RPG『メタルマックス3』の主人公が名乗る偽名は「ドラムカン」を参照。
概要
構造上の特徴として、補強と運搬のために円筒部の中間に輪帯(りんたい)と呼ばれる2本の出っ張りがある。
容器としての利用の他にゴミ箱、浴槽(ドラム缶風呂)、簡易焼却炉、打楽器などとして使用されるケースが多々存在する。
メタルマックスシリーズの象徴的アイテムとしてのドラム缶
「ドっ、ドっ、ドラムかん‥‥‥。おっ、おっ、おす、おす‥‥。」
「おしても いいんだぜ! なつかしい ドラムかんをよ!」
『メタルマックス2』において、デスクルスという町(という名の牢獄)で課される刑罰の中に無意味にひたすらドラム缶を押しまくるというものがあり、シリーズのファンに大きなトラウマを残した。
この「メタルマックス=ドラム缶(を押す)」の図式は(『メタルサーガを含む』)シリーズ内でも度々ネタにされ、ついには『メタルマックス3』の主人公が偽名として名乗るまでに至った。
押してもいいんだぜ。懐かしいドラム缶をよ。
艦隊これくしょんのドラム缶
2014/02/26アップデートにて新海域5-4(作戦名:東京急行)や、北方鼠輸送作戦など新遠征の攻略キーアイテム(装備品)として「ドラム缶(輸送用)」が実装。パラメータは上がらない戦力外の装備品だが、出撃での資源獲得量アップやルート固定と、遠征の成否に関わる重要アイテムである。
5-4では「空母2隻を連れ、高速艦のみの艦隊で、ドラム缶を艦隊全部で4つ装備」の条件を満たすと上ルートを通って強力な空母を連れたまま最少戦闘回数(道中敵は強力だが)、渦潮なしでボスに必ず到達できるという設定が設けられている。
だが空母にドラム缶は積めない。厳しい道中を突破する為、ドラム缶を積める低火力低耐久の艦よりも、戦艦・雷巡を何隻も入れたい。しかしドラム缶は4つも必要……
ならば、ドラム缶を4つ積める輸送用の艦1隻を用意すれば良いじゃないか。
というわけで生まれたのが、ドラム缶ガン積み最上型(航巡)とドラム缶ガン積み夕張である。2種ともある程度は耐久と素の火力があるので道中の激戦を耐えてくれるのが重宝されている。
なお、ドラム缶ガン積み状態で夜戦カットインすると、ドラム缶が乱れ飛ぶシュールな画面に…………ならない。
余談だが、5-4は中央ルートを1戦少なく通る際にもドラム缶が必要なのだがこちらは「ドラム缶を積んだ艦が3隻必要、空母1隻以下編成、しかも道中夜戦有り」なので自然とドラム缶が分散され、ガン積みの状況にはなりにくい。
装備品となるまでは、長波の台詞に登場するのみのワードだった。
史実では揚陸時の時間を短縮するために考えられた輸送法で、洗浄したドラム缶の中に米や食料を入れて浮力を得る分の空気を残して密閉し、それをロープで数珠繋ぎにして駆逐艦などで現地に運び、沿岸で海に投下して現地部隊に回収してもらうというものであった。
現地部隊からは「鼠輸送」よりは上等だったという意味で、「丸通」(当時国営だった日本通運の意味)と呼ばれていた。