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トリカブトの編集履歴

2012-07-24 18:17:27 バージョン

トリカブト

とりかぶと

双子葉植物綱キンポウゲ目キンポウゲ科に属する毒草。日本には約30種程自生している。

トリカブトの名は、花が古来の衣装である鳥兜・烏帽子に似ているからとも、鶏の鶏冠(とさか)に似ているからとも言われる。英名では"monkshood"(僧侶の被りもの)と呼ぶ。花の色は紫色の他、白、黄色、ピンク色など。

多くは多年草である。沢筋などの比較的湿気の多い場所を好む。


根に大量のアルカロイド系の毒物を含有し、誤って摂取すれば死ぬ事もある。毒の威力は非常に強く、ドクゼリ、ドクウツギと並んで日本三大有毒植物の一つとされる。嘗ては世界各地で狩猟用の毒矢に塗布する毒の原料とされた。

その一方で、トリカブトの根を乾したものは附子(ぶす)または烏頭(うず)と呼び、漢方薬として用いられる事がある。

また花蜜や花粉にも毒が含まれており、ミツバチがそれらを集めて猛毒の蜂蜜を作ってしまう事がある(食べれば勿論中毒する)。その為、養蜂家はトリカブトの自生する場所では決して蜂を放さない。

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