出していく茜。ミサキとは、憑き物とは何なのかを徐々に理解していく。 しがらみを越えて十二番街に戻ってきた茜は、再び十三番街を訪れる決意をするのだった。

pixivピックアップ

ファティマ近似値
玉置こさめ玉置こさめ
 シンギュラリティの到来を経て、人は「自然であること」に最大の価値が置かれる社会に生きていた。不自然な事態が起こりうると推測された場合、人はその不自然を回避するためのトレーニングを受ける。私、ハムラアミもその訓練の対象者だ。地球環境を調整するAIの使役者「水色」とその演習に励んでいる。けれどなかなか演習の成果は得られなくて…。 ☆百合文芸小説コンテスト pixivピックアップ賞を賜りました。御礼申し上げます。 ☆電子書籍に移行のため、本文の公開範囲を変更しました。本文はkindleでご購読頂けます。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0845VC6FM

月と怪物
ナムボク(南木義隆)ナムボク(南木義隆)
告知:本作は全面改稿を経て6月20日発売の百合SFアンソロジー「アステリズムに花束を」(早川書房刊)に収録されています。よろしくお願いいたします。 https://www.amazon.co.jp/dp/B07T2HV8RT/  舞台はソビエト連邦。アルコール中毒者の親から家出したエカチュリーナ姉妹は首都でホームレス生活を送るが、同じくホームレスの老人による密告によって当局によって捕縛され、ソビエト連邦が極秘に行っていた宇宙開発のための専用施設で育てられることとなる。姉が生来的に持っていた共感覚を生かそうという考えだったのである。(この実験は実際に行われたいくつかの実験がモチーフになっている)姉はそこでソビエト軍の軍人と恋に落ちる。しかし実験は失敗に終わり、姉は廃人となる。やがて施設内でのクーデターが成功し、姉妹は脱走する。姉は廃人であるのだが。そして隣国にて養子となり姉妹は育つ。姉が恋をしていた軍人は粛清として強引な宇宙開発実験により犠牲になった。やがて姉も廃人のまま寿命でなくなる。妹は姉と義姉になったかもしれない軍人について思いを馳せる老後を送る。しかしながら、その妹もまた首都を狙った無差別テロ事件によって無残な最期を遂げることとなる。

百億円の少女
アサリアサリ
【あらすじ】 神崎京子は自身を自由にするために戦士として戦っていた。幼い頃からの戦いにようやく終わりが見えた時、日ノ本十宝グループの一角、四条家の一人娘、四条八重香のボディガードの仕事を受けることになる。期間は一ヶ月。八重香は名家のお嬢様にしては庶民的でよく喋り、世俗的なことが好きな少女であった。付き合いやすさに安堵するのもつかの間、彼女を連れて外へ出ると、早速いくつもの攻撃が飛んでくる。 彼女は若干五歳にして、グループを総括していた男、日ノ本蔵之介から莫大な資産を相続しており、グループの他の家のものから恨まれ、常に命を狙われていた。 京子は、攻撃の傾向から刺客は八重香を生け捕りにしたがっていること、各家ごとに異なる暗殺者やチンピラを雇っていることなどを突き止める。それらが意味することは一体何なのか。疑問に思いながらも京子は日々を過ごし、八重香との絆を深めていく。 八重香が遺産と共に受け継いでしまった、日ノ本蔵之介の因縁は、二人の少女を結びつける。

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