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概要

栃木県宇都宮駐屯地に駐屯する陸上自衛隊の緊急展開部隊。

通称「中即連」「CRR」(Central Readiness Regiment)。

防衛大臣が直轄する陸上総隊の隷下部隊で、災害やテロ攻撃といった緊急事態への対応や、海外における邦人救出に先遣隊として派遣される緊急展開部隊である。


その特性上、特殊作戦群などの特殊部隊を除けば日本で一番実弾訓練の回数が多い部隊とされ、隊員は志願者のみで構成されており、レンジャーや空挺の各種課程など特殊技能を習得した隊員が全体の3割を占めるという。


宇都宮駐屯地にほど近い北宇都宮駐屯地には、陸自第12ヘリコプター隊のUH-60JA多用途ヘリコプターが配備されている他、航空自衛隊C-1C-130輸送機が離着陸できる滑走路があるため、緊急時にはこれを活用して各地へと即応展開することもできる。



編成・装備等

隊員数は約700名。

普通科3個中隊(1個中隊約140名)、施設科1個中隊、爆発装置処理隊、連隊本部及び本部管理中隊(約280人)からなる諸職種混成(諸兵科連合)であり、本部管理中隊には情報小隊、対戦車小隊、重迫撃砲小隊、衛生小隊、各普通科中隊には狙撃班が編成されている。


装備面では一般部隊と異なる面も多い。例えば一般部隊でも使用されている89式小銃を装備するが、89式の特徴でもあるバイポッド(二脚)は取り外しており通常は指揮官や警務官しか装備しない9mm拳銃も大半の隊員が装備している


車両に関しても軽装甲機動車96式装輪装甲車輸送防護車製ブッシュマスター装甲車)といった装輪装甲車を装備するほか、高機動車73式大型トラックに防弾装甲を施して運用しており、約100両の車両が配備されている。


この他にも海外派遣用の各種装備や、施設科が運用するための各種重機などが運用されている。


活動

すでにいくつかの活動実績があり、ソマリア沖海賊対処への自衛隊海外派遣では、ジブチに設営された拠点の警護要員として一部隊員が派遣されている。


2010年のハイチ大地震では救援活動の先遣隊として派遣され、2011年の東日本大震災にも災害派遣、2012年からは南スーダンPKO活動でも施設隊第1次隊の主力として派遣されている。


最近だと2021年のアフガニスタン首都カブールがタリバンにより陥落させられた際、邦人救出のため派遣された。



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陸上自衛隊

陸上総隊 中央即応集団

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