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夢オチの編集履歴

2023-03-16 17:03:50 バージョン

夢オチ

ゆめおち

………という夢だったのよ。

概要

夢オチ(夢落ち)とは、言わば結末の一種であり、登場人物(主に主人公やメインヒロイン)が物語の最後で目覚め、今までの話は全ての中の話だったんだ……と思わせて物語を終わらせる手法である。

古くは中国の古典『荘子』の一節『胡蝶の夢』から見られており、それ以降も『邯鄲の夢』『枕中記』など、古典文学で多く使われている。西洋文学では『不思議の国のアリス』などがある。


注意点

古来から使用されている由緒正しい手法だが、今まで積み上げてきた伏線も何もかも投げ捨てて「夢だから」で片付けてしまう事で、今まで読んできた読者の期待を根底から壊してしまうため、作劇手法としては半ば禁じ手とされ、その評価はあまり芳しくない。

明らかに夢だと分かるレベルのキャラ崩壊やカオスなストーリーが展開された後に「実は夢でした〜」というオチで終わるエピソードが登場する作品は少なからずあるが、「数年間に渡る連載全てがメインヒロインが見ていた夢だった」……と最後の最後で判明した著名なギャグ漫画が大きな批判を受けたという前例もある(※)ため、ギャグ作品だからすべて許容されうるとも限らない。


そういうわけで、安易なデウス・エクス・マキナと受け取られないためには工夫が必要である。

目が覚めたら夢の中で貰った物を持っている、夢の中で出会った人に出会う、仲間全員が同じ夢を見ていて仲間全員に夢の記憶が残っている、実は夢と現実が逆転していた、寝ぼけて夢だと思い込んでいたら夢じゃなかった、夢だったが実は予知夢だった、目が覚めた後の世界も夢だった、夢と現実のはざまだったetc…。どっちが夢か現実か最後まで明確にされずに幕引きとなるケースもある。


※後に作者から「夢オチで片付けられるのは心外」というコメントがされ、愛蔵版の最後のコマに夢オチではないことを裏付ける加筆がされた。


余談

同人誌(中でも性描写のあるいわゆる薄い本)においては、鬱展開リョナ展開からの夢オチ(ないしは妄想オチ)はしばしば用いられる。ヒロインが酷い目に遭うことに嫌悪感を抱く読者への配慮、あるいは作者自身の葛藤からだと思われる。


関連タグ

夢落ち…表記揺れ


 オチ 結末

という夢を見たんだ 夢でよかった

メタフィクション 消失系ヒロイン

現実オチ せやけどそれはただの夢や 人の夢と書いて儚い 現実は非情である

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