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ベルギー妖怪の編集履歴

2021-10-12 00:10:00 バージョン

ベルギー妖怪

べるぎーようかい

ベルギーで伝承される妖怪であるが、日本においては創作されたもの以外はほとんど知られていない。

概要

日本においては昭和時代に刊行された『世界妖怪図鑑』や、水木しげる氏の『世界の妖怪大百科』に掲載された牛鬼カルフ歯痛殿下(透明骸骨)がベルギーの妖怪であると紹介されているが、どうもベルギー出身であるというのは創作であるらしい。


なおベルギーは今でこそ独立国であるが、かつてネーデルラントと呼ばれていた時代には、現在のオランダルクセンブルクと同一国家(ベネルクス三国)であり、さらに隣接するフランスドイツの文化の影響も、今までの歴史の中で大きく受けているという。


さらに、この地に住んでいたケルト系民族ガリア人の信仰していたケルト神話を元にした伝承や、16世紀の画家ヒエロニムス・ボスピーテル・ブリューゲルが描いた、名前はついていないがキリスト教原罪や、中世のことわざなどを元に創造された奇妙な怪物がベルギー妖怪なのかもしれない。


ただし、全く独自の伝承がないわけではなく、日本ではあまり知られていないだけで、どの国にでもある民話や言い伝えに登場する妖怪は存在している。


一覧

  • アウデ・ローデ・オーヘン(Oude Rode Ogen):変身能力を持つ妖怪。英語ではオールド・レッド・アイズ(Old Red Eyes)と訳される。黒い服を着た身長2.1mの人間の姿から燃えるような赤い目をした大きな黒い犬に変身したという。または赤い目をした影の姿で現れ、その後に犬の唸り声が続くともいう。
  • オサールト/オスカエルト(Osschaert):変身能力を持つ妖怪。
  • クルッド(Kludde):変身能力を持つ妖怪。
  • シープル(Cieper):「カッテンストゥッツ(Kattenstoet:猫祭り)」に登場する黒猫の王。
  • トライクース(Traîcousse):ベルギーとフランスの池や水路に棲んでいる怪物。直径1mの巨大な蟹のような姿で、平らで丸みを帯びた体は手のひらほどの大きさの茶色がかった鱗に覆われ、人間の拳ほどの大きさの目は血走っており、大きな口には鮫のように鋭利な歯が隙間なく並んでおり、無数に生えた鋏状の脚で獲物を掴む。地域によっては醜い川の魔女になっている場合もある。
  • ドルオン・アンティゴーン(Druon Antigoon):アントウェルペンに住んでいた巨人。
  • マウォ(Mahwot):ムーズ川に棲んでいる仔牛ほどの大きさの水陸両生のトカゲのような怪物。
  • マーシー(Maasie):ムーズ川の未確認生物。1979年8月6日に目撃された3フィート(約91.4cm)のワニのような生物。
  • ミネケ・プス(Minneke Poes):「カッテンストゥッツ(Kattenstoet:猫祭り)」に登場するズウェーフェゲム出身の白猫の王妃。
  • ランゲ・ワッパー(Lange Wapper):体の大きさや姿を自在に変える変身能力を持った巨人。
  • ロシャールド(Roeschaard):変身能力を持つ妖怪。

関連イラスト

※ブリューゲルによる怪物

娘のおきにいり♪ブリューゲルのめんこい、あんちくしょう七つの大罪 大食16世紀のゆるキャラ?

※ボッシュによる怪物

ヒエロニムスボッシュWounded MonsterEgg Monsterボス


関連タグ

外国の妖怪 オランダ ルクセンブルク ベネルクス三国

フランス ドイツ


キリスト教 七つの大罪 ケルト神話


ボッシュ/ヒエロニムス・ボス ブリューゲル/ピーテル・ブリューゲル


牛鬼カルフ 歯痛殿下 チョコレート 小便小僧 ウィッカーマン

毒麦の種を蒔くサタン

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