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山根アキラ

やまねあきら

山根アキラとは、漫画「プラモ狂四郎」の登場人物である(メイン画像左の人物)
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概要

「プラモ狂四郎」に登場するキャラクターで、主人公・京田四郎ことプラモ狂四郎の敵として登場したが、後に友人となり、ともに戦う仲になる。


当初は、太陽模型店を拠点とする模型集団「プラモ帝国エンペラー」のリーダーとして登場。敵意をむき出しにして四郎と対戦した。

後にプラモ合宿で四郎との対戦後、改心し、健の次に四郎とコンビを組む心強い味方になる。

しかしその反面、「四郎に勝ちたい」というライバル心も抱き続けており、ワールドシミュレーション大会では、四郎たち「クラフト・マン」チームと対抗する「太陽模型」チームとして出場。四郎を打ち破る。

乗機は主にグフで、他にハイザック、ズサなどのジオン系MSに搭乗する。

ホビートピア編では、ホビートピアの従業員共々捕らえられてしまい、メインコンピューターによって作られた彼自身のホログラフィー、ダミーロボットで四郎に襲い掛かる。彼本人も、四郎に助けられ、マスターと共に事件解決に協力する。


主な乗機

初登場時の機体。四郎の1/144ガンダム、及び健の1/60ドムと対戦した。

最大の特徴は、「糸ハンダを用いて作ったヒートロッド」で、見た目がリアルな他、実際に自在に動き、劇中同様にヒートロッドを再現できるようになっている。このヒートロッドを用いて、ドムのジャイアント・バズを真っ二つにした後、ドムの本体も両断。健を完全に戦闘不能にしてしまった。

続いて四郎のガンダムに襲い掛かり、ビームライフルを弾き飛ばし、シールドを持つ左腕も破壊。足に巻き付け止めを刺そうとしたが、四郎はガンダムの脚部に重りを入れ、重量感を増す改造をしていた。四郎のガンダムにコックピットを貫かれるが、その瞬間にマスターによりシミュレーションが中断。

マスターより「ただ相手のプラモを壊せばいいものではない」という叱責を受けるも、「プラモ帝国エンペラー」の事を言い放ち、退場する。

プラモ展示会に展示されていた作例で、同じく四郎の1/100ガンキャノンと対戦する。

対戦時には同じくプラモ帝国エンペラーのメンバー、足立のリックドムと小岩の量産型ゲルググ(ともに1/144)も参加し、三対一の状況だった。

右肩にモーターを内蔵し、ビームナギナタを回転。回転力で四郎のガンキャノンの右手首を切断するが、四郎の一計によりゲルググのキットの弱点(胴をひねったら外れる)を突かれ、上下半身が外れ敗北する。

プラモ合宿において、四郎と対戦時に搭乗。スケールモデル戦で影山に敗北した四郎が、同様にスケールモデルのF-15に搭乗すると聞き、当初は同スケールのF-14で対抗。空中戦を仕掛けるも、可変翼のギミックを破損させられ敗北。

しかし、屋外でシミュレーションを行っていた事から、落石で四郎のF-15は破損。代わりにガンキャノンのコアファイターで参加する四郎に対し、敗者復活として決勝に参加する。

その際には、四郎のコアブースターに対し、海外キットのXウイングで参加。しかしシミュレーションで対戦中、ウイングを閉じられないようにされてしまい、再び敗北してしまう。

ボンボン誌上に掲載された時には、この勝負の後で山根が改心するシーンがあるが、単行本では削除されている。(後述)

対スケールモデラー戦で、デザートガンナーに搭乗。影山の搭乗するT-62戦車、長谷川の登場するゲパルト戦車と対戦した。

当初はゲパルトを一撃で砲撃し破壊、続きT-62に砲撃するも、砲弾を弾かれる。しかし、足部分にスプリングを入れていたためにジャンプして上面に覆いかぶさり、そのまま手榴弾を落として相打ちの状態で相手を倒す。

また、四郎に糸ハンダのヒートロッドの作り方を伝授。自身は搭乗しなかったが、1/144アッグガイのヒートロッドを糸ハンダのそれと交換してある。四郎はこのアッグガイで、敵の1/100スケールアッグガイと対戦し、ヒートロッドの差で快勝する。

  • 宇宙巡洋艦サラミス 1/1200

サッキー竹田のパーフェクトジオングとの戦いで、四郎側のメンバーとして参加。

健や天満が倒された後に登場し、付属のGMとボールによる攻撃でジオングの脚部関節を狙い、破壊に成功。しかし脚部を切り離したジオングの体当たりを受け、あっけなく倒されてしまった。

  • ウイングキャリバー・フォウ (1/72)

薩摩模型同人会との初戦で、四郎の1/72ダンバインとともに参加。プラキットが出ていなかったので、フルスクラッチ。変形してダンバインを搭乗させる事も可能。

しかし、敵のF-15のガウォーク形態で掴まれ、零戦の攻撃で破壊されてしまった。

ワールドシミュレーション大会で、太陽模型チームの一員として参加。外観はノーマルのグフで、四郎のフルアーマーガンダム1/144(当時実際に発売されたキットで、装甲の着脱は不可能)と対戦した。

外観は通常のグフと同様だが、その内部はフルアクション仕様になっており、いわく「完璧なグフ1/144だ」。また、ヒートロッドは糸ハンダよりも強力な、ワイヤーロープで作られている

足首にはスプリングが内蔵、間接可動部も増えており、運動性は完全に四郎のフルアーマーガンダムを凌駕。四郎に反撃の隙を与えず、完全勝利した。

しかし止めを差す時には「許せ狂四郎、おれもモデラーの端くれ、バイオバッジがほしいんだ」と、涙を流していた。

この後、ロムとグズ鉄が連続で勝利したため、太陽模型チームは予選敗退してしまう。しかしその時も恨み言を言わず、予選突破した四郎に「良かったな」と声をかけていた。

なお、重装甲と外装の派手さに傾倒しかけていた四郎は、この対戦から学び、パーフェクトガンダムⅢレッドウォーリアを、運動性の向上を重視して製作している。

  • ダグラム・オリジナルタイプ(1/48)

テレマガ版の特別編に登場。四郎含め全員がダグラムという中、山根も1/48スケールのダグラムで参戦した。

健と異なり、ヤクトタイプでない旧キットをベースに、ボンボンで掲載されたオリジナルタイプのダグラムに改造してある。通常のダグラムとの違いは「リニアガンが手持ちの銃」「動力パイプで銃がバックパックと接続されている」といった点。

四郎のヤクトタイプ1/72と最初に対決。倍の体格差と銃撃とで当初は翻弄するも、回り込まれてリニアガンを接続している動力パイプを後ろから引っ張られて千切られ、そのまま破壊される。

なお、この作例の銃を接続していた動力パイプは、いつもの糸ハンダではなく、ビニールを用いた簡素なもの。


糸ハンダのヒートロッド

上記のように、最初に登場した時、グフのヒートロッドを、糸ハンダで自作している。

これは、1.2~1.8ミリの糸ハンダに、瞬着を用いて0.8ミリの糸ハンダを巻き付けたもので、見た目がリアルのみならず、ガンダム劇中のように自在にくねらせる事が可能。実際にコミックボンボン誌上で作られて、掲載された。

また、当時の読者モデラーたちもまた、これを実際に真似ていた。


プラモ合宿編で、削除されたラストシーン

 単行本では削除されているが、プラモ合宿編のラストでは、山根が改心するシーンがあった。

 四郎のコアブースターにより、Xウイングが破壊されて敗北。

 しかし、シミュレーション終了後。山根は壊れたXウイングの残骸を掴み「こんなもの」と地面に叩き付けようとする。

 それを富田に止められた彼は、足立と小岩が壊れた自分のキット(リックドムにブラウ・ブロ)を直そうとしているところを見せられる。

 敗北しても、自分のキットを直し、よりモデラーとして成長しようとする。彼らのその様子に、自身の狭量さと傲慢さを悟った山根は、「みんな、許してくれ。おれはいままでうぬぼれていたんだ、だれよりもおれはすぐれているんだって」と涙を流す。

 四郎はその言葉を受け止め、互いにプラモを愛する者としてともに歩んで行こうと手を差し伸べるのだった。

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