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秋葉原の編集履歴

2014-05-18 05:59:40 バージョン

秋葉原

あきはばら

日本が世界に誇る「趣都」。

概要

東京都台東区の地名であるが、一般には千代田区秋葉原駅を中心とする外神田地域(外神田、岩本町、神田佐久間町など)を指す。

※便宜上親記事を「台東区」にしていますが、以下の記述はほぼ外神田を中心にしています。


明治時代初期に鎮火社(現在の秋葉神社)周辺を火除地(「ひよけち」。今で言う防火帯)にしていたことから付いた地名である。

江戸時代はこの辺り(に限った話ではなく、江戸の下町で)は火事が多く、明治初期の火事の後、新政府が今の秋葉原駅の辺りに火避けのための神社「鎮火社」を建立した。

当時の江戸の住民は「秋葉大権現を勧請して祀った」と誤認していたが、新政府から嫌われていた神仏混淆の代表例のような秋葉山では内部事情が混乱中でそれどころでなく(実際、少し後には修験系と僧侶系に分裂してしまう)、新政府がそんな所から勧請するわけもない。

とにかく、「秋葉神社」(ではない)の周辺の火除地は「秋葉の原(あきばのはら)」「秋葉っ原(あきばっぱら)」「秋葉原(あきばがはら)」と呼ばれるようになった。

そこに上野駅から貨物取扱を分離するために日本鉄道が路線を延長し、秋葉原駅ができた際に、連濁して「あき」と読むのは関東訛りだと判断したのか(実際、秋葉神社の本社は「あき」であり濁らない)、「正しい」とした呼び名の「あきはばら」に「直し」た。

既成事実のように「秋葉社(あきばしゃ)」になっていた神社は、この際に現在の台東区内へ移転している。


神田川に近い立地上、貨物駅からの物資の集散で栄え、青果市場もあったが、河川輸送の衰退と市場の狭隘化により転出し、貨物駅も今は広場と商業施設になっている。

その代わり、旅客は総武本線の延長などによりどんどんと増加していった。


戦後には電子部品の店舗が集まったのを始まりに、家電製品の量販店も吸い寄せられるように集まり、現在、世界最大の電気街を有する電脳都市であり、日本サブカルチャー聖地でもある。最近ではこの地を「アキバ」と呼び親しまれ、アキバ系なる住人を多数抱える。


ごちゃごちゃしている割に治安はさほど悪くないが、警察の巡回や職務質問は多い(買い物客を恐喝する、いわゆる「オタク狩り」があった影響)。またコスプレ系性風俗の客引が目立つのもアキバの特徴であり、こういった現状には批判的な向きも多い。


電気街

古くから現在まで、秋葉原の代名詞とも言える象徴。電気店がこれだけ集中している街は世界中見てもかなり珍しい。単に量販店などだけではなく、パーツショップなど細かな部品を取り扱う店も平行して多数存在する点では特に顕著である。

しかし、郊外型の量販店の進出・インターネットによる通販などにより、家電量販店はその割を思いっきり食ってしまっている。特にヨドバシカメラマルチメディアAkibaが完成してからは既存の量販店の閉店・縮小が相次ぎ、サトームセンは全滅、ロケットもアマチュア無線館を除いて全滅、ラオックス中国の免税店に買収されかつての体をなしておらず、街の大部分を紅白のネオンで飾っていたあの石丸電気すらもエディオンに買収され、現在は看板すら残っていない。

多くの家電量販店が経営不振で秋葉原から消えていった中でも、オノデンだけは古くからの家電量販店の風情そのままに変わらず営業している。


余談だが、コンピューターゲーム『桃太郎電鉄』シリーズの2007年度版には物件駅として秋葉原が初登場したが、その物件リストには家電量販店が1件もなかった。このシリーズは日本全国をスタッフが実際に旅して制作しているため、旅先で感じ取った町並みがどのようなものか色々と反映されている。そうした作品において、秋葉原に家電量販店を取り上げなかった点は、日本を舞台にした架空の世界観とはいえ、現状を色濃く見せていると言えるのかもしれない。


アキバ系なる住人

秋葉原に通いつめる各方面の得意分野をこよなく愛するマニア達をアキバ族と呼び、分類すると生息地が異なる数種類に分けられる。昔は男性ばかりだったが、今では女性もそれなりの数がいる。

  • 電子工作マニア

かなり以前から見られたグループで、主にラジオセンター付近に生息し、アマチュア無線に強く、年配者が多いのが特徴。

  • コンピュータマニア

こちらも割と以前から見られたグループ。通称「オーバークロッカー」とよばれるパソコンオタクのことをこう呼ぶらしい。

  • アニメマニア

中央通の東側付近に生息。周囲には無関心で、ちょっと危ない夢の世界に入り込んでしまっている傾向がある。現在最もその数が多いと言われている種族。派生種族に声優マニアがあり、彼らの行動パターンはアイドルマニアに近い。

  • ゲームマニア

中央通の西側付近に生息し、お店で新作の発売日のチェックをし、店頭のゲーム試遊台に集まる。あまりに数が増え過ぎると迷惑がられる事もしばしば…

  • アイドルマニア

中央通と駅の間に生息し、将来ブレイク必至のアイドルを求めて秋葉原で開かれることの多いサイン会に出現。アニメマニア派生の声優マニアとは似て非なる人種。

  • コスプレマニア

アイドルマニアまたはアニメマニアに近いグループで、普段はあまり目にしない(コスプレ系性風俗の客引は多い)が、歩行者天国が始まると何処からか現れ、派手なパフォーマンスを始める者も。海外出身者も多いらしく、アキバ族の中では最も国際化した種族だが、警察などの狩りの恰好のカモにされているとか…。

  • 模型・玩具マニア

意外と知られていないグループで、主にホビー関連ショップに現れる。

  • 鉄道マニア

こちらも意外と知られていないグループであり、アキバ族の中でも分布する範囲が最も広く、神田川を越える唯一の種族である。主に模型・玩具マニアに似たタイプとそうでないタイプに分かれるが、2006年を境に後者のタイプは激減している。


理由としては、神田川を越えた先の旧万世橋駅駅舎跡の敷地に、かつては交通博物館が存在しており、こちらへの最寄り駅が秋葉原駅であったためだが、2006年5月14日に交通博物館が閉館したことから、鉄道模型を収集する通称模型鉄とアニメと両方が好きな通称アニ鉄以外の層の大半は、埼玉県大宮等に移っている。

現在は残ったグループが、主に家電量販店のホビー関連ショップや中央通りと昌平橋通りの間の秋葉原駅から末広町駅付近までの割と広い範囲に地味に生息している。

外部リンク

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東京都 千代田区 台東区 秋葉原駅 アキバ AKB48 オタク サブカルチャー 電気街

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