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この記事には「星のカービィディスカバリー」のネタバレを多く含みます。













































































魂沌新種 カオス・エフィリス

カオス・エフィリス


概要

フェクト・エフィリスの強化形態。

全身が白く染められて角や足先など一部分が赤く染まっており、宇宙人や悪魔じみた強化前と比べて、一見すると空から舞い降りた天使の様な神々しさを感じ取れる。

しかし一方で、全体的な色合いと翼状の耳から成る姿からは、どちらかというと某量産機を彷彿とさせる異質さを放っており、通常個体と異なり目は塗りつぶされたように赤黒く染まっている。ではない。


これまで取り込んできた数多の原生生物たちの思念と、「夢見鳥」の力が混ざり生まれた存在。

攻略本では「破壊衝動で動いており、感情はあまり残っていない」と記載されている。

つまり、夢見鳥の力を取り込んだことで、片割れのエフィリンを取り込まなくとも完全体を維持出来る様になった代わりに自我を失い暴走した状態である。


これの前段階として、メインストーリークリア後に解放されるEXステージのラストフロアでは「思念獣 ソウル・フォルガという従来のソウル形態に相当する姿が登場するが、これは前作ギャラクティックナイト同様に直後に現れるバルフレイナイトが取って代わる出オチ担当となっている。

なお、バルフレイナイトを撃破した後のカットを見ると、蝶から分離したソウル・フォルガが逃亡しており、カオス形態は逃亡後に異空間で夢見鳥の力に全てを委ねたことで変異した存在だと考えられる。


別世界の剣士によって一度は退場するも、その結果更なる力を得る展開は星の夢.SoulOSを、何らかの力を取り込んで更なる力を得た上で復活するが、代償として自我を失うという展開はマルクソウルセクトニアソウルを連想させる。


ボスラッシュのハードモードである「TheアルティメットカップZ」のトリを務めるが、歴代でもトップクラスに苛烈な攻撃を放ってくる強敵となっている。


攻撃パターン

第一形態

フェクト・エフィリスから攻撃力・スピード共に強化。

複数の攻撃のパターンが変更・追加されている他、通常版では行わなかった新たな大技も繰り出してくる。

新技は「(新)」、強化もしくは仕様変更のある技は「(強)」を表記。


  • 空間転移能力(新)

攻撃技とは別に使用する移動手段。

強化前では高速移動による瞬間移動だったものが、ワープ移動によるものに変更されている。

移動後に他の攻撃パターンに派生したり、逆に攻撃技を放った後に移動することもあるため、油断ならない。


  • ムーン/フルムーン(強)

開幕から3回・4回斬りのパターンを使ってくる。

また、こちらとの距離が遠いとワープで至近距離に詰め、回避のタイミングをズラしたりフェイントを挟むようになった。遠くで構えを取ったら注意。

タイミングが読むのが難しい場合は、無理に回避するよりホバリングした方が安全。


  • ハーフムーン(新)

行動自体はムーンと同じだが、斬撃と同時に赤い衝撃波を高速で飛ばしてくる。

ムーンとの違いは構えの際に槍の切っ先が赤く光ること。一方ホバリングで躱せるのは同じ。

ステージの端から2連続で繰り出すパターンと、3連続で繰り出すパターンがある。3連続の場合、そのままジオ・ストームに繋げてくるので注意。

ハーフムーンは英語で半月のこと。某ミルキーロードの星は関係ない。


  • ジオ・ストーム(新)

ハーフムーンが3連だった場合に派生。

槍を地面に突き立てて赤い竜巻を発生、回転しながら拡散させる。

攻撃範囲が広いのできんきゅうかいひ推奨だが、バルフレイナイトの竜巻とは異なりガード可能で喰らっても巻き上げられない。

ジオストームとは磁気嵐の英名で、地球の磁場が乱れる現象のことを指す。


  • 軌道性パルサー(強)

通常版と同様の上から飛ばすものとは別に、地面を掠めるように飛ばすパターンが追加された。こちらは移動予測で飛んでくるが、ホバリングで躱すことができる。

エフィリスの下側に光弾が展開された場合、地面を掠めて飛んでくるパターンになる。また、左上に2つと右上に2つ、下に2つと両方放ってくる場合もある。

エフィリスが遠景にいる都合上こちらの攻撃が届かないため、タイムアタックでの障害となる。


  • 集積性パルサー(新)

こちらの周囲を囲むように展開される光弾を収束させるように突き刺す。

光弾はこちらと同じ高さを狙う。きんきゅうかいひでもよいが、回避先を刺されてしまう事もあるので、ジャンプや降下で上下座標をずらしながら回避すると安全。

軌道性パルサーとは違い、エフィリスがフィールド上にいる間でも使用してくる。タイミングに慣れれば近距離コピーの攻撃チャンス。

モチーフは機動性パルサーと同じ。


  • アンタレス・メテオ

基本的に通常版と同じ。

ここまで来たプレイヤーにとっては寧ろ攻撃のチャンス。星も大量に出るので好きに料理しよう。

ただし喰らうと手痛いダメージを受けるので、攻撃を欲張るあまりきんきゅうかいひをミスしないように。


  • ローゼンブリッジ・エッジ(強)

通常版が使用していた『グリーンフラッシュ』の強化版で、ワープホールを展開しながら4回連続で突撃してくる。

すっぴんやレンジャーなどのコピーなら連続きんきゅうかいひ&攻撃のチャンス。

相手の移動が速いので、ソードなどかなり早めに反撃を入力しなければ躱されてしまう能力も存在する。

ボムの場合は相手の突進先(画面手前側)にボムを転がしておくという手もある。

技名はブラックホールホワイトホールをつなぐ理論上のトンネル、アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ(別名ワームホール)から。


  • アンタレス・ベルト(強)

通常版と比較して飛行速度が上がったほか、接近時のスローがかからなくなった。カメラの回りが遅く感じられるほどになったため、咄嗟の回避力が試される。

2回の薙ぎ払いの後にアンタレス・メテオへ移行する。反撃のチャンス。


  • カイパーベルト・ウェーブ

最初から通常版の後半のように縦一列で2回召喚するようになった。

その間エフィリスは無防備だが、衝撃波は色が薄くなってもしっかり判定があり、エフィリスの足元のワープホールにも攻撃判定があるので近接攻撃時には注意。


  • ソル(強)

通常版よりも照射時間が長くなった。

非常にしつこく追い回してくる上、照射跡に白熱するダメージゾーンが残るのできんきゅうかいひの方向は見極めるべし。

照射時間が長くなった分被弾ダメージも増加している。絶対に被弾しないようにしたい。

タイムアタックにおいては技を繰り出す時間がかなり長い上にこちらの攻撃が届かないため、大幅な遅延行動となる。使用されたら潔くやり直した方が良いだろう。


  • シューメーカーレヴィズ(強)

通常版が使用していた『スペースデブリ』の強化版。

隕石の飛来速度が大幅に上昇。速すぎて影を見ても反応しきれない程に。

さらに隕石の衝突時に地面に沿って広がる衝撃波が発生し、ステージ全域を攻撃するようになった。隕石本体を凌いでも油断禁物。フェルミパラドックス・アンサーに派生する場合がある。

この技もエフィリスが遠景にいる都合上、タイムアタックでの障害となる。

シューメーカー夫妻とディヴィッド・レヴィによって発見された複数の彗星である、シューメーカー・レヴィ彗星が名前の由来。その内第9彗星は木星に捕獲され、ロッシュ限界を迎えた後衝突した。


  • ゲノムリペアーズ(強)

分身が3体から5体に増加。

ぱっと見でどれが本体なのか分かり辛くなった…が、本物にのみ影があるのは通常版と同じなので混乱しないように。

円環の収束スピードも速くなっている。


  • ジャイアント・インパクト(新)

後半突入直後に確定で放つ大技。通称スタンド

巨大なエフィリスの幻影を作り出し、槍でステージ全体を数回薙ぎ払う。その間もエフィリス本体の動作は止まらず、軌道性パルサーと同様の光弾攻撃を薙ぎ払いの間に挟んでくる。

幻影の薙ぎ払い攻撃は一見するときんきゅうかいひでしか避ける手段が無いように思えるが、実はホバリングで避けることができる。

ホバリング以外ではタイミングよくジャンプすることでも回避可能なほか、意外にもガード削りの性質を持たないため、しゃがみガードすることでノーダメージでやり過ごせる。(間に挟んでくる軌道性パルサーはガード削り有なので注意。)

これらの点に気づければ、視覚的な派手さに反して避けるのは割と簡単な攻撃だが、今作の仕様上ホバリングでずっと空中にいることはできないため、浮きっぱなしは逆に危険。

ホバリングで避ける場合は、薙ぎ払い攻撃後に着地を挟むこと。

2回目以降の使用では薙ぎ払いの予備動作が少ないため、幻影の動きをよく見て回避しよう。

ジャイアント・インパクト説とは、地球に火星サイズの隕石が衝突して月ができたという仮説のこと。


  • メーザー・III/メーザー・X(新)

後半から使用する大技その2。

ワープホールにレーザーを放ち、様々な場所から射出する技。

ステージ全域を潰すようにワープホールをずらりと列配置し順々にレーザーを放つIIIとこちらを狙うように十字に連続射出するXの2つを使う。

IIIはフィールド端の最後に射出されるレーザーのみ射出が遅いので、焦ってレーザーに突撃しないように。

タイムアタックでの遅延行動の一つであり、特にXはタイムロスが大きくなるため厄介。

メーザーとは、誘導放出によってマイクロ波を増幅したり、干渉しやすくする装置のこと。

もしくはマイクロ波を発する天体そのもの。



猛攻を掻い潜りエフィリスの体力をギリギリまで削ると、コア部分が露出し、フェクト・エフィリスの時と同じくこれをほおばって引きはがすことになる。

見事成功すると、分離させたコア部分が周囲のエネルギーを集束させ始め――――――












"それではご覧ください!"


忘れ去られた煌めき星

第二形態(暴走状態)

引き剥がしたコア部分を中心に、身体側が融解・変化した多数の赤黒い球体を周囲に展開させた、もはや生物とはかけ離れた悍しい姿で再度襲いかかってくる。


戦闘の最中にノイズと不協和音まみれのファンファーレや底抜けに明るい女性の声のアナウンスが狂ったように混ざるという異様な演出がされている。このアナウンスは最初にラボ・ディスカバールに入ったときのツアーガイドの自動音声(CV:高山みなみ)である。

上位存在だったのにもかかわらず、長い間捕らえられ見せ物にまで堕ちた事への屈辱と憤りがあったのだろうか。


フェクト・エフィリス準拠の技構成だった第一形態とは打って変わって独自の技を乱発するほか、近年の裏ラスボスでは恒例となった、ソウル系定番の攻撃技も繰り出してくる。

ボスの火力がそこまで高くない今作であるが、この形態は歴代ラスボスに比べても極めて攻撃力が高く、満身創痍で第二形態に辿りついたプレイヤーに文字通りトドメを刺してくる。無論ここまで順調でも全く油断できない。


帯同させている赤黒い球体は吸い込むことも可能で、飲み込んでもコピー能力は得られないが星形弾として発射できる。展開されている球体の数が多く一度にたくさん吸い込みやすいこともあって大型星形弾を簡単に撃つ事ができる。特に最大サイズの星形弾は最終進化させたコピー能力に劣らないほどのダメージを叩き出せる他、吸い込みと吐き出しのモーションの隙が少ないため連発を狙うことも可能。

誤ってコピー能力を失ってしまった時や、すっぴんでの攻略を挑む際は覚えておくと良いだろう。


過去作の『ブラックホール』に相当する。開幕に確定で繰り出す技。

使用時は背景が紫がかった黒になり白飛びしたようなものとなる。

吸い込まれれば連続でダメージを受け体力を一気に削り取られる。対処法も過去作と同じく、外側へ向かってダッシュしていれば回避可能。一方、今までのブラックホールと違い行動中のカオス・エフィリスは無敵状態ではない。適切に距離を取った上で遠距離攻撃やリーチの長い攻撃でダメージ稼ぎを狙うのも手。

開幕ではまるでこの技を披露する口上のように、「それでは ご覧ください!」のアナウンスと同時に放ってくる。

実は吸い込みは風判定のため、ニードル系でトゲトゲになっていれば吸い込まれない。

開幕で放った後は後半戦から再び使用するようになる。


  • ダブル・ダブルスター

左右二つに展開した赤黒い球体から、カービィのいる地点で交差するレーザーを撃つ。

レーザーは交差点で爆発を起こすが、片方のピットを破壊しておけば爆発は起きない。

発射までのラグが短く高頻度で放ってくる上、狙いも正確で火力も他のボスの大技並み。その威力たるやワイルドモードで5発喰らったらお陀仏というもの。

もはやお約束となったブラックホールは読めても、この技で撃沈したプレイヤーは嘸かし多いと思われる。

特に予備動作も存在しないため行動パターン2周目以降で不意を突かれないよう注意したい。

すっぴんの場合、うまくかいひを合わせられれば特大星形弾での連続攻撃チャンスになる。

後半では空間転移を織り交ぜて撃ってくる。

ダブル・ダブルスターとは、こと座ε星の別名のこと。


  • プラネタリウム・ドリームツアー

ビットのように従える赤黒い球体から無数のレーザーを放って周辺を薙ぎ払う。

球体は2つのリング状に並んでおり、それぞれ別の速度で回転する。大体は上からか下からか、同じ方向に回転するのだが、稀に2つの輪の回転方向がそれぞれ違う向きになる場合がある。この場合回避は特に困難になる。

こちらも威力がダブル・ダブルスターと同等の上に避けづらいので危険。

実は球体は攻撃で破壊できるので、遠距離から範囲攻撃できるなら攻撃のチャンス。

ただし一定数の球体が破壊されると攻撃自体を中断して次の行動に移行するので、攻撃の溜めに夢中になって不意打ちを喰らわないように。

プラネタリウムとは、半円の天井のスクリーンに星を投影し、運動を観察する装置、施設のこと。

博物館で見たことがあるという人もいるだろう。


  • ブレーザーカッター

過去作の『シューターカッター』に相当する技。

回転するカッターを周囲に放つ。高速ワープを織り交ぜる上に最後には2連続で放ってくるので注意。威力は他の技に比べれば控えめで、被弾すると体力のおよそ1/9を奪ってくる。

過去作のものと同様吸い込みが可能で、カッターをコピーできる。コピーを失った場合は活用すると良いだろう。

地上を薙ぎ払うように放ってくるので、ジャンプとホバリングで回避可能。

ブレーザーとは、銀河中心の大質量ブラックホールをエネルギーとして輝く天体であるクエーサーの一種で、活動銀河核が放出する超高速のジェットを正面から捉えた姿と考えられている。


第二形態戦後半

体力を一定以上削ると、劇的なBGMの変化と共に攻撃パターンも変化。

使用する技に以下の強力な3種類が追加される。


  • デッドリーサン・グレーザー

過去作の『デッドリーサン』に相当する、カオス・エフィリス最大の大技。

体力を一定以上削り後半戦に突入すると、BGMの変化と共に使用してくる。

使用する際、背景が燃えているようなオレンジ色に染まる。

隕石を雨のように降らせてから燃え盛る巨大な球体となって突っ込んでくる技で、とにかく物量で逃げ道を奪ってくる隕石攻撃に加え、本命はステージ全体を蹂躙する攻撃範囲・ガード不可かつきんきゅうかいひ不可・ワイルドモードでは最大体力の1/3を消し飛ばす絶大火力の三拍子が揃った、裏ボスに相応しいまさに反則級の大技となっている。

岩の破片がフィールド上に降り注ぎ階段状の足場を作るため、これを登っていき一定以上高い場所にいなければ回避できない。初見で分かった人はあまりいないと思われる。一番高い足場ならホバリングなしでもOK。

初回は突撃を3回行うが、最初の突撃は背景に浮かぶ岩を壊すデモンストレーションであるため被弾しない。

2回目以降は岩を壊さず直接隕石降らしからの突撃を2回行う。

サングレーザーとは、太陽の近くをかすめるように通る彗星のこと。


  • スプラッシュロッシュ

過去作の『スプラッシュラッシュ』に相当する技。

自身を黒いマグマ状に分解して空に打ち上がり、流星群のように降り注がせる。

スプラッシュラッシュと違い吸い込み不可かつ超絶的なガード削りあり。

使用する際、背景が血のような赤黒い色に染まる。

エフェクトと音は凄まじいが、過去作のものと異なり自機狙いなので動いていれば当たらない。

但し、そのエフェクトと音に押されガードするとゴリゴリ体力を削られフルヒットでほぼ即死。

赤黒い粘性の液体が大量に降り注ぐ様は、歴代の類似した攻撃と比較してもかなりグロテスク。

戦闘曲と同じく、ロッシュ限界に由来する。


  • インパクトポンド

過去作の『バウンドポンド』に相当する技。

使用時は背景が紫がかった青に染まる。

背景から青いオーラを纏い跳ねるたびに巨大化しながらバウンドし、フィールドに3回連続で着地する。

コチラを直接押し潰そうとしない代わりに、着地時に赤い雷を伴った衝撃波を発する。

ただし、直接当たった場合は大ダメージを受け大きく弾き飛ばされる。見下ろしカメラの手前には落ちてこないのでよく見て避けよう。

衝撃波の雷の隙間を通過するのが難しいため、きんきゅうかいひで避けるのが吉。

由来は「ジャイアント・インパクト」と同じジャイアントインパクト説と思われる。


実は第二形態はマルクのように行動順が完全に固定されている。

  • 前半

1.ソレデハご覧ください

2.移動しながらダブル・ダブルスター

3.その場で3回ダブル・ダブルスター

4.ブレーザーカッター

5.プラネタリウム・ドリームツアー


以降2に戻って繰り返し。体力が2/3を切るとその技が終わった時点で後半に移行する。

  • 後半

1.デッドリーサン・グレーザー

2.スプラッシュロッシュ

3.インパクトポンド

4.プラネタリウム・ドリームツアー

5.ブレーザーカッター

6.ダブル・ダブルスター(空間転移を挟みつつ)

7.ソレデハご覧ください

8.デッドリーサン・グレーザー

9.プラネタリウム・ドリームツアー


以降2に戻って繰り返し。


また第二形態にはダメージキャップがなく、ダブル・ダブルスターを2セット撃たせて持ち越しダメージを作り、手早く大ダメージを与えれば遅延技であるデッドリーサン・グレーザーを放たせずに撃破可能。成功すれば大幅なタイム短縮を狙える。


熾烈な攻撃を搔い潜り、見事体力を削り切るとカオス・エフィリスは完全崩壊。

白い光を放ちながら荒れ狂うソウルの混沌は最後弾け飛び、揺らめく小さな光へと変化したその魂は、片割れたるエフィリンと融合して一つとなり、バトルの舞台だった異空間の空は美しい青空へと変化していくのだった。


夢見鳥原生種たちの 数多のソウルが 混ざり、

魂沌の新種が生まれた。だが その暴走する魂沌も

ついには やぶれ、カービィのキセキの力に よって

小さな光へと 生まれ変わる。光は 消えることなく

エフィリンの元へと だきとめられ、そして…

1つに、なった。

ただいまボク おかえりボク


戦闘BGM

第一形態

正式曲名:「いつしか双星はロッシュ限界へ」(前半/間奏曲)

作曲者:安藤浩和


フェクト・エフィリス同様パートが分かれており、この段階では前半パートのみでループ。

ドームほおばりのシーンになると移行用フレーズ"間奏曲"だけでループする。


第二形態(前半)

正式曲名:「時ドキ残響エターナルツアーアー」

作曲者:下岡優希


フォルガトゥン・ランドでも流れた、「ドキドキ発見ドリームツアー」をバグらせたような一曲。曲名が「ツアーアー」となっているが、残響するファンファーレやアナウンスを表したもので誤表記ではない。英語版の曲名も『Eternal Echo of the Thrilling Tour-our-our』となっているなど、徹底してこのような表記が用いられている。

雑音のような音色やファンファーレが名の通りに残響する非常に異様な音楽。前述した通り「それではご覧ください!」のアナウンスが攻撃と同時に流れる為、その雰囲気は筆舌に尽くし難い不気味さがある。

尚アナウンスが流れるのはフォルガトゥン・ランド及び戦闘中のみであり、『町かどワドライブ』(今作におけるサウンドルーム)で聞く場合このSEは流れない。これは恐らく英語版における音声の違いを考慮したものと考えられる。

一方で戦闘中であれば英語版でも"And here we are!"の音声と共に攻撃して来るのは変わらず。その他の奇妙な残響もちゃんと英語版でなされている。


第二形態(後半)

正式曲名:「いつしか双星はロッシュ限界へ」(後半)

体力を1/3ほど削ると、ムービーシーンでのデッドリーサン・グレーザーの発動と共にBGMが変化し、後半部分が流れ始める。


余談

「魂沌新種」という二つ名を冠しているが、この「魂沌」は「魂」と「混沌」を混ぜた造語であり、ソウルオブニルにも同じ二つ名が振られている。また星誕ニルともカラーリング、戦闘時の背景色も酷似している。

全身が白色、大きな翼、赤黒い瞳と64のラスボスであるゼロツーとの共通点も見受けられるが、詳細は不明。


使用する技が初回以外ランダムで、さらに某カエルの如く背景にすぐ逃げるのでタイムアタックが不安定。不運にもソルなど撃たれた回には再走が確定してしまう。


カービィの裏ラスボスがソウルではなくカオスで登場するのは今回が初めてだが、これは力を失った姿の方で今回のソウル枠を使ってしまった為の措置なのかは不明。(現にソウルと名の付くキャラクターが1作品に2体以上登場した事はない。)


塗りつぶされた様な瞳の表面は光の点がある。ガチャルポンのフィギュアを見ればわかりやすいが、その光の点がカメラの方向。つまり、画面越しのこちらを向いているように見える

この光点は戦闘中でもこちらを追いかけ、ダメージを受けると一瞬だが大きくなる。

エフィリスの目の一部なのだろうか。


補足するとこの「目が追いかけてくる」という仕掛けは、奥行きのあるパーツを重ねる「シャドーボックス」という実在の技法であり、目の部分をくぼませることで角度の変化により瞳孔が動くというトリックアートとして現実でも活用されることがある。

有名な例としてはプププランドじゃない方の某夢の国における某お化け屋敷マンションの「目で追いかけてくる絵画」が挙げられる。

カービィシリーズでも星の夢の黄色いモノアイカメラがプレイヤー視点を追いかける仕掛けとして知られている。


増殖バグ

第二形態に入っている状態でハンマーを用いたバグ技を使用する事によりなんと増殖させる事が可能。

バグのやり方は、スタミナが切れるまでホバリングを行い、スタミナ切れで落下し始めたら空中でハンマーの振り下ろし、着地と同時にふたたびホバリング操作をおこなう。すると、カービィが遥か大空に飛びあがってしまい、フィールドの外に出てしまう。


やり方を箇条書きにすると、


1.第二形態の時にハンマーを用いた飛び越えバグ(通称、ハンマー大ジャンプ)を使用。


2.フィールドの階段の下に移動。


3.階段からフィールドに戻ると新たなエフィリス(第一形態)が出現。


となる。


追加されたエフィリスが第一形態のままだと上記手順を行っても増殖はできないが、倒して第二形態に移行させてからバグ操作を行うと3体目を追加できる

同様に3体目も第二形態にすると更に4体目……と手順を繰り返すことが出来れば際限なく増やすことができる(Switchのフリーズやエラー落ち、ゲームオーバーといった限界は存在)。Youtubeの動画には7体のエフィリスと殴り合う姿も。

そうなると1体目のエフィリスが全方位レーザーを放ち、2体目がそれに続きレーザーを放ち、3体目がブラックホールと化しているうちに4体目の出した幻影の槍が飛んできてと、それはそれはえらいことになる。(これがほんとのカオス・エフィリス)

また、ボスのHPは共有されておらず個別に設定されており、それぞれ一定以上ダメージを与えると行動が変化する。つまりタイミング次第では3体のエフィリスが一斉にブラックホールを放って回避できなくなったりプラネタリウム・ドリームツアーの物量が悍ましいことになったり一斉にデッドリーサンを放ってくるという地獄絵図が展開されることも。


そして何と、デッドリーサン・グレーザー中、積みあがった高い岩からホバリングすることでも場外に出れてしまう。

意図せずに起こる場合はほぼ無いと思われるが、ハンマーバグがどうしてもできない人は利用するのもよい(よくないが)。


注意点として、この増殖現象はバグ技であるため安全性が保障されない上、派手なエフェクトの技を多用し大量に星を出すボスであるため、Switch本体への負担も大きいものになる。

やる場合は自己責任で。


"And Here We Are!"




技の元ネタ?

これまでのソウル系ボスと同じく多彩な行動を行うカオス・エフィリスだが、第二形態だけでなく第一形態も、使用技が過去作のボスの技を彷彿とさせるという声が歴戦プレイヤーの間で挙がっている。

ただし技の演出に過去作のものと似通った部分は見られるものの、開発側が意識していたか否かは定かではない。

参考までに、以下にその行動パターンを記載する。



  • ハーフムーン
    • ナイト系の「ムーンショット

  • ジオ・ストーム
    • ナイト系の「竜巻


















小説版

角川つばさ文庫の小説版で登場。

隠し要素を描かない小説版としては異例のボスラッシュ最後の相手の初登場である(ギャラクティックナイトやバルフレイナイトといった隠しボスが登場することはあっても、ソウル形態の登場は彼が初である)。


レオンを救出してカービィ達が絶島から帰ってくると、ワドルディの町の上空にワープホールを展開して出現し、メタナイトが趣味で建設したコロシアムに降り立つ。

原作と異なり、カービィとバンダナワドルディだけでなく、デデデ大王とメタナイトもカオス・エフィリス討伐に参加している(レオンも参戦したがっていたが、復活したばかりで本調子ではないこともあり、カービィ達が出陣している間に部下やワドルディ達を守るために残ることになった)。


夢見鳥の力に全てを委ねた結果、フェクト・エフィリスとしての自我はなく、エフィリスが今まで食らってきたすべての生き物の思念が混ざり、生物ではない怨念の塊と化している

感情や理性を失っているためか一切喋らない。


4人の攻撃により膝を突き、カービィのほおばりヘンケイでコアを分離されたが、すぐさま第2形態になる。

原作でも行ったアナウンスと同時に放たれるブラックホールも再現された……どころか、


「━━━それではぁぁぁご覧くださぁぁぁぁぁぁぁい!」


ノイズやけたたましい笑い声、罵り声、不協和音混じりのバグった音声にパワーアップと同時に「ソレデハご覧ください」を発動。さらに、ダメージを受けると断末魔の如く不協和音がデカくなる。


フルメタルカッターとデデデ大王の攻撃で後半戦に移行し、デッドリーサン・グレーザーでデデデ大王、スプラッシュ・ロッシュでメタナイトを連続で倒し、インパクト・ポンドでカービィのフルメタルカッターの能力を解除・破壊した。

しかしバンダナワドルディがデデデ大王を起こしたことで形勢は拮抗。さらにカービィがブレーザー・カッターを吸い込みフルメタルカッターを復活させたことで形勢が逆転。

起き上がったメタナイトとカービィの連携で動きを止められ、続いて全員の必殺技で倒された。


関連項目

星のカービィディスカバリー フェクト・エフィリス ソウル・フォルガ 夢啜る極鳥バルフレイナイト


ガノン:カオス・エフィリスの状態的には時のオカリナのガノンに近い…かも。


:バルフレイナイトの蝶要素を引き継いでいることから、モチーフに含まれていると考えられる昆虫。真っ黒な眼、櫛状の触覚、ふわふわの白い体毛などが共通する。あまりに長い時間ヒトの家畜として囲われるうちに野生へ回帰する能力を完全に失ってしまった唯一の動物として知られる。


:ではない。が、蝶であるバイトが吸収されているのであながち間違いではない…かも。


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