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CV:菅生隆之

概要

元・SOLテクノロジー社の研究者。

そしてリボルバーこと鴻上了見の父親である。

イグニスサイバースを世界から抹殺する事を目的としており、ハノイの騎士に抹殺命令を出している。


その正体はイグニスの生みの親であり、ハノイプロジェクトの立案者にして首謀者。

本編開始の10年前、人類という種の後継者となるAIを生み出すため、藤木遊作ら6人の子供から得たデータを用いてイグニスを作り出した。

しかしその3年後、何億回ものシミュレーションを繰り返した結果、「イグニスはやがて人類の管理を目論み、人類を破滅させる」という結論にたどり着き、イグニスの廃棄を決定。だが、それを良しとしないSOLテクノロジー社の重役たちに電脳ウイルスを仕込まれて昏睡状態となり、表向きには死亡したと報じられた。

しかし、リボルバーと三人の協力者達の手で、肉体に残る意識を基に再構築されて電脳世界に復活、ハノイの騎士を結成してイグニス抹殺を目論んだ。


Playmakerとリボルバーの決戦で、命懸けでストームアクセスを試みたリボルバーの前に現れ、自らの命を犠牲にしてリボルバーを助け、そのまま息を引き取った。同時に、この時イメージとして現れた「スターダスト・ロード」が、Playmakerがリボルバーの正体に気付くきっかけとなった。


前述の通り、イグニスを作り出したのは人類の未来を想っての事であり、その後イグニスを消去しようとしたのもやはり人類のための選択である(「息子を手にかけるようなもの」と苦々しく語っていることから、イグニスの消去には躊躇いもあった様子)。


だが、イグニスを生み出すために引き起こした「ロスト事件」は年端もいかない子供達を拉致監禁(誘拐により実験協力の承諾も同意も得ていない)し、苦痛と空腹でデュエルを強要するという明らかに非人道的なものであり、遊作ら被害者本人はもちろん、家族や周囲の人間の心にも大きな傷を残した(中には救われたと言う者もいるが)。


「イグニスが人類を滅ぼす」というシミュレーション結果そのものはイグニスの作り出したデータマテリアルを使用した解析用のスーパーコンピューターで数十億回試して導き出したものであり、

イグニスが自発的に敵対するのではなく、人間が進化したイグニスに管理されるのを拒否し敵視することでイグニスもまた敵対していくという内容であり一応の正当性はある。


しかし、そのシミュレーション結果に辿り着く前にイグニスを滅ぼそうとし失敗した結果、シミュレーション通りハノイの騎士の襲撃によって人間たちへの不信感が芽生えて早い段階で人間とイグニスは敵対することになる。(これを聞いた遊作も「皮肉だな」とこぼし、ライトニングもこのことに言及している)

一方、それでもなお共存を望むアクアが存在し、もう1人の穏健派である不霊夢は事件後トラウマに苛まれ、引き籠りになっていた穂村尊の前に現れ、自身の未来を切り開くよう叱咤激励する等、博士が理想としていたAIに成長していた。


性格

作中の行動や言動から、決して私利私欲で動いてる訳ではなく(あくまで本人としては)一貫して人類のために動いている。

また、了見に対してはちゃんと親としての愛情を見せており、血も涙もない人物という訳ではない。


だが、人類救済のための行動をしているのに、子供たちの拉致監禁による人体実験・拷問を行うというあまりに性急な面を持つ。

シミュレーションによりイグニスが人類を滅ぼすと分かると、現実世界にも多大な影響が及ぶなどの犠牲を出してでも抹殺しようとするなど、自らの行いに責任を感じ行動に移す一方、ロスト事件についての反省や後悔を見せたことはなく、その行動や信念は不明な点が多い。


余談


「すべては鴻上博士が起こした無茶な計画が発端だったのか!」


上述したように彼は


・新しいAI開発のために子供を拉致して人体実験(うち一人は息子が連れてきた友達)

・実験中の子供たちは監禁され、事実上の拷問状態

・事件後保護された子供たちはPTSD発症廃人引き籠りなどその後の人生に影響が出ている。杉咲美優の場合は、人間に敵意を持ったライトニングによって電脳ウイルスを仕込まれて昏睡状態にさせられている(現状、スペクターのみ例外)。

・それほどの事を行ってまで作成したイグニスを、危険と分かるや即抹消しようとする

・彼及び意思を継ぐハノイの騎士のとる手段自体が強行策ばかりのため、とにかく被害の拡散が尋常でない、結果ばかり優先して被害を最小限に抑える方法をとらない、事後処理やアフターフォローの類は一切考慮せず、と言う本末転倒となるものばかり

・自分の罪を息子にまで背負わせている


と、「火に油を注ぐ」と言う言葉があるが、彼の場合は自分で火種を作り、点火し、燃料をあらぬ所まで撒き散らし、油どころか劇薬を投入してあちこちに火を撒き散らし、死してなお飛び火が止まらないといった感じで、作中の行動だけで見ればそんじょそこらの悪役よりも遥かに悪質である。

しかもその行いを反省せず、且つ悪意を持って行動した訳ではないと尚タチが悪い。


更に二次被害として、被害者の子供を探していた両親が交通事故で死亡する、パートナーとの繋がりを鬱陶しく思った風のイグニスにより、元になった子供がAIの暴走事故に巻き込まれるなど事件に関するロスト事件の被害は広がり続けている。


SOLテクノロジー社の目的はネットワーク技術の発展や業界での勢力拡大であり、いきなり人類の後継となる知的生命体など欲するだろうか?実際、同社がイグニス達に興味を持ったのは彼らの作り出したサイバース世界によるデータマテリアルの発生であり、博士の目的であった新たなAIそのものなど二の次であった。

また、少しでもSF作品に触れた人ならシミュレーションすら不要で予想できる「新型AIの敵対・暴走」についてあまりに不用心。


どうも博士とそのは、新技術の研究という方便でハノイプロジェクトをSOLテクノロジー社に提案し、その実態は企業の目的や要求からズレた突拍子もない研究について、社の予算を使い込み、安全対策や人道的な考えもなしに嬉々として取り組んでいたことになる。

そんな契約違反かつ恐ろしい行為が進められていたとあっては、事態が明るみに出るのを恐れたSOLテクノロジー社によって電脳ウイルスで秘密裏に葬られるのも当然と言えば当然とさえ思えてくるのである。


つまるところだいたいこいつのせいである。


しかも、非情な手段を選んでいたがその目的は一切ブレておらず、そんな手段を選ぶだけの理由があった過去作のイリアステルなどに対し、彼は人類への貢献という目的や息子への愛情ある父親からはあまりに人道に外れた手段をとっていたこと・その必要性があったのかあまりに疑わしいことなどツッコミどころが多い。

鴻上博士のキャラクターは、諸悪の根源であるドン・サウザンドと、過ちを犯しながらも息子に愛される不動博士を強引につなぎ合わせたようなものとなってしまった。

子供を攫うという点だけみても、「犯罪をわざわざするリスク」「助手であるハノイの三騎士が明らかに倫理に反するそれを止めもせず協力した理由」などは説明されず。



結局作中では、拷問の必要性・そこまで性急な手段にでた理由については説明されず、博士の死後は真相が明かされる回想でも新規のセリフがないなど、制作陣も博士の扱いに困っている?ようでもあった。

結局のところ、ロスト事件のつじつま合わせのために後付けでこのような無茶苦茶な存在となってしまった様子。


中の人について

演じる菅生隆之は、かつて遊戯王5D'sホセと老年期のアポリアを演じていた。


関連タグ

遊戯王VRAINS リボルバー(遊戯王VRAINS)

SOLテクノロジー社…かつての所属先


鷹山仁自らが生み出した生物が人類に害をなすと知り、自ら始末しようとする研究者繋がり。

鬼舞辻無惨…事件の元凶なのだが、読者が責めたい時には既に死亡していて責めようがない人物。


諸悪の根源 だいたいこいつのせい

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