東方Projectの公式関連書籍。正式名称は『The Grimoire of Usami 秘封倶楽部異界撮影記録』。
事実上、東方Projectにおける平成最後の公式関連書籍である。
概要
2009年7月27日に発売された東方Projectの関連書籍『The Grimoire of Marisa』の続編とも言うべき弾幕資料本である。イラストはあずまあやが担当。
資料というが、実際は軽くではあるがストーリーもある。
名前こそウサミとなっているが実質的な主役は少名針妙丸と鬼人正邪の2人となっている。
ストーリー
菫子から外の世界での花火の写真、そして何故かスマホに残っていた弾幕の写真を見せられた霊夢は、花火大会を開くことを決意。
それも普通の花火ではなく、スペルカードの美しさを競う「弾幕花火大会」を開催したのだ。
花火には、もちろん安全面に考慮したスペルカードのみが許された……はずだった。
花火大会の裏で、「安全に考慮された弾幕など真の弾幕ではない」と憤る針妙丸。
針妙丸は正邪と結託し、大会を乗っ取り、安全度外視の「本物の弾幕大会」の開催を宣言。
…だが、2人の作戦すら利用する黒幕もおり、花火大会は混沌を極めることに。
魅力
何と言ってもあまり出番のないキャラに出番があったりカップリングの掘り下げがされた事が言える。
特に公式から扱い辛いと名指しされた鍵山雛や水橋パルスィ、中ボス故に描写に乏しい蘇我屠自古や犬走椛にリリーホワイト、他に目立つキャラがいるためスポットのあまり当たらなかった寅丸星や姫海棠はたて達に出番があったのはファンから喜ばれた。
カップリングの方も後半ではほぼ出ずっぱりで通しての主役と言えるせいしんや設定から期待されていたおきゆかの待望のやり取り等が有りこちらでもファンを喜ばせた。
また、鬼人正邪より東方鬼形獣における伏線と思える発言がされていた。