概要
シルバーゴーストとはバイオハザード4に登場するレオンが装備しているハンドガン。
ゲーム内の名称はシルバーゴーストではなくシンプルにハンドガンである。
「シルバーゴースト」と言うネーミングはアームズマガジンの2006年一月号に掲載されたバイオハザード4PS2版の発売記念の特集の際にバイオハザードやデビルメイクライ、ディノクライシスで武器デザイナーを務めたRyoumura Jyoshin氏が執筆した「レオンがサムライエッジのようなカスタムガンを制作してほしいという依頼をした際にジョウ・ケンドが現在の成熟したレオンに「引き抜かれた魂」を見た事からシルバーゴーストと名付けた」という二次創作ストーリーが基の非公式名称であったが、後に海外限定で発売された公式のバイオハザードのカードゲームにてこの銃の正式名称として扱われた。
その後は大まかな設定は同じであるが「ジョウ・ケンドがレオンにラクーン事件の幻影を見た事から「グレイファントム」という名前にする気だったが、彼がラクーン事件以降「暗い灰色の霧の中を彷徨っている男」だったことからシルバーゴーストと名付けられた」という設定となった。
ファンからの愛称は「初期ハン」。
スライドには「Kendo」の文字が見えるため、サムライエッジ等と同じくロバート・ケンドの兄弟であるジョウ・ケンドが制作したカスタムガンであることが分かる。
ゲーム内の性能としてはよくある初期武器、と言った感じの性能だが武器商人のもとでカスタマイズし、限定仕様にするとヘッドショットのクリティカル率が5倍になる。これはナイフや体術にも適用される。
が、不意にクリティカルが出てしまうと無敵時間が存在する体術に持って行けずに不利になってしまう場合があるため限定仕様まで改造しないと言うプレイヤーも多く、ペセタが集まりにくい難易度プロフェッショナルでプレイヤーが改造費をケチるためにこの銃をずっと使う場合もある。
マーセナリーズではウェスカーがサプレッサーが付いたモデルを所持しているが、サプレッサーが付いていると敵が音を感知出来ないため近寄ってこず、コンボを繋げられなくなってしまう可能性があるため、アタッシュケースのスペース確保も含め開始後に即に捨てられてしまう可哀想なパーツである。おまけに本編では正規の方法では使えない。また、アンブレラクロニクルズでの「闇を継ぐ者」パートでのウェスカーがマーセナリーズと同じサプレッサー付きモデルを使用している。(これはサムライエッジウェスカーモデルの疑似的な再現の為とのこと。)
4以外ではディジェネレーションでもこの銃をレオンは使用しているが、6からはウィングシューター、センチネルナインへと変更している。
開発初期のバイオハザード5の2005年版トレーラーにてコンペンセイターが装着されたものをクリスが使用している。(後にM1911、最終的にはベレッタ92Fと変更された。)
またクリスが『MARVELVS.CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』に登場した際もこのハンドガンを使用していた。
その後は長らく登場することはなかったが、バイオハザード:インフィニットダークネスにてレオンの拳銃として実に13年ぶりに再登場した。(作品内での時系列ではディジェネレーションの1年後ではあるが。)
こちらではオリジナル版よりもUSPに寄ったデザインとなっている。
バイオハザード4の体験版ではスタームルガーP85がレオンの初期ハンドガンだった。
デザイン自体はH&KUSP、S&Wシグマ、ルガーP85を組み合わせた実在しない完全な架空デザインの物であるが、これはジョウが「究極のハンドガンはベースガンを必要としない」と1からフルスクラッチで設計した銃という設定であるため。
また、この銃はバイオハザードオリジナルの拳銃としては珍しくサムライエッジのように東京マルイからエアソフトガンが発売されていないが、多くのマルイ製のバイオハザードコラボのエアソフトガンは所謂リデコ品であるため、上記の架空デザインのせいで既存のエアソフトガンの金型が流用できないことが原因だと思われる。
ARMSマガジン2006年1月号ではフルスクラッチで本体を制作しつつ、東京マルイ製エアソフトガンのパーツを流用することで再現モデルが制作されている。
また、バイオハザード4のPS2版の初回特典であるメタル製6/1ガンコレクションでミニチュア版が付属していた。
SG-09R
バイオハザード4のリメイク版である『バイオハザードRE:4』ではSG-09Rという名称リメイクされ、MUPベースでフレームの形状が大幅に変更となりコンペンセイターが装着されたデザインとなっている。(フレームはUSPからそれをベースとした新型であるH&KP30やHK45への過渡期をイメージした前時代的なカスタムとして制作されたとのこと。)
また、こちらは東京マルイから完全受注生産でコラボモデルが発売される予定である。
コンペンセイターが装着されているという点ではオリジナル版のシルバーゴーストよりもクリスが使う予定だったモデルの方に近い。
シルバーゴーストではサムライエッジと同様に「CUSTОM SHOP KENDO」の刻印が入っていたが、こちらではそもそも制作したのがロバートではなくジョウであることやラクーン事件で店が無くなっていることを踏まえて「Kendo」刻印のみとなっている。
本編のムービーでは全編に渡って使用されている他、片手でのプレスチェックや近距離戦ではC.A.R.システム(全てのハンドガン共通だが)を披露する。
ゲーム内での性能としては最大まで改造した状態で全6種類あるハンドガンの中で装弾数も威力も中間程度となっている。
連射速度はレッド9に次いで低く、ほとんどの銃に性能が負けている点が多い器用貧乏気味な性能となっており、限定仕様はオリジナルと同様クリティカル率5倍だが、センチネルナインが全く同じ仕様でそちらの性能が初期段階でSG-09Rよりも高い為にやや食われ気味になってしまっている。
関連タグ
バイオハザードオリジナル架空銃:サムライエッジ シルバーサーペント センチネルナイン トールハンマー アサルトライフルCQBR