死ぬのはダメ!怖い!
シン……好き………
プロフィール
血液型 | A型 |
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身長 | 163㎝ |
体重 | 43㎏ |
年齢 | 不明(推定16歳) |
搭乗機 |
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CV | 桑島法子 |
人物
地球連合軍・第81独立機動群(通称:ファントムペイン)所属のエクステンデッドの少女。
幼少の頃から、ロドニアの研究所(ラボ)では『最適化』と呼称されるナイフや重火器を扱った実戦訓練、シミュレーションでの戦闘訓練、定期的な薬物投与及び記憶操作の調整が行われている。
そのため、軍からは「生体CPU」と呼ばれるMSのパーツ扱い(消耗パーツ扱い)であり、
パーソナルデータはすべて消去済み。年齢すら、推定扱いで正確には分かっていない。
しかし、そんな体躯とは裏腹に普段は口調も情緒も非常に幼くおとなしい性格をしている。
これは環境や度重なる『最適化』の影響ではないかと思われる。
(岩瀬昌嗣先生の漫画版では普通の喋り方である)
だが、戦場では一変して激しく激昂しやすい性格に豹変し、高い戦闘能力を発揮する。
エクステンデッドには聞くと恐慌状態に陥る単語(ブロックワード)が存在し、ステラの場合は「死」がそれに該当する。
来歴
スティング・オークレー、アウル・ニーダと共にアーモリーワンへの潜入時、
主人公であるシン・アスカと遭遇しているが、お互いに当時のことを覚えていない。
因みにその時偶然とはいえ胸を鷲掴みにされている。
(マガジンZ版では、胸を触った事を怒って、シンに平手打ちをしている)
その後、作戦に従いセカンドステージの保管されている格納庫を襲撃。
ガイアガンダムを奪取して、以降はそれを乗機とする。
シンとの出会い
シンとは互いに相手を知らずに数度戦闘を行っているが、
ディオキアでの休暇中のある日にダンス中に崖から海に落ちたのをシンに救助された。
その時にシンがブロックワードを発し、恐慌状態に陥るが、「戦争で家族を亡くした少女」と勘違いしたシンの発した「君を守る」という言葉によって落ち着きを取り戻した。
心を通い合わせた二人だったが、その後、回収された彼女は、シンとの思い出を『余計な記憶』であると判断された連合の軍人による『最適化』でシンの記憶ごと消去されてしまう。
オーブ軍との戦闘
その後、ユウナ・ロマ・セイラン率いるオーブ軍との戦闘では、ハイネ・ヴェステンフルスの搭乗するグフイグナイテッドと戦闘し追い込まれ、更にはフリーダムの介入も受ける。
最終的にはフリーダムを攻撃しようとして、割り込む形になったグフ・イグナイテッドを撃墜。
ハイネを戦死に追い込んだ。
エクステンデッドの呪縛
ネオ・ロアノークと連合軍人の話で、スティングやアウルと共に訓練を受けたロドニアの研究所(ラボ)がザフトに発見。接収、調査されていることを知り、それを何気なく呟いたことでアウルが動揺。
『死』という言葉を聞いたステラは、消されたはずの『守れば死なない』と言ったシンの言葉を微かに思い出し、ガイアでJ.P.ジョーンズを飛び出して研究所へと向かってしまう。
そして研究所にいたインパルスガンダム,セイバーガンダムと交戦するも、二機の連携により撃墜された際にシンに保護され、戦艦ミネルバの医務室に拘束、捕虜とされた。
軍医から聞かされたステラの正体と施されている処置を知らされたシンに大きな衝撃を齎した。
『最適化』による記憶の消去は完全ではないのか、再び目覚めたステラはシンの記憶を思い出しており、二人は再度心を通わせたが、『最適化』が必要な彼女の身体は徐々に衰弱していき、
またザフトも彼女を「エクステンデッドの『生きた』サンプル」という対象でしか見ていないため、本国への移送が決まってしまう。
そのため、それに異を唱えるシンの独断とレイ・ザ・バレルの協力によって、彼女の隊長であるネオ・ロアノークに送り届けられた。
だが、既にステラの身体は限界寸前であったらしく、スピンオフである『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』では、同艦にステラが収容されるシーンでは、弱っているステラを見たスウェン・カル・バヤンが「たとえ、揺り籠(『最適化』を行う装置)で処置しても永くはもたないだろう」と示唆している。
最後
帰隊後は連合の地上空母・ボナパルトで更なる再調整を受け、デストロイガンダムの生体CPUとしてベルリンを含むヨーロッパの三都市で無差別破壊及び虐殺を行い、焼け野原にしてしまう。
その後、事態を知ったアークエンジェルとフリーダムが現れ、周囲の被害に構う事無く交戦するのだが、更にそこへシンの搭乗するインパルスガンダムが割り込んでくる。
三つ巴の戦闘の中、ネオはフリーダムによって撃墜される事になり、ネオから自身の存在を知ったシンに説得される中、正気を取り戻し活動を停止したものの、静観していたフリーダムが視界に入った結果、恐慌状態に陥り、再度暴走。フリーダムだけでなくシンのインパルスもろとも吹き飛ばそうとするが、それを止めようとしたフリーダムの攻撃でデストロイは沈黙、ステラはシンよって回収される。
しかし、度重なる最適化やデストロイでの戦闘の影響で、ステラの身体は限界を迎えてしまい、最期はシンに「好き」と伝え、彼の腕の中で力尽きた。
彼女の遺体は「これ以上彼女を弄ばれたくない」というシンの願いにより、彼自身の手で雪の降る山中の湖に水葬にされた。
死後
ステラの死によってシンの怒りの矛先はフリーダムを駆るキラへと向けられ、二人の対立は決定的となる。
因みに漫画版では正気を取り戻したが、デストロイのビーム砲のエネルギーカットが出来なくなり、シンに「逃げて!」と叫ぶが、アニメ版同様、止めようとしたフリーダムによってデストロイは破壊され、この時ステラはデストロイの爆発と共に巻き込まれて死亡する。
ちなみに、ステラの死の直後、本国からフリーダムの撃墜が命令され、シンはキラと交戦する事になる。
彼女は本作における悲劇のヒロインともいうべき存在で、ポジションは「機動戦士Ζガンダム」におけるフォウ・ムラサメ、キャラクター的にはロザミア・バダムに近い。どんなに悲劇的だったことか、ステラ追悼企画によってステラ生存ルートに基づくファンピック(君がくれた奇蹟、Feeling of thankfulnessなと)もあるほどだ。
余談
趣味は魚の飼育。
尚、小説版においてはファントムペインという囲いの中でしか生きられないステラの暗喩だと説明されていた。
金髪ミディアムヘアという共通点からカガリと混同されることがかなり多く、カガリのイラストなのに【ステラ】タグがついてるなんてことが当たり前のようにある。
Gジェネレーションシリーズ
「貴方も………苦しいね………」 - 自身を相手にしたミラーマッチやルイス・ハレヴィとの戦う時
「ステラ!今度はお前を守らせてくれ………!」 - ムウ・ラ・フラガの記憶を取り戻したネオ・ロアノーク
「貴方もまた、無理をしているように感じる………!」 - ソーマ・ピーリス/マリー・パーファシー
『PORTABLE』で登場して以来、着実に参戦。
ここでは原作の悲劇的な運命から抜け出すことができ、パイロットとして活用した場合、自身を相手にしたミラーマッチやキラ・ヤマトを相手にリベンジマッチ(残念ながら関連セリフはなし)も可能。ガイアやデストロイ以外に相性のいいユニットを選ぶならガラッゾ(ブリング機とヒリング機)とガデッサ(ヒリング機のみ)や覚醒武装を有している機体がオススメ。
スーパーロボット大戦シリーズ
作品によって生き残ったり既に死亡後だったりとやや扱いはまちまち。だが彼女のファンならば生存する作品をプレイする価値は十分にある。
『Z』においては原作通りフリーダムにデストロイを撃墜されて死亡してしまう……
が条件を満たしていると原作再現ルートではZEUTHに敗れたシンの前にガイアガンダムに乗って、ifルートではアーガマ内でザフトを離れたシンの前に現れて感動の再会を果たす。
(ついでに彼女の生存によってシンの中にあるキラ・ヤマトとムウ・ラ・フラガとの確執と因縁が完全に消滅する)。
この際原作では対面しなかったルナマリア・ホークによって少し嫉妬されるがすぐに友人として仲良くなっている。なお助かったのは破嵐万丈がデストロイ撃墜後に救助して、彼にメガノイドの技術を応用した治療を施されてしばらく休養していたらしい。
この作品では生存ルートに繋げるためかシンがステラを水葬する場面がカットされている。その後Zシリーズの続編『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』のEDにてシンの口から生存が語られ、最終作『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』でもEDのみでありながら再登場し、戦いから解放されて幸せに暮らしている。
『K』ではギルバート・デュランダルに目を付けられて治療を施され、メサイア内に幽閉されていたことが条件を満たしていると判明し、メサイアの爆発の際に救助され自軍に加わる。
『L』においてはデストロイに乗るのは原作通りだが、この作品ではキラがステラの救出に協力してくれるため、なんと無条件で生存する。
パイロットとして使いたいなら条件をクリアする必要があるが、それでも破格の扱いである。
『SC2』『UX』『CC』『V』においては残念ながら無条件で死亡してしまう、もしくは原作通り死亡した後の物語となる。
関連イラスト
関連タグ
深海の孤独…キャラクターソング
フレイ・アルスター、ナタル・バジルール:キャラクター的には特に接点はないが中の人が前作で演じた人物。両者ともステラ同様最後は命を散らしてしまっている。
表記揺れ
カップリングタグ
ガンダムシリーズのオマージュ元のキャラクター
フォウ・ムラサメ:『敵軍の主人公と心を通わせる強化人間の少女』という「悲劇のヒロイン」ポジションがオマージュ
ロザミア・バダム:フォウと同じく『敵軍の主人公と心を通わせる強化人間の少女』という「悲劇のヒロイン」ポジションが同じことに加え、性格面(記憶操作の調整のためか、幼い性格と、戦闘中に豹変する点)での設定が酷似