概要
滅却師の始祖・ユーハバッハが現世にて建国した滅却師の帝国。世界中に存在する滅却師達の拠点だった模様。本編開始時点で既に滅亡している。
解説
全ての滅却師は始祖であるユーハバッハの血を継いでおり、滅却師にとって不倶戴天の敵と言える虚に対して『滅却して殺す』という思想こそ全滅却師が共通しているが決して一枚岩ではなかったらしく、王であるユーハバッハにとってそぐわない思想や行動を起こす滅却師も少なからずいた様子で、ユーハバッハは自国の民を武力を以て制圧して帝国を統一していった。
光の帝国は千年前まで存在していたが、当時既に思想の違いから滅却師と対立していた尸魂界を脅威と感じたユーハバッハが、彼ら死神達との戦いに備えて星十字騎士団を設立。騎士団を率いて尸魂界に侵攻するが、同時期に尸魂界で設立された初代護廷十三隊と会敵するも死神側との圧倒的な戦力差で敗北し、そのまま滅亡した。
初代十三隊に敗北後、僅かな生き残りは帝国の存続とユーハバッハの復活の為に現世から尸魂界にある瀞霊廷の影の内部に霊子による空間「影の領域（シャッテン・ベライヒ）」を創り、それを以て帝国は見えざる帝国へ改名、千年の間に戦力を増強させてユーハバッハ復活の時を待ち続けた。
光の帝国滅亡後に行き場を失った滅却師達は、「瀞霊廷の見えざる帝国で暮らす者達」と「現世で生きる者達」に分かれ、現世組は虚討伐を続けた結果、200年前に尸魂界との交渉が決裂して死神達によって殲滅された。それでも死神達の管轄下で生きる道を歩んだ一部の家系(石田家や黒崎家)も存在しており、虚討伐家業を死神達に気取られぬ様に細々と行いながら滅却師の血(ユーハバッハの血)を絶やさぬ為に現状を抗い続けた。
バズビーやユーグラム・ハッシュヴァルトも光の帝国の出身であり、バズビーは帝国内にある村を治める領主の倅であったが、上述したユーハバッハの武力制圧によって村を滅ぼされた。この事からバズビーはユーハバッハを憎み、同じく生き残ったハッシュヴァルトと共にユーハバッハへの復讐を誓った。
