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化学防護衣

かがくぼうごい

化学防護衣とは、陸上自衛隊に配備されているゴム製の防護服である。 メイン画像左側の4人が着用しているのが化学防護衣、右側3人が着用しているのは特殊構造布製の00式個人用防護装備、車両はNBC偵察車である。
目次 [非表示]

概要

陸上自衛隊で使用される化学器材、主に化学科隊員が使用する。

製作は藤倉ゴム工業(現 藤倉コンポジット)


特徴

ゴムで作られており、防護マスクと組み合わせることで有毒ガス及びフォールアウトから隊員を保護することが可能である。


本体、ゴム手袋、長靴で構成されている。


防護マスク4型、00式防護マスク、18式防護マスクのどれかと併用する


ゴムに浸透する有毒化学物も存在するため、その際は気密防護衣というより特殊な装備を着用する。


自衛隊でよく使われる防護服は2種類あるが、こちらは無地である。

迷彩柄の方は旧迷彩柄の戦闘用防護衣及び00式個人用防護装備とその後継の18式である



地下鉄サリン事件で除染を行う自衛隊員が着用しており、他の化学器材と比べて容易に写真を見ることが可能である。


近年テレビ番組等で化学科に注目を集めることが多くなったが、その際によく登場する他、化学科部隊が所属する駐屯地では化学科部隊の装備品展示で見ることが出来る。


着用する際は冷感インナーかTシャツとジャージとシャツをの上に着用することが多いが、猛者やインナーを忘れた可哀想な隊員はフルチンでこれを着用する。


元々化学科部隊には男性隊員しかいなかったため、演習場等で装備する際はちょっと陰に隠れてフルチンになって着替えていたが、近年化学科にも女性隊員が配属されるようになったため、パーテーション等で着替えシーンが見えないように配慮されるようになってきている


他の自衛隊装備に漏れず、細部が改修されながら同じ名称で納入されているため、製作された年によって、長靴の形が違うなど細かな違いがある


一応暑さ対策として後付けのパーツを取り付けることで内部に浄化された空気を空調服のように送ることが出来るが、装置の性能がイマイチなためあまり使われることは無い。


逸話

金具等細かな部品以外全てゴムで作られており、気密性が非常に高いため熱が逃げず非常に暑い。

訓練が終わったあとにこの装備を脱ぐと長靴から500mlくらい汗が流れ出てくる程である。


化学科の新隊員教育隊ではこの超高性能サウナスーツを着用した状態で銃を持って走るハイポートを行うことで有名であるが、普通に熱中症で倒れる新隊員が続出したためあまり行われなくなってきている。


脱ぐ際、あまりの暑さで日頃から訓練されているはずの化学科隊員でも急いで脱ぎすぎて繋ぎ目を破壊することがある


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