マヨヒガとは東方Projectに登場する地名、または建物の名前である。
「迷い家」と書く。
東方妖々夢2面の舞台になっている。
八雲紫と八雲藍が暮らしている屋敷とマヨヒガは正確には同一ではないのだが、二次創作では「八雲一家が暮らしている家(場所)」=「マヨヒガ」、という設定であることが多い。
元ネタは、「遠野物語」でも触れられている東北、関東地方に伝わる奇談。
元ネタ
マヨヒガは、山中に入ると、突然現れる無人の屋敷。
人は居ないのだが、「つい今まで人がいた」ような生活感のある状態で出現する。決して廃屋ではないのが重要。
そこにある什器などを持ち帰ると、お金持ちになれるという。
また、マヨヒガは一種の山の神からのプレゼントをもらえるチャンスであるという説があり、マヨヒガは「何かを持ち帰らせるため」に出現するため、謹んで茶碗なりを戴いて帰るといいらしい。
欲のない人がマヨヒガに遭遇したさい、山に繋がる川の流れに乗って、その人のもとにお椀を届けることもあったようだ。
マヨヒガは一人の人間は一度しか遭遇することはなく、一度遭遇すれば二度と遭うことはないという。
また、マヨヒガに限らず、このような異界に迷いこむのは、人間の「気質」が関係しており、迷い込みやすい家系などもあるのだろうと遠野物語の著者、柳田国男は推測していた。