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概要

1991年12月21日に公開された劇場作品および劇中に登場する生物兵器の名称である。

また、1994年に同作をアニメーション化したOVA作品『I・Я・I・A ZЁIЯAM THE ANIMATION』が発売され、続編の実写映画『ゼイラム2』が劇場公開されている。

2007年7月には、カプセル兵団により舞台化される。


近未来的な兵器やアイテムが多数登場するが、どことなく和風なデザインである。


『ゼイラム』(第1作)

雨宮慶太原作・監督の初劇場公開作品。


あらすじ

異星人の賞金稼ぎイリアは、逃走した太古の生物兵器"ゼイラム"を捕獲するため、地球上に制限時間付きの無人密閉空間「ゾーン」を作る。ところが些細な偶然から、二人の地球人がそこに入り込んでしまう。ゾーンは制限時間を迎えると、空間の中身ごと消滅する。足手まといの彼らを守りながら敢行されるイリアの"ゼイラム"捕獲作戦とゾーンからの脱出は成功するのか。


登場人物

イリア(演:森山祐子)

本作品のヒロイン。異星人の賞金稼ぎ。ボブと共にゾーンと呼ばれる特殊な空間を造り、ゼイラムの捕獲を目指す。銃器の扱いおよび格闘術に長けており、各種武装をボブから転送させる事で用い、ゼイラムへと挑む。


神谷(演:螢雪次朗)

ゾーンに巻き込まれた民間人。鉄平の先輩で配線工。お調子乗りなオッサンといった人物で、イリアとゼイラムの戦いに巻き込まれ、なんとか逃れるために奮闘する。戦いの技術などは無いが、鉄平とともに追い詰められ、窮地に陥った鉄平をゼイラムから助けんとショベルカーを動かして挑んだ。

途中でゼイラムに腕を齧られ、そこからクローン(リリパット)を作られる。しかし出来損ないゆえにすぐに殺された。


鉄平(演:井田州彦)

ゾーンに巻き込まれた民間人。神谷の後輩である配線工。同じく戦いに巻き込まれ、神谷とともに逃れるために奮闘する。神谷同様に戦う術は有さず、若干弱気。イリアの持っていた携帯食料(大きく白い昆虫を真空パックしたもの)を、抵抗感なく食べてしまった。


ボブ(声:半田雅和)

イリアに協力する人工頭脳。本体はデスクトップ型パソコンのような姿で、画面には法具の一種の三鈷杵のようなデザインのイメージが映されている。


ゼイラム(スーツアクター:吉田瑞穂)

本作のイリアの目標となる存在。下記参照。


ゼイラム

太古の生物兵器。強靭な肉体と、小面のような不気味な本体で形成されている。


劇中で登場した姿は、「三度笠を被った人間」のような姿。この三度笠、ないしはその中心部の能面のような顔が本体であり、胴体部分は他の異星人のそれ。笠部分が胴体に寄生する事でこの姿になっている。

能面部は蛇のように長く伸びて、噛みつき攻撃を行える。


本体を破壊しない限り、別の寄生体へと移るのみ。また、本体は滋養およびクローン体製造のために、各種異星の生物の肉を口にする。こうして細胞を吸収し、自身のクローン体である「リリパット」と呼ばれる分身を作り出す事が可能。リリパットは、ゼイラムの命令を受けて行動する。戦闘も可能だが、ゼイラムに比べれば劣る。

有機体のみならず、無機物もある程度取り込み、同化が可能。電子機器なども、ある程度自分の意のままに動かす事が出来る。

また、火器をはじめとした各種武器・兵器も自身の胴体部に取り込み、自分の戦力として用いている。


寄生した胴体部を失い、笠のみになっても動く事が可能。笠部分のみになった際には、そこから自力で胴体を形成し、おぞましい怪物めいた姿に変化した(この形態をファイナルゼイラムと称する)。


ある程度の知性は有するが、その行動目的は無差別な戦闘・抹殺であり、存在自体が危険。その理由としては、「ゼイラムは太古の生物兵器であり、兵器としての目的を全うしているから」という事らしい。


また、ゼイラムは複数が存在する事が確認されている。次作「ゼイラム2」に登場したゼイラムロボットのそれは、本作とは別の個体である。


なお、ゼイラムが登場するシーンでのBGMには、読経の音声が用いられていたりする。


用語・小道具他

  • 捜索者

イリアとボブの職業。要は賞金稼ぎ(バウンティハンター)で、報酬と引き換えに人やモノ探しとその確保、犯罪者の捕獲または抹殺など、様々な荒事を行う。今回は依頼主よりゼイラムの捕獲を依頼され、それを実行していた。


  • ゾーン

本作の舞台となる、無人の密閉空間。いわゆる疑似空間であり、任意の範囲を指定し、その範囲内部を異空間と置き換える技術を用いて形成されたバトルフィールド。

これは、原住の惑星人(地球人)に感知されたり、外部からの妨害や邪魔が入らないようにするため、そして目標となる存在(今回はゼイラム)が逃走しないための措置でもある。内部は指定範囲内の無機物(建物など)が存在するだけで、人類を含む生命体は一切存在しない。

行き来は、専用の転送装置が必須。また、時間指定があり、一定時間が経過するとゾーン自体が崩壊し消滅する。そのため、時間前に転送装置を用い通常空間へと戻らないとゾーン崩壊に巻き込まれ消滅してしまう。


  • 捕獲装置

目標を捕獲するための装置。発信機を目標に撃ち込み、それに送信機のスイッチを入れる事で、水晶のような多面体フィールドが発生し、目標を囲い固めてしまう。捕獲されたら、内部の存在は固まってしまい動く事が一切できず、内部から逃れることは不可能。イリアはゼイラムを一度、この装置で捕獲する事に成功する。

神谷もまた、この装置に捕獲されている。


  • メティス砲

イリアが所持している携帯式の大型砲。いくつかのパーツに分解されており、組み合わせる事で大砲になる。使用には各種の許可や承認が必要らしく、ボブは使用前に警告および、上層部への報告などを勧告している。実際、一発でゼイラムを仕留めるほどの威力を有している。


  • 高橋電機

神谷と鉄平が在籍する電気屋。仕入れ先にマブチ電材店がある。


  • モモンガ

神谷行きつけの飲み屋。


関連タグ

特撮 映画 邦画 SF映画

雨宮慶太

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外部リンク

ゼイラム - Wikipedia

映画 ゼイラム - allcinema

ゼイラムとは - はてなキーワード

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