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概要

『となりのチカラ』は、テレビ朝日系列で放送されたドラマ。脚本・演出は、『女王の教室』、『過保護のカホコ』、『同期のサクラ』、『家政婦のミタ』、『35歳の少女』を手掛けた遊川和彦

主演は、松本潤


主人公の「何をしても半人前」な男・中越チカラは、困っている様子の人を見ると気になってしかたなく、毎回「おせっかい」を焼く。紆余曲折がありながらもマンションの住民らは徐々に互いに繋がりを強くし、ひとつのコミュニティーを築いていく彼の姿を描いていく。


ナレーションは、田中哲司が担当。劇中におけるチカラの心情を表現する役割を果たしている。


あらすじ

東京都小金井市に建つマンション「サニーパークハイム小金井」に中越一家が引っ越してきた。一家は、中越チカラ、妻の灯、娘の愛理、息子の高太郎の4人。


中越チカラは、一応いわゆる「小説家志望」なのだが、実際にはゴーストライターしかしていないダメ男である。チカラは小説家ではなく「小説家志望」であり、ヒマな時間を持て余しているから、困っている人を見るといつも気になってしかたなく、関わろうかどうしようかしばらく悩むが、結局見て見ぬふりができず声をかけ、他人の問題に関わっていく。だが毎回失敗ばかりし、おせっかいも途中からおそるおそるの状態になり、自分からおせっかいを始めたくせに、そのおせっかいも中途半端に終わってしまう。チカラは「失敗だらけ」で「中途半端」な男なのである。だが、さんざん紆余曲折を経た後、マンションではチカラの失敗がきっかけで、チカラの考えを超えて人と人の繫がりが生まれ、コミュニティが形成されていく。


登場人物

403号室

主人公。お人良しで抜けたところがある。家事スキルが低く、不器用。失敗ばかりで何をやっても中途半端。作家になりたいが、あくまで「作家志望」であり、作家にすらなれていない。日中はカフェ「Mukaino Cafe」で、中途半端に、ゴーストライターの仕事をしている。自分がやるべきことに集中しておらず、他人のことばかり気にしがち(しかも中途半端で、灯から厳しく指摘されている)。チカラは「他人の気持ちが良くわかる人」ではない。複雑な人間を理解するための理解力が欠けている。他人の気持ちを深く理解ができず、自分流に解釈(誤解)している。たとえば、チカラの目の前にいる妻や子供たちの気持ちすらも理解していない。毎日一緒に暮らしている妻や子供のことすら理解できないチカラが、別々に暮らしている近所の人々のことを「分かったつもり」になりおせっかいを焼くものだから、そのおせっかいはほとんどの場合ただの「的外れ」であり、おせっかいをやいた相手を悩ませたり傷つけたりする。両親を亡くしている。


チカラの妻。チカラとは大学時代の同級生の間柄。アパレルショップで店長を務めている。仕事でも使っているかららしいが、叱るときは英語が混ざっている。1983年10月14日生まれ。チカラが言いにくいことを代弁できる存在。曰く「チカラくんをけなしていいのはわたしだけ」。


チカラの娘。大人びた発言が多く、将来なりたいものはないらしい。学校に友人はいない模様。ひねくれた物言いをするため、灯とは衝突しがち。「数字は裏切らない」とイチイチ数で表現する。


チカラの息子。無邪気で単純。学校の成績は良くなく、灯の心配のタネ。手旗信号ができる。

この頃の小学生男子によくある下ネタ大好き男子。


402号室

中越一家の隣の部屋に住むエリート会社員。妻と娘がいる。優秀な兄弟と比較されて育ち、両親からは劣等生扱いされてきた。

職場でのストレスを達代と好美に対して虐待という形で発散している。虐待がチカラや他の住人にバレてからは、チカラとは一切関わらないことを貫いていたが、耐えかねた達代と好美に家出される。


好美同様、夫の学から虐待を受けており、左耳の鼓膜を破られている。虐待に耐えかねて好美と心中しようとするが、灯や星に止められて思いとどまる。その後は学から逃げるようにチカラや他の住人の部屋に匿われていた。チカラに説得されても、なお反省した素振りを見せない学を見かねて、彼に「その汚い手をとっとと放せクソ野郎」と一括してから好美を連れて「サニーパークハイム小金井」を去る。

家出をした後は、灯の紹介で彼女の務めるアパレルショップで働いている。


学と達代の娘。愛理・高太郎と同じ小学校に通う3年生。

学からの虐待に苦しんでおり、他のマンションの住人に対して内向的に接していたが、チカラから困ったことがあったら手旗信号でサインを送るようにと言われ、心を開き始める。達代と共に「サニーパークハイム小金井」を去る。


503号室

中越ー家の真上の部屋に住む女性。元小学校教師。両親を震災で亡くした託也を1人で育ててきた。

2年前から認知症を患っており、託也に迷惑をかけまいと身投げしようとしていたところをチカラに止められる。その後は、認知症の症状の進行を抑えるために毎日決まった時間にピアノを演奏している。

中越家が「サニーパークハイム小金井」に引っ越して来てから2ヶ月が経った頃には症状が著しく進行しており、チカラと託也のことも分からなくなっている。自身の症状に自覚はあるようで、自ら決意し介護施設に入居する。


高校3年生。小学生の頃に両親を東日本大震災の津波で亡くして以来、祖母の清江と暮らしている。教師になるのが夢。

認知症の症状が出始めていた清江を疎ましく思いながらも彼女の介護をするために大学の受験を諦めようとしていたが、チカラに励まされた次の日、「どんなことがあっても力を合わせて頑張ろう」と誓う。その後諦めかけていた入試(束京大学)を受け、無事に合格。


404号室

404号室の住人。息子を亡くした後に夫とはすぐに離婚、娘の美園が結婚する時に揉めて家族の縁を切り、一人で暮らしている。占いにハマっており、日々、その日のラッキーカラーを身にまとっている。住人を自室に呼び出して占ったり開運グッズを売りつけたりしているため、迷惑がられている。

美園を家族とは思っていないと言いながらも彼女のことを気遣っており、美園が出産する時にそばにいてあげられなかったことを悪く思っていた。それ故に他人から娘について聞かれるたびに辛い気持ちを抱えていた。自殺した息子の墓参りの際に偶然美園と再会し、気まずくなってしまう。しかし、チカラの話を聞いて彼女と和解する。

子育てに関して美園と対立していたが、チカラを見習って美園の話を聞き、一切口出しはしないと誓い、和解した。


頼子の娘。結婚するときに頼子と揉めて縁を切り、息子の啓介には祖母は死んだと言い聞かせている。

進学先や就職先を全て一人で決め、出産するときにそばにいてくれなかった頼子を憎みながらも実際は頼子のことを思いやっていた。弟の洋平の墓参り中に偶然頼子と再会。自分と頼子がお互いに思いやっていたことを知り、和解。母について嘘をついていたことを啓介に告白し、頼子と啓介を対面させる。

古いアパートに住んでいたが、頼子と和解した後は啓介を連れて「サニーパークハイム小金井」へ引っ越し、頼子と共に生活する。

啓介の子育てに関して口出しをする頼子と対立し家出していたが、頼子がこれからは一切、自分の意見を押し付けずに干渉しないと誓ったために和解。


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