白澤

はくたく

『鬼灯の冷徹』のキャラクター。

概要

天界の桃源郷に住む、森羅万象を知る吉兆の印の神獣。一人称は「僕」。

漢方の権威で生薬に精通しており、漢方薬局「極楽満月」を営む。桃タローの上司で師匠。

白衣（給食当番ぽい）を纏い、右耳に古銭の耳飾りを付け、目じりに紅の化粧をしている。

持ち帰る女が毎度変わる程の女好きで、妓楼で大枚を叩くなど、極めてだらしない部分がある（ただし人妻には基本的に手を出さない）。それは鬼灯に「殺殺処(※1)に堕ちろ」と言われるほど。漢方に手を出したのも、女の子と遊びまくってたら体がもたなくなって「元気になる薬」を作り始めたのが切っ掛けという。

それ以外の部分では、心身ともに鬼灯と似通った部分が多く、その所為か会う度にガン付け合うほど極めて仲が悪い。ただ、どうにも鬼灯の方から手を出すことが多いように思われる。そして白澤が勝てた試しは･･･。

チャラい性格だが、一応格の高い神獣。中国の神獣なので、中国語を話すこともある。

普段は人の姿をしているが、獣の姿になることも出来る。この姿だと飛ぶことも可能。

また、隠れてはいるが、ちゃんと人型の時でも角や目が複数ある。三角巾で額を覆っていないのはそこに一因する。

彼の獣の姿は現代に残る白澤図と大差があるが、そこには色々大人の事情じゃない理由があったりする。

身長は鬼灯と同じ185cmだが、がっしりとした鬼灯とは違い、ひょろっとした痩せ型。

周囲の反応を見ると、鬼灯と同じ様に、一応整った容姿を持っている様である。

ただ、己のファッションセンスは皆無。

鬼灯と対照的に、酒にそんな強くなく、辛いものが好き。

聡明で森羅万象に通じているインテリだが、いい加減な性格が表れるように壊滅的な絵心を持つ。そして自分で気付いていない。

道教に通じる神獣であるためか、「絵に書いた物を実体化させる力（術）」を持つ。

彼の絵心にかかれば、可愛い猫だって･･････。

※1

叫喚地獄の第七処。

簡単に言うと、婦女子をお酒で酔わせてファイト一発した奴が堕ちる地獄。

獄卒たちに熱した鉄鉤で大事なところを引っこ抜かれ、それが勝手に再生し、そして無限に続くという、男としては是が非でも避けたい地獄である……。

なお、逃げようとしてもカラスや猛禽が襲いかかり、喰い殺される運命を辿る。