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性格(ポケモン)

せいかく

性格とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンのステータス(構成要素)の1つ。
目次 [非表示]

※ 一般的な意味については性格を参照。


概要

ポケモンごとに持っているステータスの1つ。第3世代『RSE』より登場。

全25種類が存在し、1匹ごとに設定されている。登場時は平仮名表記だったが、現在では漢字モードの場合「性格」と漢字表記になるため、本記事で建てることとする。


性格の違いによって、以下の要素に影響が出る。


  • 能力の上昇補正、下降補正

トレーナーが最も気にする部分。補正値は上昇する場合1.1倍、下降する場合0.9倍になる。

たかが1.1倍と思うかもしれないが、2021年現在の消費税の税率と同じと考えれば決して小さくないことが分かるだろう。

ポケモンを育てるにあたって努力値/基礎ポイントはおろか個体値より優先されるべき事項とされ、どんなに個体値がよくても性格が望みのものでなかった場合対戦には採用されない。


性格の選定には「そのポケモンをどう育てたいか」が大きく関わる。

例えば物理攻撃のアタッカーとして考えている場合、「とくこう」は不要なステータスになるので「とくこう」が下がる性格がよい。上がる能力は「こうげき」が望ましいが、「すばやさ」が高いポケモンの場合「すばやさ」が上がる性格も有用。よって、「いじっぱり(こうげき↑、とくこう↓」または「ようき(すばやさ↑、とくこう↓)」のどちらかの性格を持つポケモンを採用することになる。


なお、補正がかからない性格も存在し、上昇補正と下降補正が同じ場所にかかっているという扱いであるためかこれらのみ5種類存在する。

第7世代までは対戦上ではほぼ無価値の性格であり、体力に補正をかけて欲しいという意見も散見されていた。

ただ、これはあくまで基本的に特化した性能を持つポケモンとして育成され、最後の1匹が残りHP1まで追い込まれようと相手さえ全滅させてしまえば勝利であり、次の試合には回復している対戦における話である。

ストーリーにおいては努力値(基礎ポイント)を適切に振ることは難しく、またレベル帯によっては物理技も特殊技も混在している上にある程度継戦能力も求められるために下降補正が足を引っ張るケースがある。そのため、補正がかからない性格が出現しやすくなっている点はメリットであるともいえる。

また、両刀ポケモンに極めて細かい調整を仕込む場合など、『上昇補正が無くても差し支えないが下降補正が邪魔になる』ような場合に『良くも悪くも補正のかからない個体』としてこれらの個体が採用されるケースもあった。


第7世代までこの補正を変えることができず、性格の厳選は必須とされてきた。

このため「おとなしくてまじめですなおでがんばりやの奴は会社には採用されるがポケモンバトルには採用されない」「陽気な奴が採用されて真面目で素直な頑張り屋は落とされる社会の縮図」等のブラックジョークのネタとなっていた。

ところが『剣盾』にてこの補正を変えることができるミントが登場した。

多くの場合便宜的に「性格を変える」と表現されるが、ミント(ハーブ)を使って性格そのものが変わるという挙動ではあまりにも不謹慎すぎるためか、実際にはあくまでも生まれ持った性格はそのままで補正のみが変更されるという仕様になっている。

これにより、後述の木の実の好き嫌いに関する挙動には影響を及ぼさないため、「トリック」や「むしくい」で後述する苦手な味のきのみを食べて混乱することを防ぐために補正のない性格を厳選した上でミントで補正を変更するのが最良となり、逆に補正の無い性格以外は極論価値がないとさえ言える状況となった。

尤も、これはこれまででいえば例えばダウンロードで特効が上がるのを阻止特殊アタッカーは攻撃逆Vを粘る同族対決のために最も遅い個体を粘る、あるいは割合ダメージを最小に抑えるためのHP調整といった一部プレイヤーが行う極めて細かい調整の部類に入るため、そこまで気にするべきところではないと言った意見もある。

むしろ、意地っ張りサーナイト等対戦用のポケモンと性格を使ったロールプレイが両立して捗るという極めて紳士的な意見も多く見られる。

  • 好きな味、嫌いな味

能力の補正と連動する形で、食べ物を食べたときの味の好みが設定されている。

それぞれ、「こうげき」は「からい」味(赤)、「とくこう」は「しぶい」味(青)、「すばやさ」は「あまい」味(桃)、「とくぼう」は「にがい」味(緑)、「ぼうぎょ」は「すっぱい」味(黄)に影響する。

すなわち「こうげき」が上がり「とくこう」が下がる「いじっぱり」な性格のポケモンは、同時に「からい」味が好きで「しぶい」味が嫌いということになる。

能力の補正がかからない性格については味の好みがなく、どの味も満遍なく食べる。

この味の好みに影響するのはポロックポフィンボンジュースマラサダカレーライス、ピンチ時回復きのみ(フィラ、ウイ、マゴ、バンジ、イア)など。


なお、上記のミントでは味の好みを変えることができないので注意!


  • その他

第8世代から登場しているエレズンストリンダーに進化する際、性格によってどちらのフォルムに進化するかが異なる。

エメラルド』のバトルフロンティアにある「バトルパレス」では、ポケモンの性格によって好んで使う技が異なる。

ポケモンコロシアム』『ポケモンXD』におけるリライブは、ポケモンの性格によってどの方法が有効かが異なる。

BDSP』において連れ歩いているポケモンがきのみを拾ってくることがあるが、ポケモンの性格によってどの種類を拾ってくるかが異なる。

漫画ポケットモンスタースペシャル(23巻など)では手持ちポケモンの性格が設定されており、フレーバーテキストとなっている。


性格一覧

※ 上昇・下降はミントを使わない場合のもの。

性格上昇下降好き嫌い
がんばりや----
いじっぱりこうげきとくこうからいしぶい
ゆうかんこうげきすばやさからいあまい
やんちゃこうげきとくぼうからいにがい
さみしがりこうげきぼうぎょからいすっぱい
ひかえめとくこうこうげきしぶいからい
てれや----
れいせいとくこうすばやさしぶいあまい
うっかりやとくこうとくぼうしぶいにがい
おっとりとくこうぼうぎょしぶいすっぱい
おくびょうすばやさこうげきあまいからい
ようきすばやさとくこうあまいしぶい
まじめ----
むじゃきすばやさとくぼうあまいにがい
せっかちすばやさぼうぎょあまいすっぱい
おだやかとくぼうこうげきにがいからい
しんちょうとくぼうとくこうにがいしぶい
なまいきとくぼうすばやさにがいあまい
きまぐれ----
おとなしいとくぼうぼうぎょにがいすっぱい
ずぶといぼうぎょこうげきすっぱいからい
わんぱくぼうぎょとくこうすっぱいしぶい
のんきぼうぎょすばやさすっぱいあまい
のうてんきぼうぎょとくぼうすっぱいにがい
すなお----

全体的になんとなく性格から想像できる上昇値、下降値となっていることが窺える。


番外作品

ポケモンスリープ

本編同様性格によってステータスに補正がかかるが、本作はとにかくポケモンを仲間にしづらく、厳選は困難を極める。おまけにどのステータスも下げたくないものが揃う(特におてつだいスピード)。

そのため、「無補正」の性格のポケモンが輝く作品であり、特に無課金勢の強い味方となる。

幸い、性格ほどではないが能力に補正がかかる「サブスキル」というシステムもあるため、イマイチな性格でもある程度フォローが効くことがある。


※対応しているステータス

本家シリーズこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ
ポケモンスリープおてつだいスピードげんき回復量食材おてつだい確率メインスキル発生確率EXP獲得量

関連タグ

ポケモン

特性……同じく第3世代から追加されたポケモンのステータス。

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