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モルグモルグ

もるぐもるぐ

モルグモルグとは、特撮テレビドラマ『星獣戦隊ギンガマン』に登場する敵怪人の一体。
目次 [非表示]

「乙女の若さ、もっと集める!」


CV:飯塚昭三

スーツアクター伊藤慎

登場話数:第二十七章「ミイラの誘惑


概要

宇宙海賊バルバンの4軍団のうち、イリエス魔人族に属する魔人の一人。


左右に大きく張り出した肩と、全身を取り巻く黄色・紫2色の包帯が外見上の特徴で、普段は壺の中へと姿を潜ませている。この包帯は人間の顔に巻きつけることで、相手の若さを吸い尽くす力を持つ他、包帯を自らの分身として操ったり、自らもまた包帯状に変化して奇襲・回避に及ぶなど、作戦行動においてもギンガマンとの戦闘においても最大限に活用される。

また、得物としてこれまた包帯が巻き付けられた二股の杖を携えており、放たれる光線はその対象を腐食させる効果を持つ他、人間に憑依してこれを意のままに操ることも可能である。もっとも、憑依している間はその人間から屍の匂いがするため、勘の鋭い者からは見破られる危険性も孕んでいる。

その見た目や片言な喋りとは裏腹に、後述の動向からも窺えるように知略派な面も備えており、また一度狙った相手は決して逃さない強い執着心も持ち合わせているが、後者についてはこれが作戦の頓挫を招く要因ともなっている。


作中での動向

死んだはずの黒騎士が、思わぬ形で復活したという事実にバルバンの内部でも動揺が広がる中、魔人族の三番手として招集を受けたモルグモルグは、自らの能力で集めた81人のうら若き乙女の若さを元に金色の秘薬を精製、これをもってダイタニクスを復活させるべく暗躍を開始する。

分身たる包帯をも操り、順調に若さの収集を進めるモルグモルグはしかし、ターゲットの1人である少女・まさみに襲いかかろうとしたところでギンガマンからの妨害に遭い、これをヤートットに任せている間になおもまさみを追おうとするが、ヒュウガからのブルライアットの射撃でそれも阻まれ、そのまま何処ともなく姿を消してしまう。


そのヒュウガは、なおも襲われる危険があるとして単身まさみの護衛につくことを宣言、彼女と行動を共にするようになるが、実のところモルグモルグはそのまさみの身体に憑依してヒュウガからの追撃をやり過ごしており、この状態を隠れ蓑として密かに若さ集めを継続していた。

さらに毒入りのジュースでヒュウガの暗殺までも目論み、それを飲んだヒュウガが倒れたところでまさみの身体から離れると、最後の標的として彼女から若さを吸い尽くそうと迫るのだが・・・これこそがヒュウガの狙いであった。まさみの身体から漂う屍の匂いで既に敵の目論見を看破していたヒュウガは、サヤとの連携で密かにジュースをすり替えさせており、毒に倒れたふりをして憑依を解くタイミングを待っていたのである。


この事実に逆上したモルグモルグは、サヤを包帯で縛り上げるも後から駆けつけたリョウマ達4人に助け出されてしまい、そのまま6人揃ったギンガマンとの再戦に雪崩込んだ末、黒騎士と獣装光ギンガピンクの連携に怯んだところに、黒の一撃と銀河の戦光の連続攻撃で深手を負うに至る。

しぶとくもバルバエキスを飲んで巨大化した後は、相対したギンガイオーブルタウラスからの攻撃を包帯に変化して受け流し、さらに杖からの光線でギンガイオーの右足を腐食させるなど善戦するも、野牛鋭断でダメージを負ったところに、超装光によって右足のダメージを回復させたギンガイオーの、銀河大獣王斬りで冥土に送られたのであった。


備考

デザインは野崎明が担当。その特異なフォルムはファラオを、ネーミングは墓場や死体や棺桶を、全身が包帯に包まれているというアプローチはミイラ男をそれぞれ意識していたようで、当人としては記憶が曖昧であると語っているものの、ここでも魔人族の統一コンセプトである「怪しい仮面を付けている軍団」という要素が盛り込まれている。2色で互い違いに分けられた包帯や、燭台をイメージした杖などにモチーフの要素を絡めてはいるものの、迷走感や反省点が残る出来となったことを後に振り返っている。


CV担当の飯塚は、前々年の『激走戦隊カーレンジャー』(PPチープリ役)から1年間を置いての登板となった。レギュラー・ゲスト問わず、1970年代より連年のように東映特撮に多数参加していた飯塚であるが、本作以降は数年に一度程度の散発的な出演へとシフトするようになり、20世紀中に制作された東映特撮への出演も本作が最後となっている。


『ギンガマン』の英語版ローカライズ『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』にも、クラマミーの名義で登場、日本語吹替版では伊藤栄次が吹き替えを担当する。女性の若さを奪う能力の持ち主という点こそ原典に準じている一方、若さを集める目的は大きく異なる他、新たに「鏡の中の精霊」という設定も追加されている。


関連タグ

星獣戦隊ギンガマン

宇宙海賊バルバン 魔人(宇宙海賊バルバン)

イリエス魔人族 みんなのトラウマ 公式が病気

エキスを吸い尽くされたテニスギャル


デビルミイラ コガネギン:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する戦隊怪人達。モルグモルグとはCV担当や、包帯にまつわる要素が盛り込まれている点等、複数の共通項を持ち合わせている

PPチープリ:『激走戦隊カーレンジャー』に登場する敵怪人の一体。こちらも前述の通りCV担当を同じくするが、若さを奪うモルグモルグとは対照的に、こちらは逆に人間を若返らせる作戦を展開した点で相違している


ミイラカンス 魔導神官メーミィ ミイラのゼイ腐 ミイラマイナソー:こちらはスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、ミイラモチーフの怪人

ハチモズー ドーララドゥーン ウェディングドレスオルグ:スーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、若さを奪う能力の持ち主である戦隊怪人

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