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ジルバブ

じるばぶ

インドネシア・マレーシア・ブルネイ・シンガポールで見られる装束の一つ
目次 [非表示]

概要

マラッカ海峡地域からスンダ列島にかけて広く見られる女性の装束である。

外見はヒジャーブに酷似し、髪の毛を隠すという用途も同一であるが、ヒジャーブより大型であり、肩から胸元、背中にかけて比較的広範囲を覆う形態をしている。

また、巻いた状態での横方向の膨らみが小さく、遠目にはストレートロングヘアのようなシルエットになる。


また、一般にヒジャーブと比較して色合い、柄が派手であり、特にジャワ島のものはバティックと呼ばれる独特の更紗模様で覆われる。

このため、現実に存在しない変な色合いでベタ塗りの髪の毛が一般的な日本の萌えキャラの多くは、マレー人オタクの多くには髪の毛ではなく、変な巻き方をしたジルバブのように錯覚する場合もあるらしく、これを逆手にとってコスプレアイテムとして使用するムスリマもいる。


男性のサロンと並び、マレー語文化圏を代表する装束であり、ヒジャーブの一種とする見方もあれば全く異なるマレー民族独自の装束とする見方もあり、マレー人の間でも見解は一致していない。


pixivタグにおいても両者の区別はほぼされておらず、メイン画像を含め事実上表記ゆれのような扱いとなっている。


巻き方

一般にヒジャーブの着用の際にはシニヨンを結ってから、お団子の付け根に固定して巻き付けていくが、ジルバブの場合は大型であるために髪の毛をまとめなくても十分覆い隠せるため、ポニーテール、あるいは全く髪をまとめないストレートヘアから直接巻いていくことができる。

一般に黒髪ストレートを女性の美の象徴と見做すことの多いマレー文化圏においては、髪の毛に癖のつきやすいシニヨンは嫌われる傾向にあり、髪質を痛めにくいポニーテールで着用可能なジルバブが代わりに用いられるようになったと考えられる。


そもそも、東洋人の髪質はシニヨンには不向きであるとも言われ、モンゴロイド唯一のイスラム教文化圏で東洋人の体質に合わせて独自進化したヒジャーブの成れの果てとする文化人類学者も多い。


関連項目

マレーシア

インドネシア

サロン

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