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おへんろ。の編集履歴

2020-06-11 01:48:21 バージョン

おへんろ。

おへんろ

『おへんろ。』とは、徳島新聞に連載されている紀行コラム記事。および、それを基にしたテレビ番組。

もしかして:お遍路


概要

毎週火曜日の徳島新聞朝刊に連載されている、イラストと「四国八十八箇所巡礼(お遍路)紀行」を題材としたコラム記事。脱税を行っていた事が報道されたufotable徳島スタジオによる企画作品。


『おへんろ。〜八十八歩記〜(はちはちあるき)』のタイトルで映像化され、2014年5月から2015年3月にかけて、四国地方に本社のあるフジテレビ系列局であるテレビ愛媛高知さんさんテレビ、岡山市に本社があり岡山県と香川県をエリアとする岡山放送、さらには日本テレビ系列局である四国放送しかない徳島県のケーブルテレビ局「ケーブルテレビ徳島」。また、ニコニコ動画の公式チャンネルで最新話が一週間無料で視聴が可能。


なお、当番組はアニメ単体の作品ではなく、キャラクターのアニメーションと実写による取材映像を合わせた「情報番組」という位置付けになっている。


登場人物

メインキャラクター

まお(CV:山下七海

赤髪ツインテールの少女。ツッコミ役。

大きな白いリボンにキャスケット帽、セーラー服が特徴。

めぐみの誘いで夏休みを利用してお遍路巡りをすることになったが、お遍路よりも観光のほうに関心があるらしくカバンにガイドブックを持ち歩いている。

テレビ版・漫画版では歴女だが、実は新聞連載版(原作)初期には、そんな描写は無い。


ちわ(CV:江原裕理

天然でマイペースな少女。

ショートヘアーとピンク色のジャージが特徴。他の二人より小柄だがけっこうな力持ちで大食い。

お遍路自体には興味がないが、好奇心旺盛。各地の険しい山道を登ったり、美味しいグルメを食べるのが楽しみである様子。


めぐみ(CV:高野麻里佳

緑髪ロングヘアーの少女。二人をお遍路に誘った張本人。

お遍路大好きめぐちゃん」を自負するかなりのお遍路好きで、第一回開始早々にお遍路さんの白装束を着用するなど気合が入っているが、体力がない。

作中では、巡礼する四国八十八ヶ所や行く先々の名所の解説を担当することが多い。

発言が若干オタク系なところがある。π/


先達(CV:奥村翔

前述の番組に登場。新聞版には登場しない。

三人のお遍路の先達(案内役)および番組のナレーションを務める壮年の男性。本名不明。

物腰柔らかで温厚な人物だが、それ故か三人のテンションに振り回されることも多い苦労人でもある。


その他

※以降の登場人物はテレビ版には登場しない。

【まおの家族】

すず

まおの姉。三人姉妹の長女。テレビ版・漫画版には登場しない、新聞版のみのキャラクター。

まおのことが大好きで、彼女に会うためにわざわざ有給を取って徳島へ来たことも。

まおの両親

娘たち大好きで心配性に過ぎる若干過保護めいたご両親。母親は秋田出身。


【めぐみの家族】

あい

めぐみの妹。姉大好き。姉好きが高じて、姉の友人であるまおとちわに対しては「姉をとった」という意識が強くキツくあたるが、徐々にツンデレていく。

そら

めぐみの弟。まだ幼くおとなしい。

喜一

めぐみの父。祖谷(徳島県の西奥にして四国のド真ん中=酷道や険道のひしめく山奥)出身。幾度となく遍路を行き、八十八箇所の各寺院や旅程にも詳しい、お遍路マニア。忘れられがちだが、めぐみの「お遍路大好き」の大元にして3人娘が遍路をするきっかけを作った人物。(明言はされていないが言葉や行動の端々から「先達」のひとりである可能性もある)漫画版では短文投稿サイトを用いて頻繁にめぐみと連絡を取っていたが、旅程のネタバレもしてしまうために、めぐみからはその部分を少しだけ鬱陶しがられている。

めぐみの母。

みちこ

めぐみの祖母で喜一の実母。現在も祖谷に住む。嫁である幸からは名前で呼ばれている。


【旅で出会った人々】

平かな

高知県の遍路小屋で行き倒れていた高校生歴女。長曾我部元親がらみの史跡を巡る旅をしていた。新聞連載版1期高知編における「もうひとりのまお」ともいえる存在で、テレビ版でまおが負っていた「歴史解説」の役割を担っていた。放浪癖があるらしく、行方不明になっても数日程度であれば家族からは「いつものこと」扱いされている。

竹宮

お遍路中の三人と出会い、ついてきた白装束(遍路装束)姿の酔っ払い。なんだかんだと言いながら遍路初心者の三人を途中までではあるが優しくサポートしアドバイスを与えた。のちに公認先達(いうなればお遍路の超ベテラン)である事が明かされた。


余談

四国での視聴率・知名度

放送開始当時、テレビ愛媛では2014年5月の平均視聴率は2%台後半であった。しかし、7〜9月には5〜6%台に上昇しており、7月19日放送分では視聴率が7.8%を記録した。さらに、2015年3月までに最高視聴率10.2%を記録している。ちなみに、岡山放送でも視聴率が8.0%を超えている。本番組は土・日曜日の朝に放送されているが、(地方局のみとはいえ)その時間帯に放送されているワンピースなどの人気番組を上回る視聴率となっている。高知さんさんテレビの再放送では早朝4時30分、3回目の放送にもかかわらず2%以上の視聴率を維持している。

また、四国内の行政・企業とのタイアップも多くなり、四国では高齢者の方でも知っている人は多い作品となった。これには、企画・製作を行うufotableスタッフ達も予想外だったらしく、社長である近藤氏は「ここまでの作品になるとは予想外だった」「視聴率だけなら(ufotableが制作した)『Fate/staynight』よりもずっと高い」と発言している。

BSフジでの早朝放送、およびその実況の過熱

この番組は2chの、主にBS実況板において、非常に大きな影響を残している。

既述の通り、映像化された「おへんろ。」が各局で放送されたのだが、四国各地や岡山の放送局のみならず、BSフジにても全国放送がなされた。時間帯は主に月曜(日曜深夜)午前4時が中心帯の、異常な早朝放送となるのが常であった。

その時間でもというかその時間だからこそ、2chBS実況板に集まってこの番組を実況する猛者が相次ぐことになった。日曜から起きていた者、月曜早朝に起きて実況する者が入り乱れての、合掌や「めぐちゃんの見逃せない札所ポイントコーナー」などのAA(また、それを改変したもの)投下の嵐は、時間帯を考えれば正に異常と言える勢いであった。

CMにも集まる注目

 またその流れの中で、番組本編ではなく、合間に挟まれるCMにも注目が集まった。代表的なものが、堤真一氏の出演するアクサ保険のCMであった。そうなると、当然ながら、堤さん本人やCM内に出る顧客満足度グラフなどのAAも作られ、投下される。その流れの中で、もともとおへんろ。と堤さんは何の関係もなかったのに、「おへんろ実況といえば堤さん」という奇妙な図式まで出来上がってしまった。 そればかりかCMそれ自体も、CM撮影したロケ地(伊豆半島ほか)を特定する住人が出てくるなど、奇妙な愛され方をされるようになる。

 現在ではこのおへんろ。再放送も、堤さん出演アクサCMの放送も残念ながらともに終わってしまったが、残された堤さんAAやめぐちゃんの合掌AAなど、この番組が残したAAは数多い。BS実況史を考えるならば、この番組は重要な位置づけをされるに違いない。


関連リンク

公式サイト

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