本社は東京・大手町にある。なお、元々は銀座に本社を構えており、本社屋立て替えの際、銀座に暫定的な本社を置いたことがあった。また、東京大空襲で本社屋が焼けたときは、築地本願寺の一角を間借りしたことがあった。発行元の読売新聞社は読売ジャイアンツや日本テレビの親会社でもある。
朝刊の部数は長年公称1000万部を超えていた。1000万部を割り込んだ今も、2位の朝日新聞を引き離し、ダントツで世界一の発行部数を誇る。
「プロ野球の父、テレビ放送の父、原子力の父」正力松太郎、「販売の鬼」務臺光雄など、歴代トップは代々強烈なキャラクターの人物である。現会長の渡邉恒雄は「メディア界のドン」や「独裁者」の異名を持ち、政治・マスコミ・スポーツの各界における絶大な影響力を誇っている。
現在の論調は概ね中道右派・親米保守だが、これは渡邉恒雄が主筆になってからで、それまではリベラル(中道左派)な論調だった。2000年代の自民党政権期〜民主党政権時代は自民党や日本経団連を支持する姿勢を基調としつつも、改憲や消費税増税などを実現するため民主党を取り込む(大連立)ことを主張していた。自民党の政権奪還後は露骨に政権寄りの姿勢が強まり、「政府広報紙」「大本営発表」などと揶揄されるほどになっている。
日本の新聞で初めて人生相談を掲載したことでも知られる。ちなみに1914年にスタートした「身の上相談」→「人生案内」がそれで、2014年現在も掲載中、って、(太平洋戦争による中断含めても)100年もやっとるんかい。それだけ人生、悩みはつきないものであろうか。