概要
地球平和のために人類抹殺を企む超高性能コンピューター、巨人頭脳ブレインを首魁とする組織。世界中の刑務所に収監されていた凶悪犯罪者で構成されており、幹部クラスには国際テロリストとして悪名高いキャプテンゴメスやチーフキッド、そして東南アジアを根城にしていた暗黒街のボスにして怪僧であるブラックタイガーらがいる。制服は第二次世界大戦期のナチスドイツを彷彿とさせるデザインである。
ブレインが自らの手足とするべく集められた彼らではあるが、人類を排除の対象としてしか見做していないブレインにとってはただの駒に過ぎず、目的が達成された暁には例外なくブレイン党員も抹殺される運命にあるのは想像に難くない。
正式に組織されたのは第2話からだが、第1話の時点で同じ制服を着た構成員(正体は不明だが「南米に逃れていたナチス残党」説が有る)がハスラー教授と行動を共にしている。
設立については南三郎の家族を惨殺したローラーロボットを倒されたハスラー教授が次なる作戦の立案をブレインに命じた際にブレインが計画を提示した物。実質ハスラー達はブレインの策略に乗せられる形で計画を実行、ハリケーンロボット敗北後のブレインの下剋上(ブレインからすれば予定調和でしかないが)によって組織の主導権を奪われる事となる。※この下剋上は「ハスラーが自らの野望の為に(ブレイン自身に)『自己改良の加速(今で言う所の「シンギュラリティの意図的な突破」)』を行わせた結果、本来は辿る必要の無い思考から『地球の環境保全(=究極の災害抑止)』の為には『人類は抹殺すべき』との結論に辿り着いた為で、要するに自業自得である。
ちなみに第1話でレッドマフラー隊が一年間も動向を掴めなかったのは、潜伏している「ブレイン洞」へのハスラー教授他の構成員の食糧等の生活必需品を含めた「兵站上の物資の流れ」が存在しなかった為。(ブレインは自らの「超生産能力」でこれらの物資を賄える)最低限の人員の動きは有っただろうが、大規模捜索だと少人数の動きは掴みにくい物である。
また、ブレインの強奪に関してレッドマフラー隊側は「ブレインは何らかの組織が『分解して』運び出した」と考えて捜索しており、そもそもブレインが「ザトウムシの如く自力で移動した」とは想像すらしていなかった為、ローラーロボットの侵攻が開始されるまでハスラー教授の目的を把握できなかった問題がある。
戦いの過程で幹部達は各々の裏切りや制裁で命を落とし、最終回まで生き延びたハスラー教授も自らが乗るハスラー要塞を撃墜され死亡した。そしてワンセブンの捨て身の特攻によりブレインも破壊され、ブレイン党は壊滅。長きに渡るブレイン党とレッドマフラー隊の戦いは終わりを迎えたのだった。