1981年、RCサクセスションなどのコピーバンドとして結成。
1988年、アルバム「THE ELEPHANT KASHIMASHI」でデビュー。
デビュー後の彼らの活動は4つの時期に分けられる。
エピック・ソニー時代
激しいロックの曲が多く、歌詞も相当過激である。代表曲は「奴隷天国」。宮本はアルバム「奴隷天国」を売れ筋のものができたと思って発売したが、それは間違いだったとのちにインタビューで語っている。
ポニーキャニオン時代
一旦メジャーから離れた後、1996年シングル「悲しみの果て/四月の風」でデビュー。初期と打って変わってタイアップ路線で、かつフォーク色を強めた結果、徐々に売れ行きが伸びる。1997年にフジテレビのドラマ『月の輝く夜だから』の主題歌として発売された「今宵の月のように」は、70万枚とキャリア最高の売上を記録した。
東芝EMI時代
1999年に移籍。同年に出したアルバム『good morning』は、歌という様式すら破壊しかねないキラーチューン「ガストロンジャー」をはじめ、世紀末の空気感を如実に表した作品となっている。その後アルバム『ライフ』『俺の道』などをリリース。
ユニバーサルミュージック時代
2007年に移籍。このころから蔦谷好位置、亀田誠治等のプロデューサーを楽曲制作に迎えることが多くなる。移籍第一弾シングル『俺たちの明日』はウコンの力CMソングとなり、長い期間放映された。その後、アルバム『STARTING OVER』『昇れる太陽』『悪魔のささやき〜そして、心に火を灯す旅〜』『MASTERPIECE』をリリース。
2012年、vo.宮本が突発性難聴に罹患し、活動休止。その後ベスト盤『THE BEST 2007-2012 俺たちの明日』をリリースした。
バンドの特徴は、やはりボーカル宮本浩次の類稀なるカリスマ性であろう。初期の頃はライブの際に観客に正座を要求したり、ドラムを間違えた冨永にマイクを投げつけるなどエキセントリックなパフォーマンスが目立った。そのためバンドの他のメンバーはあまり彼に口答えはしない。それが無意味であることをよく知っているからだ。
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