武道(ぶどう)とは、日本古来から現在に伝わる運動のことである。
概要
元々は、自己防衛及び敵に対する攻撃のための修練として行われていたものに、人格の陶冶や自己の追求を目的とする、求道の概念が加わったものと考えることができる。
一般的には柔道や剣道、弓道や合気道が有名であり、作法や試合運びもある程度画一的になってきたが、本来の武道は流派によって様々な特色を持つ(居合道などが顕著である)。
武道とスポーツ
武道とスポーツは別物という考えを持つ人が多い。
柔道の場合、オリンピックの公式種目で、海外にも柔道家が増えたことから、本来の武道からスポーツ・格闘技としての側面が強くなったと指摘する者もいる。
これは試合に勝つことばかりが重視され、礼儀作法や自己の精神の修練に対する意識が欠如しているという指摘がなされている。
そのようなことから、剣道のような現在、公式種目になっていない武道の競技を行っている者で、公式種目になることを否定的に捉えている人物も少なくない。