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海の上に白い入道雲が浮いていた。


概要

略称は「ぼくなつ2」。

ミレニアムキッチンが企画開発し、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)から発売。


2002年に初版がPS2ソフトとして、2010年にリメイク版がPSPソフトとしてリリースされた。

正式タイトルは、

  • 『ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇』(PS2版)
  • 『ぼくのぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!』(PSP版)

である。


前作と同じくメインストーリーが1975年の8月という時系列であるが、主人公は別人である。

ただし前作の登場人物と容姿が酷似する者が多く、ナレーターも含めて前作に引き続いて出演した声優も多い。


今回は静岡県伊豆半島の旧漁村が舞台となり、を3Dグラフィックスで泳げるようになった。

具体的なモデル地として、伊東市富戸地区や沼津市旧戸田村地区の町名、風景、地形などを組み合わせたと推測される。


昆虫採集釣りなどで入手できる生物の数がかなり増え、虫相撲の技や出場できる種類も増加。

その他自転車の搭乗、お小遣いでの買い物、恐竜の絵が描かれたジュース瓶王冠集めなど、ゲーム内のプレイ要素が充実化した。

リメイク版では登場人物や移動マップ、虫の種類などが大幅に増え、絵日記やセーブシステムがシリーズで最新のものに置き換えられている。

また前作に引き続きラジオ体操山登りも可能である。

その一方で前作にあった凧揚げがなくなり、プレイ状況によって変化するエンディング数も少なくなっている。


以上の要素に加えて、時折ファンタジーな演出のあるストーリーにおける懐かしさと切なさ、テーマソングとしてポップスの名曲『少年時代』の起用、テレビCMの影響などもあってシリーズでもトップクラスの人気となっている。


ストーリー

昭和50年(1975年)8月1日。

当時小学校3年生の9歳であった主人公の少年ボク(愛称)は母親が臨月を迎えた事から、31日まで伊豆の「富海」という集落で民宿を営む父方の親戚の家で過ごす事になった。

飾り気はないがどこか美しい海辺や野山に囲まれたこの地域で、親戚や現地で知り合ったご近所さん、滞在客と触れ合いながら、ボクくんは不思議な出来事を体験していくのであった。


登場人物

ボク(CV:村田貴輝)

本作の主人公であるプレーヤーキャラ。

クラゲが好きで、控えめな都会っ子ながらもアクティブにフィールドを駆け巡る。

リメイク版の追加イベントでの台詞では、以前収録して採用されなかったものや一部で合成音声を使用した模様。


・荒瀬源太(おじちゃん)(CV:天田益男)

ボクくんの叔父で大雑把でおおらかな性格。

以前は大工であり現在営む民宿を建てる程の腕前であるが、高所恐怖症を発症して引退した。


・荒瀬美津子(おばちゃん)(CV:一城みゆ希)

ボクくんの父親である叔母

陽気な性格で、民宿に併設した海の家も切り盛りする。


・荒瀬剛(CV:高山みなみ)

ボクくんの小学5年生の従兄(いとこ)。

明るく元気な性格。


・荒瀬繁(CV:大谷育江)

ボクくんの小学2年生の従弟。

勉強好きだが小心者で、好意を寄せている光の事になると露骨にいじける。


・相楽靖子(CV:坂本真綾)

その年の春から東京都に上京している高校1年生。

優しく穏やかであるが、家を出て行った母親との仲は良くない。


・相楽光(CV:最上莉奈)

小学2年生の靖子の妹。

少しひねくれているが明るい性格で、ボクを気に入るようになる。


・じいちゃん(CV:平野稔)

靖子と光の祖父で、診療所を経営する医師である。

戦時中は軍医として徴兵されていた。


・静江(CV:唐沢潤)

離婚して相楽家を出て行った靖子と光の母親。

明るく思慮深い人柄で、毎年お盆になるとたちの様子を見にいく事も兼ねて元夫の墓参りに訪れる。


・入院患者(CV:坂本真綾)

お盆の数日間の夕方だけ診療所の病室に現れる女性。

ボクくんに素性を明かさなかったが、その正体は靖子達の祖母の亡霊である。

その他ボクくんにお気遣いとして1958年以前の穴のない50円玉をくれたり、下旬に再び一度か二度だけ現れる。


・仲川洋(CV:進藤一宏)

中学3年生で、幼なじみの靖子とは疎遠になっている。

超小型ながらも本格的な自作ロケットの打ち上げに注力しており、30日までに3つ落ちている部品を拾って渡すとエンディングでの演出が変化する。


・オオカミじじい(CV:中庸助)

洋の父親である炭焼き職人で、若い頃に絶滅したニホンオオカミを本気で探し回っていた事からこのあだ名がついた。

相楽家の飼い犬のイベントで、この人物が最後に目撃したオオカミの個体と思われる骨を見つける事ができる。


・サイモン・ライヒ(CV:デビットニール)

おじちゃんの民宿に長期滞在するオーストラリア人の写真家

日本語が上手で、ボクくんにも作中で撮影した写真を数点譲ってくれる。


・凪咲(CV:石塚理恵)

診療所に勤める東京都出身の穏やかな看護師

船頭さんに好意を寄せられていたが、実はサイモンと交際していた。

ぼくなつ4では2人と思われるカップルがオープニングの新幹線車内で登場する。


・前島正男(船頭さん)(CV:牛山茂)

(移動マップで確認できる限り)集落の唯一の交通路である定期船の船頭で、ボクくんの送迎も担当した。

担当声優の牛山氏は本作以外では主人公の父親役(それぞれ別人)を全て務めており、この船頭さんもその父親達と容姿がどこか似ている。


・芳花(CV:田中敦子)

ボクくんの到着後に訪れた女性でよくギターを弾いている。

女子大生を名乗っていたが実は若手刑事で、ある事件を捜査していた。

前作の登場人物でオオカミを探していた女子大生の沙織と容姿が酷似しており、担当声優も同じ。

ぼくなつ3のオープニングで、この2人のうちのどちらかと思われる女性が列車内に登場する。


・谷口(CV:村田則男)

下旬に訪れる無口な元潜水士(港湾工事作業員)。

一見近づき難い雰囲気ではあるが、ボクくんにもきちんと相手にしてくれる。

実は約10年前に発生した金塊強盗事件に関わっていた。


・保田(CV:内田夕夜)

下旬に訪れたどこか優男な青年で、民宿が満室のため波打ち際にテントを張る。

実は芳花の先輩に当たる刑事であった。

担当声優の内田氏は、ぼくなつ4でナレーター役として再出演した。


・お坊さん(CV:池田勝)

15日のみ富海の住民の法事のために訪れる。

ドイツ語のジョークを飛ばす程お茶目で、檀家からいただいた花火を配ってくれる。

前作にも容姿と性格がほぼ同一で声優も同じお坊さんが登場するが、別人と思われる。


・ナレーション(CV:ダンカン)

その正体は大人になったボクくんで、少年時代の出来事を伝える。

リメイク版では初収録から10年近くも経っていた影響からなのか、追加されたナレーションでは声のトーンが少し異なっている。


リメイク版での追加登場

・月夜野すみれ(つみれちゃん)(CV:沢城みゆき)

民宿に長期滞在する19歳の注目作家

プレイの進捗によって児童文学を完成させていく。


・君野さん(CV:仲村トオル)

娘たちと共に、入江の外に沈む沈没船(おそらく江戸時代末期に来日したロシア艦がモデル)を調査に来た男性。

大手水産加工会社の御曹子のようで、当時の最新型と思われる機材でスキューバダイビングをする。


・君野千代子(CV:本多陽子)

中学1年生で愛称はチョコ。

妹と共にナゾナゾ姉妹を名乗り、ボクくんに散々な課題を出す。


・君野里佳子(CV:こおろぎさとみ)

小学5年生で愛称はカコ。

いつも姉と行動を共にする。


主題歌

少年時代

歌はPS2版を沢田知可子が、PSP版を夏川りみがカバー。


関連イラスト

砂糖水塗ろうっとぼくのなつやすみ その2


シリーズ作品

ぼくのなつやすみ

ぼくのなつやすみ3

ぼくのなつやすみ4


関連項目

アドベンチャーゲーム SCEI

夏休み 昭和時代 静岡県

上田三根子(キャラクターデザイン)

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