クリプトプス

くりぷとぷす

白亜紀前期の北アフリカに生息していた獣脚類。

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概要

白亜紀前期のニジェールに生息していた獣脚類。

最大8mほどに成長した。

学名の意味は「秘められし顔」。

頭部の大部分を嘴のような角質組織で覆われていたと考えられている。これは死骸に顔を突っ込む際、血などで汚れないようにするための構造であったらしい。

また、素早く獲物を捕らえることが難しいと思われる特徴が多く見られるため、死骸を探して徘徊していたスカベンジャーだった可能性が高いとされている（但し、スカベンジャーだけで、このような巨体を維持できるのかは疑問がもたれる。緩慢な動きの獲物を襲ったり、待ち伏せや奇襲などを用いた可能性もある。現生のスカベンジャーもほとんどは日和見的なもので、彼等は捕食者でもあり、機会があれば積極的に狩りもする）。

尚、2012年に骨格の中にカルカロドントサウルス科(エオカルカリアの可能性あり)の骨が混じっていたとし、本種をキメラ(混成骨格)であるとする研究が発表されている。