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ムチャリンダとは仏典に登場する龍(ナーガ)の一人である。

概要

パーリ語経典の「小部」収録の『自説経(ウダーナ)』、「律蔵」の『四分律』、『仏本行集経』などに登場するナーガの王である。

漢訳仏典での表記は「目真隣陀」など。


『自説経(ウダーナ)』の「ムチャリンダの経」によると、エピソードは以下の通り。


ある日、ネーランジャラーの岸辺でゴータマ・シッダールタが座しているとき、暗雲が立ち込めてきた。

ムチャリンダはこれから七日間降り続けるから釈迦を守るため、周囲を七周胴で囲み、釈迦の頭上を自身の頭で守って傘とした。

寒さや暑さ、虫や風がこの聖者を害さないようにするためである。七日後、空が貼れると竜王は巻いていたとぐろを解き、若者の姿に変身して釈迦を礼拝した。

釈迦は彼の義ある行動に感興の念を起こし、仏の境地と生き物を害する事が無いことが安楽であることを説いた。


このエピソードは細部の異なる形でヴァリアントが伝わっている。例えば場所が川ではなくの岸辺でムチャリンダをそこの主とするもの、七日間後に変身したのが天(デーヴァ)だったとするバージョンがある。

釈迦の上を傘のように覆った頭はパーリ経典バージョンだと単数であるが、『大唐西域記』だと「多くの頭」だとされる。

ムチャリンダを造形した像では一つの頭だけでなく、五つの頭や七つの頭を持つケースも多い。


ムチャリンダが周囲を取り囲むのではなく、ムチャリンダのとぐろの上に釈迦が座す、という伝承もあるのか、この形で造られた釈迦像は多い。

上座部仏教圏ではポピュラーな形式の一つであり、タイにおいてはムチャリンダ上の釈迦は「ワン・サァオ」「プラ・プッタループ・パーンナークプロック」と呼ばれ、土曜日に生まれた人々の守護仏とされている。

関連タグ

アナンタヴィシュヌを上に乗せた像は釈迦を上に乗せたムチャリンダと似てなくもない。

大日如来カンボジアで七頭のナーガの上に座す像が発見されている。


ムチリンダ:『聖☆おにいさん』ではこの表記で登場する。

概要

パーリ語経典の「小部」収録の『自説経(ウダーナ)』、「律蔵」の『四分律』、『仏本行集経』などに登場するナーガの王である。

漢訳仏典での表記は「目真隣陀」など。


『自説経(ウダーナ)』の「ムチャリンダの経」によると、エピソードは以下の通り。


ある日、ネーランジャラーの岸辺でゴータマ・シッダールタが座しているとき、暗雲が立ち込めてきた。

ムチャリンダはこれから七日間降り続けるから釈迦を守るため、周囲を七周胴で囲み、釈迦の頭上を自身の頭で守って傘とした。

寒さや暑さ、虫や風がこの聖者を害さないようにするためである。七日後、空が貼れると竜王は巻いていたとぐろを解き、若者の姿に変身して釈迦を礼拝した。

釈迦は彼の義ある行動に感興の念を起こし、仏の境地と生き物を害する事が無いことが安楽であることを説いた。


このエピソードは細部の異なる形でヴァリアントが伝わっている。例えば場所が川ではなくの岸辺でムチャリンダをそこの主とするもの、七日間後に変身したのが天(デーヴァ)だったとするバージョンがある。

釈迦の上を傘のように覆った頭はパーリ経典バージョンだと単数であるが、『大唐西域記』だと「多くの頭」だとされる。

ムチャリンダを造形した像では一つの頭だけでなく、五つの頭や七つの頭を持つケースも多い。


ムチャリンダが周囲を取り囲むのではなく、ムチャリンダのとぐろの上に釈迦が座す、という伝承もあるのか、この形で造られた釈迦像は多い。

上座部仏教圏ではポピュラーな形式の一つであり、タイにおいてはムチャリンダ上の釈迦は「ワン・サァオ」「プラ・プッタループ・パーンナークプロック」と呼ばれ、土曜日に生まれた人々の守護仏とされている。

関連タグ

アナンタヴィシュヌを上に乗せた像は釈迦を上に乗せたムチャリンダと似てなくもない。

大日如来カンボジアで七頭のナーガの上に座す像が発見されている。


ムチリンダ:『聖☆おにいさん』ではこの表記で登場する。

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ムチャリンダとは仏典に登場する龍(ナーガ)の一人である。

概要

パーリ語経典の「小部」収録の『自説経(ウダーナ)』、「律蔵」の『四分律』、『仏本行集経』などに登場するナーガの王である。

漢訳仏典での表記は「目真隣陀」など。


『自説経(ウダーナ)』の「ムチャリンダの経」によると、エピソードは以下の通り。


ある日、ネーランジャラーの岸辺でゴータマ・シッダールタが座しているとき、暗雲が立ち込めてきた。

ムチャリンダはこれから七日間降り続けるから釈迦を守るため、周囲を七周胴で囲み、釈迦の頭上を自身の頭で守って傘とした。

寒さや暑さ、虫や風がこの聖者を害さないようにするためである。七日後、空が貼れると竜王は巻いていたとぐろを解き、若者の姿に変身して釈迦を礼拝した。

釈迦は彼の義ある行動に感興の念を起こし、仏の境地と生き物を害する事が無いことが安楽であることを説いた。


このエピソードは細部の異なる形でヴァリアントが伝わっている。例えば場所が川ではなくの岸辺でムチャリンダをそこの主とするもの、七日間後に変身したのが天(デーヴァ)だったとするバージョンがある。

釈迦の上を傘のように覆った頭はパーリ経典バージョンだと単数であるが、『大唐西域記』だと「多くの頭」だとされる。

ムチャリンダを造形した像では一つの頭だけでなく、五つの頭や七つの頭を持つケースも多い。


ムチャリンダが周囲を取り囲むのではなく、ムチャリンダのとぐろの上に釈迦が座す、という伝承もあるのか、この形で造られた釈迦像は多い。

上座部仏教圏ではポピュラーな形式の一つであり、タイにおいてはムチャリンダ上の釈迦は「ワン・サァオ」「プラ・プッタループ・パーンナークプロック」と呼ばれ、土曜日に生まれた人々の守護仏とされている。

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アナンタヴィシュヌを上に乗せた像は釈迦を上に乗せたムチャリンダと似てなくもない。

大日如来カンボジアで七頭のナーガの上に座す像が発見されている。


ムチリンダ:『聖☆おにいさん』ではこの表記で登場する。

概要

パーリ語経典の「小部」収録の『自説経(ウダーナ)』、「律蔵」の『四分律』、『仏本行集経』などに登場するナーガの王である。

漢訳仏典での表記は「目真隣陀」など。


『自説経(ウダーナ)』の「ムチャリンダの経」によると、エピソードは以下の通り。


ある日、ネーランジャラーの岸辺でゴータマ・シッダールタが座しているとき、暗雲が立ち込めてきた。

ムチャリンダはこれから七日間降り続けるから釈迦を守るため、周囲を七周胴で囲み、釈迦の頭上を自身の頭で守って傘とした。

寒さや暑さ、虫や風がこの聖者を害さないようにするためである。七日後、空が貼れると竜王は巻いていたとぐろを解き、若者の姿に変身して釈迦を礼拝した。

釈迦は彼の義ある行動に感興の念を起こし、仏の境地と生き物を害する事が無いことが安楽であることを説いた。


このエピソードは細部の異なる形でヴァリアントが伝わっている。例えば場所が川ではなくの岸辺でムチャリンダをそこの主とするもの、七日間後に変身したのが天(デーヴァ)だったとするバージョンがある。

釈迦の上を傘のように覆った頭はパーリ経典バージョンだと単数であるが、『大唐西域記』だと「多くの頭」だとされる。

ムチャリンダを造形した像では一つの頭だけでなく、五つの頭や七つの頭を持つケースも多い。


ムチャリンダが周囲を取り囲むのではなく、ムチャリンダのとぐろの上に釈迦が座す、という伝承もあるのか、この形で造られた釈迦像は多い。

上座部仏教圏ではポピュラーな形式の一つであり、タイにおいてはムチャリンダ上の釈迦は「ワン・サァオ」「プラ・プッタループ・パーンナークプロック」と呼ばれ、土曜日に生まれた人々の守護仏とされている。

関連タグ

アナンタヴィシュヌを上に乗せた像は釈迦を上に乗せたムチャリンダと似てなくもない。

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