曖昧さ回避
概要
荘子によると、北の果てにある海に棲む「鯤(こん)」という数千里(当時の一里は約400mだといわれている)におよぶ巨大な魚が化したという鳥で、雲の様な翼で嵐に乗り、南の果ての海(天の池)まで飛ぶ。その際は九万里の上空を飛ぶといわれている。
清代の『続子不語』には、落下してきた羽根は十戸の家に相当するといわれ、この羽根と糞によって家を壊され命を失う者がいると記述される。
また日食が起こるのは、この鳥が上空を飛んでいるからだといわれた。
日本語での読みはおおとり。
前述の伝説から大鵬、大鳳ともいわれるがpixivではそれぞれのタグの記事がその名のキャラクターの説明になっている。
登場する創作作品
- 西遊記
- 封神演義
- 東方Project →大鵬
- 女神転生シリーズ:初出は中国出身の悪魔が数多く出演した『デビルサマナー』。種族”妖鳥”最高位の悪魔「タイホウ」として、荘子の説を元にした鳥の翼を持った巨大な黄金の鯉の姿で登場した。