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なるあやの編集履歴

2024-04-27 21:32:29 バージョン

なるあや

なるあや

なるあやとは、ゲーム『逆転裁判3』に登場する、成歩堂龍一と葉桜院あやめのカップリングである。

概要

逆転裁判3』に登場する、成歩堂龍一葉桜院あやめのカップリング作品に付けられるタグ。『逆転裁判』では数少ない、作中に恋愛描写がある公式カップリングの1つ。


2012年8月27日。弁護士を目指して『地方裁判所』の資料室を訪れ、勉強に励んでいた成歩堂の元に突然、1人の美女が現れる。彼女の名前は美柳ちなみと言い、偶然にも成歩堂と同じ『勇盟大学』の生徒であった。ちなみは彼に「一目惚れしたから付き合って欲しい。出会いの記念品として、このペンダントを受け取って貰いたい」と告げ「ハート型の金細工の中に、青緑色のガラスの小瓶が付いたペンダント」を渡した。美女からの突然の告白に舞い上がった成歩堂は即座に彼女からの申し出を受け入れ、2人は交際する事となった。


それから半年間、成歩堂とちなみの交際は続くが、暫くしてから彼女は「ペンダントを返して欲しい」と奇妙な発言を口にする様になった。ところが毎日お弁当を作って昼食を共にしたり、手編みのセーターとマフラーまでプレゼントしてくれる、献身的な理想の恋人との交際を中心とした幸福な日常の末に、すっかり色ボケしていた成歩堂は「ちなみの発言は照れ隠し」と思い込み、彼女の頼みを無視して行く先々でペンダントを見せびらかしては、出会う人々に「ちなみと言う運命の人」を自慢して回った。


2013年4月。業を煮やしたちなみは「過去の不祥事の証拠品であるペンダント」を奪還しようと強硬手段に走り、これが切っ掛けで成歩堂は彼女の本性と真の目的を知り「僕は一時的にペンダントの預け先として利用されていただけに過ぎなかった」と痛感し、ちなみとの恋愛関係は自然消滅する結末を迎えた。


それから6年後の2019年2月。弁護士となった成歩堂に、助手にして霊媒師の綾里真宵は「オカルト雑誌でも特集されている、人気の霊術道場『葉桜院』に行きたい。保護者同伴が必須だから付き添って欲しい」と言い出す。当初は寒さが苦手だからと真冬の豪雪地帯でもある『葉桜院』に行くのを嫌がる成歩堂であったが、真宵が見せて来た雑誌『お!カルト新年号』の特集記事に掲載されていた写真を見ると目の色が変わる。それには『葉桜院』の尼僧・葉桜院あやめが写っていて、彼女の姿は大学時代の恋人・ちなみと瓜二つだったのだ。「ちなみの現状からして、こんな場所にいる事は有り得ない」とは思うも、とても無関係だとは思えない彼は自分の目で真実を確かめる目的で、真宵ともう1人の助手・綾里春美に同行して『葉桜院』へと向かった。


『葉桜院』に到着した、その夜。ついに成歩堂とあやめは対面を果たすが、彼女は明らかに狼狽えていて、しかも「以前どこかで会った事はないか?」と問い詰められると最大数である5つのサイコ・ロックを発動させて黙秘を貫いて姿を消した。その直後、真宵の特別修行の開始を契機として『葉桜院』を舞台とした殺人事件が引き起こされる。この事件は次回作の構想を練る為『葉桜院』に宿泊していた、絵本作家・天流斎エリスが境内で刺殺体として発見され、実際に彼女を七支刀で刺していた所が目撃された、あやめが逮捕されてしまい、成歩堂が担当弁護士となった。


事件に関する捜査と審理が進行する内、あやめとちなみの関係や2人の正体、成歩堂とちなみの交際に隠された真実が判明して行くと同時に『逆転裁判3』の物語は結末へと向かって行く。


関連イラスト

なるほどくんとあやめさん成歩堂とあやめ


関連タグ

逆転裁判3

成歩堂龍一 葉桜院あやめ








※ここから先ネタバレ注意※









ネタバレ

あやめの正体は、ちなみの双子の妹であった。2人は綾里キミ子と宝石商だった元夫との間に生まれた娘達で、キミ子が再婚後に出産した春美の異父姉妹に当たる。DL6号事件を切っ掛けに綾里一族の権威が失墜した事から「綾里家の利用価値はもう無い」と見限った父親は双子の娘達を連れて『倉院の里』を去った。そして彼は「子供は少ないに越した事はない」との理由で長女のちなみは自分の元に残すも、次女のあやめだけは『葉桜院』に預け、その住職を務める毘忌尼に育児を託した。こうして離れ離れになった双子の姉妹であったが、ちなみとあやめは影で連絡を取り合い、協力関係を築いていた。


子供達に完全に無関心で冷酷な父親の元に残った、ちなみは荒んで行った結果、父親への復讐心から犯罪者に身を堕としてしまい、双子の姉への行き過ぎた同情から密かにあやめも、彼女に言われるがまま犯行に荷担する様になった。


当然ちなみを追跡する者も現れ、その中の1人である弁護士・神乃木荘龍の毒殺未遂事件も該当案件だった。『地方裁判所』のカフェテリアで、ちなみは神乃木の取り調べに応じるフリをして、隙を突いて彼のコーヒーに致死量の毒を盛った。彼女はこの液状の毒薬を、あの「ガラスの小瓶付きペンダント」に入れて、誰にも怪しまれない形で携帯していたのだ。毒入りコーヒーを飲まされた神乃木が倒れると、ちなみは資料室へと逃げ込み、そこにいた無関係の人間・成歩堂にペンダントを押し付ける事で証拠隠滅に成功し、まんまと警察からも逃げおおせたのだった。


その後ちなみは、ペンダントを取り返して証拠隠滅を完了させる為だけに、成歩堂との交際を開始するが、神乃木以外にも複数の犯行による犠牲者を何人も出していた彼女は、証拠不十分が原因で逮捕こそ免れてはいるも、警察からは「過去数件の事件の最有力容疑者」としてマークされており、自由に行動する事は出来ずにいた。そこで、ちなみは双子の姉妹なのを良い事にあやめに「自分に成り済まして成歩堂と交際し、ペンダントを取り返して来い」と命令した。この命令には「ちなみ自身は成歩堂を“甘ったれで人を信じる事しか出来ない、鬱陶しい奴”と嫌悪しており、会うのも嫌がっていた」という背景もあっての事である。あやめは「この命令さえ完了させれば、姉が罪を犯す事も無くなる」と思い従った。


ここから姉に成り済ました彼女と成歩堂の交際が始まった。当初のあやめは早く用件を済ませる事だけを考えていたが、成歩堂と交際を重ねる内、段々と彼の誠実さに心惹かれる様になり、最終的には本気で成歩堂を愛する様になった。それ故に毎日、彼に手作り弁当を差し入れて昼食を共にし、寒い時期になると手編みのセーターとマフラーをプレゼントしたりと献身的に尽くしていた。当時の成歩堂は理想の彼女との交際で有頂天になり、すっかり色ボケしていた。そんな状況下でも、あやめは「彼の人間性における長所」をきちんと見抜いて評価していた事からも、愛情の深さが窺える。生まれつき大人しい性格だった為、彼女はペンダントの奪還を強行する事も出来ず、最愛の人と長く一緒にいたいと思う余り、早く命令をこなせと苛立つ姉に「もう少しだけ待って欲しい」と必死に懇願する事を繰り返す様にもなっていた。


ちなみは妹の恋心にも気付き、いつまで経っても目的が達成出来ない状態に我慢の限界を迎えた彼女は「成歩堂を毒殺してペンダントを奪還する強硬手段」に出ようとする。

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