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学校の怪談の編集履歴

2014-04-12 04:33:39 バージョン

学校の怪談

がっこうのかいだん

学校の怪談は、都市伝説の一種。これをモチーフとした小説・映画・アニメなども制作されている。

テレビアニメ版はこちら → 『学校の怪談(テレビアニメ)


学校の怪談(一般)

学校の怪談あーそびましょー

学校の怪談と呼ばれることがあるその多くは、小学生を中心に語られる怪奇的なの集合体である。

学校に通う児童生徒が語る噂であるので学校内で起こることのみとは限らず、通学路など子供が日常を過ごす場所であれば、会話の中に含まれている場合がある。故に、学校のみで起こる事象を基にした怪談というよりも、学校で知り合う者同士で語る噂が基になった怪談である。そのため、人面犬口裂け女など、学校外で出現する怪異が含まれていることがある。

子供向けの怪談として夏休みなどの時期においては、納涼肝試しなどの一環として定番となっているテーマの一つである。

そのため、関連したホラー風味のグッズも商材として注目されている。また、イラストや漫画の題材としても描かれることが多い。

これまでにこれを題材にした作品では小説『学校の怪談』シリーズが存在し、それを元にした映像作品では実写映画テレビアニメドラマがある。


学校の怪談(実写映画)

怪談Festival☆時計塔のヌシ

原作・常光徹の「学校の怪談」シリーズ(講談社KK文庫)を元に実写映像化した作品群。1995年から1999年までの間、関連作品が劇場で4作品公開された。

平山秀幸金子修介が監督している。


「2」以降、登場人物の子供たちの中に「東京から来た生徒」あるいは「東京へ行く生徒」が一人は設定されるようになった。また第一作の亜樹と美夏は「どこから来たか」は明示されていないが転校生である。


単なるホラー映画ではなく、子供達が不思議な体験を通して友情を深め合う、ジュブナイル・アドベンチャーとしての色が強い。夏休み映画の定番だった。


2014年5月には新作『学校の怪談 呪いの言霊』の公開が決定した。「15年ぶりの最新作」という宣伝で前4作品との関連性を示唆しており、原作を同じくしているが、前4作品の監督を務めた平山秀幸と代わって落合正幸が監督である。


ロケーション

  • 学校の怪談 - 「市立富士根南小学校静岡県富士宮市)」。水色の屋根の旧校舎の方は現在は取り壊されており、駐車場になっている。
  • 学校の怪談2 - 「旧白川町立下佐見小学校岐阜県加茂郡白川町)」。時計塔は合成。当時すでに廃校であった校舎は現在は取り壊され、老人福祉センターが建っている。序盤に出てきたお寺は健在。
  • 学校の怪談3 - 「町立下呂小学校(岐阜県益田郡下呂町・現下呂市)」。コンクリート製でありまだ存在しているが、耐震補強工事が施工され、撮影当時とは外観が少し変わった。
  • 学校の怪談4 - あゆむ達が通っているという設定で出てきた小学校は「大井小学校愛知県知多郡南知多町)」。大昔に津波で流されたという設定の木造の小学校の方は「旧西塩田小学校長野県上田市)」。劇中ではのそばに建っている設定だが実は海のない長野県にある学校。現在は「さくら国際高等学校」となっており、現役の木造の学校。

主なキャスト

『学校の怪談』(1995年)

  • 小向伸一(演:野村宏伸) 5年3組の担任教師。独身。どこか気が抜けており優柔不断なため、生徒たちには頼りないと思われている。由美子とは学生時代からの幼馴染み。
  • 篠田亜樹(演:遠山真澄) 5年3組の女子生徒。転校生で、尊大な態度と刺のある物言いが目立つ。怪談話で盛り上がる同級生を幼稚だと見下しておりクラスに馴染めておらず、友達がいない。研輔たちからは嫌がらせをされている。家に戻らない妹を探しに旧校舎へ入る。
  • 篠田美夏(演:米澤史織) 2年生の女子生徒で亜樹の妹。歳相応に好奇心旺盛で、姉の偉そうな態度に辟易している。7月の終業式の日、忘れ物を取りに一人で教室に戻ったきり行方不明になる。
  • 中村研輔(演:熱田一) 5年3組の男子生徒。亜樹とは犬猿の仲。イタズラ好きでよく旧校舎に侵入しているらしい。終業式の日、将太と共にイタズラ目的で旧校舎に入り閉じ込められる。
  • 瀬川将太(演:塚田純一郎) 5年3組の男子生徒。研輔と仲良しで亜樹を嫌っているが、根は優しい。研輔と一緒に旧校舎に侵入し閉じ込められ、中で出会った6年生の香織に一目惚れする。
  • 千葉均(演:町田耕平) 4年4組の男子生徒。霊感が強く不登校になってしまった双子の弟・一のためにオカルト本に掲載されていた魔方陣を描き妖怪を封印してみようと試みるが、何ともなく旧校舎に入ってしまい閉じ込められる。実家はセブンイレブンの経営。
  • 千葉一(演:町田昇平) 4年4組の男子生徒。霊感が強く学校にいると頭痛が起こるため、現在不登校。均の身に危険が起こったことを察し、久々に学校へ向かう。
  • 小室香織(演:岡本綾) 6年3組の女子生徒。目的不明だが旧校舎の鍵が空いていたため中に入り、迷っていたところを亜樹に助けを求める。
  • 中村由美子(演:杉山亜矢子) 研輔の母親。暴走族をまとめるリーダーで男勝り。いつまで経っても帰宅しない息子のことを伸一に問い詰めるため学校へ向かう。

『学校の怪談2』(1996年)

  • 浅野和成(演:野村宏伸) 指名手配されている寺荒らし。塾生たちの宿泊している寺から妖怪が描かれた衝立を盗み出し洞窟に逃げ込むが、進むうちに山のふもとの小学校の校長室にたどり着く。なぜか憲の笛の音を理解し翻訳できる。
  • 小田桐理香(演:西田尚美) 東京から来た塾生を引率する講師。合宿先の町は実家があり、弟と再会する。墓と小学校を巡る肝試しを企画する。極端な恐がりですぐ悲鳴をあげたり気絶してしまう。
  • 常盤静子(演:岸田今日子) 30年前に首無し死体で発見された校長先生。山からも寺からも首が見つからず、事件の起きた日時が4月4日の4時44分だとされたため、その日時には誰も小学校に近寄らなくなった。金色の懐中時計を大事にしていた。
  • 住職・真行(演:米倉斉加年) 寺の住職。校長先生の話をノンフィクションだと語り生徒たちを怖がらせる。
  • 加賀直弥(演:細山田隆人) 合宿に参加している塾生。成績優秀で何でもできるので女子にモテるが、本人は嫌がっており一人でいるのを好む。幼い頃から両親が共働きなので独立心が強い。肝試しのルート案内の貼り紙をするため小学校に入る。
  • 今井なな子(演:前田亜季) 合宿に参加している塾生。直弥のことが好きで、猛烈アタックを繰り返してはあしらわれている。寺に戻らない直弥たちを心配し、桐理香たちの後を追って小学校にたどり着く。
  • 稲葉杏子(演:竹中夏海) 合宿に参加している塾生。直弥のことが好きで、イタズラばかりしてくる司に対して不快感を露にしている。ポラロイドカメラを持ち歩き、肝試しの折には心霊写真を撮って雑誌出版社に送ることで3万円ゲットを狙っている。この時代には珍しかった携帯電話を所持しているなど現代っ子の象徴。
  • 三好憲(演:太田翔平) 合宿に参加している塾生。直弥たちより年下。成績優秀のようだが全くと言っていいほど喋らず、首にかけている笛を吹くことでコミュニケーションを取ろうとするが、ほとんどの場合通じないので相手にされない。とても恐がりで意思疎通ができる浅野を頼りにしている。4月4日、釜戸での炊飯を横着しようとした司たちに小学校の炊飯器で炊いてくるよう脅迫され、単身で校内に入る。その後教室内で眠ってしまい、何かに導かれるように時計塔に入るが、引っ掛けた靴を歯車に挟まれ、4時44分を指したまま時計が止まってしまう。
  • 小田桐司(演:阿部大和) 桐理香の弟で、地元の子供たちを率いるガキ大将。杏子に嫌がらせをしたり憲を脅して一人で小学校へ行かせるなどやりたい放題だが、場の空気は読める方。ヨシオとはいがみ合うが馬が合う。最先端の物ばかり持っている杏子を「子どものくせに生意気」と嫌っているが、彼女と肝試しペアを組まされ、泣かせることを目的に渋々小学校へ向かう。
  • ヨシオ(演:日吉孝明) 小学校内を迷っていた男子生徒。初対面の司と早々に喧嘩するが、なぜか息が合う。ハルエと仲良しで「よっちゃん」と呼ばれている。
  • ハルエ(演:皆川香澄) 小学校内を迷っていた女子生徒。穏やかで大人びており、母親のように司とヨシオの喧嘩を諌めている。

『学校の怪談3』(1997年)

  • 八橋かおる(演:西田尚美) 5年2組の担任教師。ボクサーでもあり、リングネームは「ダイナマイト八橋」。生徒思いで熱血な性格でもあり、生徒たちを守るためには大胆な行動にも出るが、恐がりで土壇場でしまらないこともしばしば。子どもの頃は体が弱く運動ができなかった。図工室の倉庫から「タイチの鏡」を発見し、そうとは知らずトレーニング用に教室内にかける。
  • 久保田良(演:吉澤拓真) 5年2組の男子生徒。運動会の二人三脚で繭子と組み、転倒する。成績はあまりよくないが、正義感があり面倒見が良い。母の再婚して東京へ行きたいという話を突然聞かされ、さらに再婚相手の子供たちの態度に怒りが爆発し、家を飛び出し学校へ向かう。母の再婚相手の子供二人には複雑な心持ちで接する。
  • 久保田真知子(演:黒木瞳) 良の母親。離婚しており、現在は働きながら子育てをしているが、これから息子と一緒にいる時間を作りたいと願い、再婚を予定している。
  • 藤井繭子(演:前田亜季) 5年2組の女子生徒。密かに良に思いを寄せている。「タイチの鏡」の謎を暴こうという話に乗って夜8時に学校に到着するが、先に一人で入ってしまい鏡の世界へ引きずり込まれてしまう。
  • 佐藤茜(演:米澤史織) 5年2組の女子生徒。オカルト話が好きで、「タイチの鏡」の謎を解こうと夜8時にこっそり集まろうと提案する。許せないものはマザコン・ロリコン・鈍いおつむ。実家はケーキ屋。
  • 太田真琴(演:山田一統) 5年2組の男子生徒。ふくよかな体型で良い家庭のお坊ちゃん。茜のことが好きだが、マザコンで鈍臭いためあまり相手にされていない。いざという時には率先して茜を守ろうとするなど男気ある面も見せる。
  • 木村義男(演:佐戸井けん太) 真知子の交際相手。東京都在住で、こちらもバツイチで子供が二人いる。料理が得意らしく、家庭的で穏やかな男性。
  • 木村悟(演:豊永利行) 義男の息子。成績優秀で、科学的な見地から物事を判断する冷静な面を持つが、良の宿題を勝手に採点したり家族になる上での「契約書」を突きつけるなど、傲慢で頭が固い。いかんせん自意識過剰な態度が目立つため、年上の茜には「このバカ」呼ばわりされる。また妹の柚香にはしょっちゅう振り回されている。パソコンを持っており、インターネットが趣味。
  • 木村柚香(演:野口由佳) 義男の娘で悟の妹。無邪気で好奇心旺盛だがイタズラ好きな面もあり、初対面の良にもイタズラを仕掛け、家を出て行った彼を追って学校にたどり着き、鏡の世界へ引きずり込まれる。良のことを気に入っている。なぜか皆に聞こえないタイチの言葉を聞くことができる。
  • タイチ(演:比嘉タケル) 生徒たちの間で噂になっている幽霊の少年。体が弱く、いつも窓から生徒たちを眺めて絵を描いていた。「運動会の二人三脚で転んだ生徒に目をつける」と噂されている。

『学校の怪談4』(1999年)

  • 安西弥恵(演:豊田眞唯) 主人公。4年生。東京在住。両親が旅行へ行ったため、兄と共に親戚の国見家が営む海辺の街の旅館に滞在することになる。大昔に巨大津波に流された学校と4人の生徒たちの話を聴き、興味を持つ。
  • 安西恒(演:広瀬斗史輝) 弥恵の兄。5年生。乗り物酔いが酷いが、強がりで酔い止めは飲まない。妹とは喧嘩ばかりだが、なんだかんだで仲は良い。ぼんやりしていることが多く、一人でふらふらと出歩くこともしばしば。実は結構な恐がり。「コウちゃん、見つけて」という謎の声を聞く。
  • 関川幸一(演:笑福亭松之助) 文房具屋を営む老人。津波の起きた日に学校で4人の友人たちとかくれんぼをしていたが、警鐘の音を聞き迫りくる津波を見て、一人だけ命からがら逃げ出して助かった。友達を見つけられなかったことを今も悔やんでいる。あだ名は「コウちゃん」。
  • 国見晴美(演:原田美枝子) 旅館を営む女性。夫を亡くしており、現在は一人で経営している。親戚の弥恵と恒を預かり世話をする。
  • 国見あゆむ(演:皆川優紀) 晴美の娘で弥恵、恒の従姉。5年生。二人に地元の子供たちの間で噂になっている迷信や怖い話を聞かせる。
  • 楡林周治(演:坂井英人) 地元の小学校の生徒で、児童会長。5年生。眼鏡をかけておりいつも冷静だが、台風のあとに海岸に漂着したランドセルを見つけ、それが原因となり行方不明になってしまう。
  • 保科須美子(演:竹島由夏) あゆむや周治の友人。実家は酒造。周治と同様に真面目でしっかりした性格だが、身の回りで起こる不可解な出来事に恐怖を感じ、電話であゆむに不安を漏らした後、行方不明になる。周治のことが気になる様子。
  • 菊池倫平(演:久保孝則) イタズラ小僧3人組の一人。護を使いっ走りにしている。
  • 米山恭一(演:長者康之) イタズラ小僧3人組の一人。若干太り気味な印象の少年。
  • 野々井護(演:塚田光) イタズラ小僧3人組の一人。気弱で臆病な性格であり、他の二人のやることに付き合わされている感がある。地蔵の顔に石をぶつけてしまい、廃線になったはずの線路を走る幽霊電車に連れ去られてしまう。
  • 周治の母(演:根岸季衣) ごく普通の主婦。周治を見舞いに来たあゆむ達を家に招き入れるが、その際にいるはずのない人形を抱いた女の子も見たと言う。
  • ユキコ(演:森安加代子) 津波で犠牲になった生徒。背が高く、サカエの面倒を見るなど皆の姉のような存在。
  • サカエ(演:春名美咲) 津波で犠牲になった生徒。最年少で、いつも人形を抱いている。ユキコと共に職員室の戸棚に隠れる。
  • ススム(演:内海卓哉) 津波で犠牲になった生徒。かくれんぼでは理科室の人体骨格モデルの後ろに隠れる。
  • テツオ(演:小此木優也) 津波で犠牲になった生徒。かくれんぼでは教室の棚の上に隠れる。

その他

一つの作品に留まらず他の作品にも続けて出演している俳優もいる。野村宏伸は1〜3まで、西田尚美と前田亜季は2、3で、米澤史織は1、3で異なる役柄を演じている。

第一作で「トイレの花子さん」と噂されていた赤い服の女の子はその後2、3にも登場しているが、いつも画面に背を向けており、子供たちの前にもほとんど姿を現さず特徴的な笑い声をあげたり意味深なことを呟くだけで直接物語に関わらない。第一作においては妖怪たちが封印された後も校舎内に留まっていた。

『学校の怪談2』のエンディングクレジット後のおまけシーンでは、第一作に登場した子供たちが電車の乗客に紛れ込んでいる。


関連イラスト

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