概要
黄道十二星座の10番目で、英名はCapricorn(カプリコーン)またはCapricornus。
黄道十二宮の磨羯宮(まかつきゅう)の意味でも用いられ、12月22日~1月19日生まれの人はこれ生まれとなる。
名前は山羊となっているが、山羊なのは上半身のみであり、下半身は魚の姿をしている。
これは、牧神パンが魔人テュポーンの襲来に驚いて、他の神々と同様に水辺に飛び込んで逃げようとしたときに、慌てて魚に変身したため山羊と魚が混ざった動物になってしまったかららしい。
英名については、星座としてはCapricornusで、Capricornは磨羯宮の英名とする傾向があるが、Capricornusはラテン語名とする情報もある。
同様の例として蠍座がある。
磨羯宮は摩羯宮とも書かれるが、こちらは主に中国語で見られる。
黄道十二宮の特性
属性は地属性。地の最終星座でもある。成長・試練を司る土星と関連が深い。
目標意識の高い「野心家」。責任感が高く、与えられた自身の役割に手を抜きにくい。本質は臆病であるが、それが原因で攻撃的な態度を取ることも多い。ただ、突然の好機に対して弱く、フイにしやすい。関節炎や歯の病気に罹りやすい。タロットカードでは悪魔や塔に当てはめられやすい。
太陽星座
一般常識や教養を踏まえて成長できた者は、律儀で義理堅く、更に高みを目指そうとストイックな姿勢になる者が多い。計画的ではあるが、大胆な行動力がうまく働き、世界を掛ける成功者に山羊座がいる。自然と信用や人望が集まりやすい。
月星座
試練を怖れて逃避した者達は完璧主義の幻想を抜け出せず、他人にも強要するほどに頑固者と変貌する。しかし、完璧を求める割に自身は空虚であり、他11星座から見ると「過剰な自己満足」と評されることに気付こうとしない。このため、他人との衝突が多く、自分が悪くても折れることは絶対にない。重箱の隅を楊枝でほじくる事が好みなので、大局が見えない者も多い。
上の立場への幻想も強いが、自身が社長の立場に就くと、次の世代に引き継ぐよりも先に組織を畳むことを選択する傾向が高い。
山羊座の攻撃性として、正論や正義(または、そう思い込んでいること)を振りかざして相手を封じる事と、無意識にある傲慢不遜を起因とするものが多い。
肉体上は骨・膝・関節を司る星座のため、関節リウマチや膠原病に罹りやすいとされる。精神面は冬至を起点に山羊座が始まるため精神疾患にかかる者も少なくなく、挫折しやすい星座である。引きこもりになって無気力になるほか、ネット依存症やドルオタ・声豚に行き着きやすい傾向もある。
責任能力が高い星座とされるが、中には責任転嫁に走る者も存在している。
なお、1840年代~2020年末までは「山羊座の時代」であったともされている文献もある。(1980・90年代は例外である)
山羊座をモチーフとしたキャラクター
聖闘士星矢
特撮
アニメ
漫画
ゲーム
その他
Gamzee Makara、Kurloz Makara、The Grand Highblood(『Homestuck』のTroll。山羊座がモチーフ。)
関連イラスト
関連タグ
やぎ座 磨羯宮/摩羯宮 Capricornus/カプリコーン Capricornus 山羊 ♑