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透明人間の編集履歴

2021-01-11 10:46:52 バージョン

透明人間

とうめいにんげん

フィクションに登場する、姿が透けていて周囲からは見えない人間のことである。そこから転じて、存在感が薄い人間を指すこともある。

透明人間の描写

大きく分けて、先天的に透明な体に生まれついた人間だったか、後天的に魔法によって透明化したかに分かれる。


先天的にそうなった場合、などをデザインする手間が省ける反面、表情や行動など、読み手にイメージが掴みにくいという欠点がある。その為、古典的手法として、帽子眼鏡を着させることがある。


後天的になった場合でも、透明人間になりたくて薬などを発明してなった場合と、本人が意図せずなった場合とに分かれ、前者は大抵犯罪目的(覗き盗み等)であり、後者も結局は同種の犯罪行為に走るという展開になりやすい。


また、服までは透明にならない場合、裸で闊歩するため、見られないとはいえ裸になる羞恥心への耐性、もし元に戻ると裸を不特定多数の眼に晒されるリスクがあるので、そう言った点から考慮される事もある。


実際のところ「透明」になっても全身組織の屈折率が空気と全く同じでないと「ガラスの人形」と同じく「見えない」状態にはならないし、さらに(正確には網膜)が透明だと映像が素通りして感知できない(例えるなら透明なスクリーンでは映画が映らないい)ために盲目になるということになってしまう。

というのはとりあえず抜きにして「もしも見えない人間がいたら」という設定で描けるのがフィクションの世界である。

さらに「口に含んだ食べ物や腹の中のものは見えるのか?」とか「出血や排泄物は?」とか境目に疑問点があるが、そのあたりも概ね“体の中のものは外から見えない”という作品が多い。

食べ物を口に入れた時点で見えなくなったり、出血すると体外に出た血だけが見える、という具体的な描写がなされている作品もある。と言うか食べ物はともかく「血も透明」って事で良いだろう。


幽霊気体化状態とは異なり、行動できる範囲や能力は人間のままだが、物理的作用も通常通りに行う事ができるのは強みである。

例えば普通の人間が相手ならば、素手でもいきなり指で目潰しする先制攻撃も可能となる。

服や武器まで透明化できるタイプならば、相手にとっては唐突に首から血飛沫が吹く事になるだろう。

ただし、足音などで見破られてしまう事も多い点や、雨の中ではどこに居るかある程度バレてしまう事も多い。悪意を持った透明人間との対決モノだと、居そうな辺りに小麦粉やペンキ等をぶちまけて全身に浴びせる事で姿をあぶり出す戦法もしばしば見られる

また、車等の運転手も気付いてくれないために、轢かれる危険性が高い点には注意が要る。


その他

物理学者で随筆家であった寺田寅彦は、H・G・ウェルズの『透明人間』(Invisible Man)に対し、「透明と不可視(invisible)は異なるので題名の訳は不適当」と書いている。


透明で見えない存在から転じて、存在感の薄い人間の比喩として使われることもある。このような意味合いでの透明人間としては、アメリカの作家ラルフ・エリソンの『見えない人間』(英: Invisible Man, 1952年)などがある。


関連作品


キャラクター


音楽


関連タグ

透け 透明 透明化 光学迷彩 溶け込み シルエット

\アッカリ~ン/ 映す価値なし 影が薄い 【外待雨街】 中の人などいない

幽霊/幽体離脱 生霊 空気 クラゲ

透け スケルトン シースルー

透明怪獣ネロンガ ゴルバゴス エレドータス サータン ミエゴン


男色ディーノ (DDTプロレスリング所属のプロレスラー透明人間との試合がTVで放送されたのが注目されるきっかけとなった)

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