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風車の弥七

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かざぐるまのやしち

TBS時代劇「水戸黄門」の登場人物。全43シリーズ中、初代と二代目が活躍。2017年から始まったBS-TBS版では三代目が登場した。
TBS時代劇「水戸黄門」の登場人物。全43シリーズ中、初代と二代目が活躍。2017年から始まったBS-TBS版では三代目が登場した。

概要

義賊伊賀忍者赤い風車の付いた手裏剣がトレードマーク(後述)。

渡世人を装った風貌で水戸光圀一行とは別行動を取っているため一行の行く先を事前に情報収集したり、後から一行を追いかけていることが多い。

悪代官の屋敷などに忍び込んだり、賭場に探りを入れて世情や治安情勢を把握するなど世渡り慣れしている。


トレードマークとなっている風車の手裏剣は戦闘時において飛び道具として投げる、突き刺す以外に、牢屋のをこじ開けたり、矢文のように手紙を結んで情報を伝達する際に投げられるなど、さまざまな用途に使われる。

風車以外の武器として匕首(あいくち)も用いることもあった。


かつては伊賀忍者・名張衆の頭領である叔父の弥平次の元で忍びの修行をしていたが、弥平次が赤子のために里の食物を盗んだためその罪を背負って里を抜け出した。

やがて江戸で義賊をしていた野ぶすまの仁平(後述)と出会い、仁平を義賊の師と仰ぎその腕を磨いた。


忍びの流派や忍術の知識・技術に長けている他、元義賊とあって名が広く知られており彼を親分と慕う子分が日本全国に散らばっているらしく、弥七が声を掛ければ集まる子分が江戸だけでも100人はいるという。

なお、うっかり八兵衛もその子分の一人である。


後述の演者の事情もあって登場が少なくなったあるいは後継にその役目を譲ったといった形があった為、視聴した世代によっては弥七が登場していた時期のシーズンの再放送を見ていない等の理由で弥七を知らなかったという者もいる。



初代(第1~27部)

演:中谷一郎(メイン画像)


第1部1話の時点で既に光圀に仕えており、光圀とは佐々木助三郎渥美格之進よりも付き合いは長い。

飄々とした性格で江戸弁で喋る。

第2部、久々に再会した八兵衛に懐かれて、初めは迷惑そうだったものの次第に和気藹々となった。

第3部では義賊の師匠だった野ぶすまの仁平との再会もつかの間、その仁平が何者かに殺害され仁平の娘で幼なじみだった霞のお新に仇として狙われるが、最終的に誤解は解けて第3部の最終回では夫婦に。

第4部から仁平が営んでいた蕎麦屋『田毎庵』(たごとあん)を継いでいる。

以降、田毎庵は光圀一行が江戸を起終点に漫遊に出立・帰着する際に立ち寄って旅支度を整えたり帰着祝いの蕎麦を堪能したりと憩いの場となっている。

第5部から第8部及び第13部では妻のお新も一行のお供をしていた。

また、第9部最終回で娘のお梅が生まれていたことが弥七の口から語られている。

第14部まで全回登場したが、第15部を境に登場(それ以前に第1部と10部の一部)しない回があり、さらに第16部からかげろうお銀、そして第17部から柘植の飛猿の登場により、自身の役割を明け渡すかのように未登場エピソードが徐々に増えていった。

この頃の中谷氏は50歳代後半から60歳代に入り、体力的な負担が大きくなったためである。

その後、第19部と第20部は全回登場したが第21部から終盤に登場しないケースが度々あった。

第27部では第17~19話の3回のみ出演。中谷本人が出演したのはこれが最後となった。


2003年12月15日放送の1000回記念スペシャルではVTR使用での登場にとどまった。

それから約3ヶ月後の2004年4月1日、初代弥七役の中谷一郎死去。享年73歳だった。



二代目(第37~43部)

演:内藤剛志


上記の中谷氏死去、第29部からのキャスト交代に伴う設定変更などで以降登場しなくなったことを悲観したファンから弥七の復活を願う声が数多く寄せられ、かねてから出演オファーを受けていた内藤剛志が第37部から二代目風車の弥七を演じることが決定。1000回記念スペシャルを除けば実に8年ぶりの復活を果たし、2007年6月18日放送分から、2011年12月19日の最終回スペシャルまで出演した。

二代目は旅の途中での初登場となったが、久しぶりの再会といった描写は一切無く、あたかも最初から道中を共にしていたかのような接し方だった。

二代目弥七はより隠密としての役どころが強調され、敵側の情報を伝える時以外は光圀一行との接触はあまりなく、このあたりは馴れ合いの多かった初代とは対照的である。

第40部では年齢を重ねた八兵衛と一緒に江戸に住んでいることが判明した。

一方で上記のお新、娘のお梅、そして蕎麦屋田毎庵の存在がリセットされている。



三代目(BS-TBS版)

演:津田寛治

二代目弥七に準じた役柄となっている。


余談

江戸時代後期の儒者石川桃蹊の著作である『桃蹊雑話』に登場する忍の術を持つ盗賊・松之草村小八兵衛が弥七のモデルとされている。

また茨城県常陸大宮市内には、『風車の弥七の墓』が妻・お新の墓と共に観光スポットとして建てられている。


関連タグ

水戸黄門 伊賀 忍者 義賊 風車かざぐるま手裏剣



周倉…弥七同様に元来は架空の人物でありながら物語の中での人気ゆえに実際に墳墓が建造された人物

概要

義賊伊賀忍者赤い風車の付いた手裏剣がトレードマーク(後述)。

渡世人を装った風貌で水戸光圀一行とは別行動を取っているため一行の行く先を事前に情報収集したり、後から一行を追いかけていることが多い。

悪代官の屋敷などに忍び込んだり、賭場に探りを入れて世情や治安情勢を把握するなど世渡り慣れしている。


トレードマークとなっている風車の手裏剣は戦闘時において飛び道具として投げる、突き刺す以外に、牢屋のをこじ開けたり、矢文のように手紙を結んで情報を伝達する際に投げられるなど、さまざまな用途に使われる。

風車以外の武器として匕首(あいくち)も用いることもあった。


かつては伊賀忍者・名張衆の頭領である叔父の弥平次の元で忍びの修行をしていたが、弥平次が赤子のために里の食物を盗んだためその罪を背負って里を抜け出した。

やがて江戸で義賊をしていた野ぶすまの仁平(後述)と出会い、仁平を義賊の師と仰ぎその腕を磨いた。


忍びの流派や忍術の知識・技術に長けている他、元義賊とあって名が広く知られており彼を親分と慕う子分が日本全国に散らばっているらしく、弥七が声を掛ければ集まる子分が江戸だけでも100人はいるという。

なお、うっかり八兵衛もその子分の一人である。


後述の演者の事情もあって登場が少なくなったあるいは後継にその役目を譲ったといった形があった為、視聴した世代によっては弥七が登場していた時期のシーズンの再放送を見ていない等の理由で弥七を知らなかったという者もいる。



初代(第1~27部)

演:中谷一郎(メイン画像)


第1部1話の時点で既に光圀に仕えており、光圀とは佐々木助三郎渥美格之進よりも付き合いは長い。

飄々とした性格で江戸弁で喋る。

第2部、久々に再会した八兵衛に懐かれて、初めは迷惑そうだったものの次第に和気藹々となった。

第3部では義賊の師匠だった野ぶすまの仁平との再会もつかの間、その仁平が何者かに殺害され仁平の娘で幼なじみだった霞のお新に仇として狙われるが、最終的に誤解は解けて第3部の最終回では夫婦に。

第4部から仁平が営んでいた蕎麦屋『田毎庵』(たごとあん)を継いでいる。

以降、田毎庵は光圀一行が江戸を起終点に漫遊に出立・帰着する際に立ち寄って旅支度を整えたり帰着祝いの蕎麦を堪能したりと憩いの場となっている。

第5部から第8部及び第13部では妻のお新も一行のお供をしていた。

また、第9部最終回で娘のお梅が生まれていたことが弥七の口から語られている。

第14部まで全回登場したが、第15部を境に登場(それ以前に第1部と10部の一部)しない回があり、さらに第16部からかげろうお銀、そして第17部から柘植の飛猿の登場により、自身の役割を明け渡すかのように未登場エピソードが徐々に増えていった。

この頃の中谷氏は50歳代後半から60歳代に入り、体力的な負担が大きくなったためである。

その後、第19部と第20部は全回登場したが第21部から終盤に登場しないケースが度々あった。

第27部では第17~19話の3回のみ出演。中谷本人が出演したのはこれが最後となった。


2003年12月15日放送の1000回記念スペシャルではVTR使用での登場にとどまった。

それから約3ヶ月後の2004年4月1日、初代弥七役の中谷一郎死去。享年73歳だった。



二代目(第37~43部)

演:内藤剛志


上記の中谷氏死去、第29部からのキャスト交代に伴う設定変更などで以降登場しなくなったことを悲観したファンから弥七の復活を願う声が数多く寄せられ、かねてから出演オファーを受けていた内藤剛志が第37部から二代目風車の弥七を演じることが決定。1000回記念スペシャルを除けば実に8年ぶりの復活を果たし、2007年6月18日放送分から、2011年12月19日の最終回スペシャルまで出演した。

二代目は旅の途中での初登場となったが、久しぶりの再会といった描写は一切無く、あたかも最初から道中を共にしていたかのような接し方だった。

二代目弥七はより隠密としての役どころが強調され、敵側の情報を伝える時以外は光圀一行との接触はあまりなく、このあたりは馴れ合いの多かった初代とは対照的である。

第40部では年齢を重ねた八兵衛と一緒に江戸に住んでいることが判明した。

一方で上記のお新、娘のお梅、そして蕎麦屋田毎庵の存在がリセットされている。



三代目(BS-TBS版)

演:津田寛治

二代目弥七に準じた役柄となっている。


余談

江戸時代後期の儒者石川桃蹊の著作である『桃蹊雑話』に登場する忍の術を持つ盗賊・松之草村小八兵衛が弥七のモデルとされている。

また茨城県常陸大宮市内には、『風車の弥七の墓』が妻・お新の墓と共に観光スポットとして建てられている。


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水戸黄門 伊賀 忍者 義賊 風車かざぐるま手裏剣



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TBS時代劇「水戸黄門」の登場人物。全43シリーズ中、初代と二代目が活躍。2017年から始まったBS-TBS版では三代目が登場した。
TBS時代劇「水戸黄門」の登場人物。全43シリーズ中、初代と二代目が活躍。2017年から始まったBS-TBS版では三代目が登場した。

概要

義賊伊賀忍者赤い風車の付いた手裏剣がトレードマーク(後述)。

渡世人を装った風貌で水戸光圀一行とは別行動を取っているため一行の行く先を事前に情報収集したり、後から一行を追いかけていることが多い。

悪代官の屋敷などに忍び込んだり、賭場に探りを入れて世情や治安情勢を把握するなど世渡り慣れしている。


トレードマークとなっている風車の手裏剣は戦闘時において飛び道具として投げる、突き刺す以外に、牢屋のをこじ開けたり、矢文のように手紙を結んで情報を伝達する際に投げられるなど、さまざまな用途に使われる。

風車以外の武器として匕首(あいくち)も用いることもあった。


かつては伊賀忍者・名張衆の頭領である叔父の弥平次の元で忍びの修行をしていたが、弥平次が赤子のために里の食物を盗んだためその罪を背負って里を抜け出した。

やがて江戸で義賊をしていた野ぶすまの仁平(後述)と出会い、仁平を義賊の師と仰ぎその腕を磨いた。


忍びの流派や忍術の知識・技術に長けている他、元義賊とあって名が広く知られており彼を親分と慕う子分が日本全国に散らばっているらしく、弥七が声を掛ければ集まる子分が江戸だけでも100人はいるという。

なお、うっかり八兵衛もその子分の一人である。


後述の演者の事情もあって登場が少なくなったあるいは後継にその役目を譲ったといった形があった為、視聴した世代によっては弥七が登場していた時期のシーズンの再放送を見ていない等の理由で弥七を知らなかったという者もいる。



初代(第1~27部)

演:中谷一郎(メイン画像)


第1部1話の時点で既に光圀に仕えており、光圀とは佐々木助三郎渥美格之進よりも付き合いは長い。

飄々とした性格で江戸弁で喋る。

第2部、久々に再会した八兵衛に懐かれて、初めは迷惑そうだったものの次第に和気藹々となった。

第3部では義賊の師匠だった野ぶすまの仁平との再会もつかの間、その仁平が何者かに殺害され仁平の娘で幼なじみだった霞のお新に仇として狙われるが、最終的に誤解は解けて第3部の最終回では夫婦に。

第4部から仁平が営んでいた蕎麦屋『田毎庵』(たごとあん)を継いでいる。

以降、田毎庵は光圀一行が江戸を起終点に漫遊に出立・帰着する際に立ち寄って旅支度を整えたり帰着祝いの蕎麦を堪能したりと憩いの場となっている。

第5部から第8部及び第13部では妻のお新も一行のお供をしていた。

また、第9部最終回で娘のお梅が生まれていたことが弥七の口から語られている。

第14部まで全回登場したが、第15部を境に登場(それ以前に第1部と10部の一部)しない回があり、さらに第16部からかげろうお銀、そして第17部から柘植の飛猿の登場により、自身の役割を明け渡すかのように未登場エピソードが徐々に増えていった。

この頃の中谷氏は50歳代後半から60歳代に入り、体力的な負担が大きくなったためである。

その後、第19部と第20部は全回登場したが第21部から終盤に登場しないケースが度々あった。

第27部では第17~19話の3回のみ出演。中谷本人が出演したのはこれが最後となった。


2003年12月15日放送の1000回記念スペシャルではVTR使用での登場にとどまった。

それから約3ヶ月後の2004年4月1日、初代弥七役の中谷一郎死去。享年73歳だった。



二代目(第37~43部)

演:内藤剛志


上記の中谷氏死去、第29部からのキャスト交代に伴う設定変更などで以降登場しなくなったことを悲観したファンから弥七の復活を願う声が数多く寄せられ、かねてから出演オファーを受けていた内藤剛志が第37部から二代目風車の弥七を演じることが決定。1000回記念スペシャルを除けば実に8年ぶりの復活を果たし、2007年6月18日放送分から、2011年12月19日の最終回スペシャルまで出演した。

二代目は旅の途中での初登場となったが、久しぶりの再会といった描写は一切無く、あたかも最初から道中を共にしていたかのような接し方だった。

二代目弥七はより隠密としての役どころが強調され、敵側の情報を伝える時以外は光圀一行との接触はあまりなく、このあたりは馴れ合いの多かった初代とは対照的である。

第40部では年齢を重ねた八兵衛と一緒に江戸に住んでいることが判明した。

一方で上記のお新、娘のお梅、そして蕎麦屋田毎庵の存在がリセットされている。



三代目(BS-TBS版)

演:津田寛治

二代目弥七に準じた役柄となっている。


余談

江戸時代後期の儒者石川桃蹊の著作である『桃蹊雑話』に登場する忍の術を持つ盗賊・松之草村小八兵衛が弥七のモデルとされている。

また茨城県常陸大宮市内には、『風車の弥七の墓』が妻・お新の墓と共に観光スポットとして建てられている。


関連タグ

水戸黄門 伊賀 忍者 義賊 風車かざぐるま手裏剣



周倉…弥七同様に元来は架空の人物でありながら物語の中での人気ゆえに実際に墳墓が建造された人物

概要

義賊伊賀忍者赤い風車の付いた手裏剣がトレードマーク(後述)。

渡世人を装った風貌で水戸光圀一行とは別行動を取っているため一行の行く先を事前に情報収集したり、後から一行を追いかけていることが多い。

悪代官の屋敷などに忍び込んだり、賭場に探りを入れて世情や治安情勢を把握するなど世渡り慣れしている。


トレードマークとなっている風車の手裏剣は戦闘時において飛び道具として投げる、突き刺す以外に、牢屋のをこじ開けたり、矢文のように手紙を結んで情報を伝達する際に投げられるなど、さまざまな用途に使われる。

風車以外の武器として匕首(あいくち)も用いることもあった。


かつては伊賀忍者・名張衆の頭領である叔父の弥平次の元で忍びの修行をしていたが、弥平次が赤子のために里の食物を盗んだためその罪を背負って里を抜け出した。

やがて江戸で義賊をしていた野ぶすまの仁平(後述)と出会い、仁平を義賊の師と仰ぎその腕を磨いた。


忍びの流派や忍術の知識・技術に長けている他、元義賊とあって名が広く知られており彼を親分と慕う子分が日本全国に散らばっているらしく、弥七が声を掛ければ集まる子分が江戸だけでも100人はいるという。

なお、うっかり八兵衛もその子分の一人である。


後述の演者の事情もあって登場が少なくなったあるいは後継にその役目を譲ったといった形があった為、視聴した世代によっては弥七が登場していた時期のシーズンの再放送を見ていない等の理由で弥七を知らなかったという者もいる。



初代(第1~27部)

演:中谷一郎(メイン画像)


第1部1話の時点で既に光圀に仕えており、光圀とは佐々木助三郎渥美格之進よりも付き合いは長い。

飄々とした性格で江戸弁で喋る。

第2部、久々に再会した八兵衛に懐かれて、初めは迷惑そうだったものの次第に和気藹々となった。

第3部では義賊の師匠だった野ぶすまの仁平との再会もつかの間、その仁平が何者かに殺害され仁平の娘で幼なじみだった霞のお新に仇として狙われるが、最終的に誤解は解けて第3部の最終回では夫婦に。

第4部から仁平が営んでいた蕎麦屋『田毎庵』(たごとあん)を継いでいる。

以降、田毎庵は光圀一行が江戸を起終点に漫遊に出立・帰着する際に立ち寄って旅支度を整えたり帰着祝いの蕎麦を堪能したりと憩いの場となっている。

第5部から第8部及び第13部では妻のお新も一行のお供をしていた。

また、第9部最終回で娘のお梅が生まれていたことが弥七の口から語られている。

第14部まで全回登場したが、第15部を境に登場(それ以前に第1部と10部の一部)しない回があり、さらに第16部からかげろうお銀、そして第17部から柘植の飛猿の登場により、自身の役割を明け渡すかのように未登場エピソードが徐々に増えていった。

この頃の中谷氏は50歳代後半から60歳代に入り、体力的な負担が大きくなったためである。

その後、第19部と第20部は全回登場したが第21部から終盤に登場しないケースが度々あった。

第27部では第17~19話の3回のみ出演。中谷本人が出演したのはこれが最後となった。


2003年12月15日放送の1000回記念スペシャルではVTR使用での登場にとどまった。

それから約3ヶ月後の2004年4月1日、初代弥七役の中谷一郎死去。享年73歳だった。



二代目(第37~43部)

演:内藤剛志


上記の中谷氏死去、第29部からのキャスト交代に伴う設定変更などで以降登場しなくなったことを悲観したファンから弥七の復活を願う声が数多く寄せられ、かねてから出演オファーを受けていた内藤剛志が第37部から二代目風車の弥七を演じることが決定。1000回記念スペシャルを除けば実に8年ぶりの復活を果たし、2007年6月18日放送分から、2011年12月19日の最終回スペシャルまで出演した。

二代目は旅の途中での初登場となったが、久しぶりの再会といった描写は一切無く、あたかも最初から道中を共にしていたかのような接し方だった。

二代目弥七はより隠密としての役どころが強調され、敵側の情報を伝える時以外は光圀一行との接触はあまりなく、このあたりは馴れ合いの多かった初代とは対照的である。

第40部では年齢を重ねた八兵衛と一緒に江戸に住んでいることが判明した。

一方で上記のお新、娘のお梅、そして蕎麦屋田毎庵の存在がリセットされている。



三代目(BS-TBS版)

演:津田寛治

二代目弥七に準じた役柄となっている。


余談

江戸時代後期の儒者石川桃蹊の著作である『桃蹊雑話』に登場する忍の術を持つ盗賊・松之草村小八兵衛が弥七のモデルとされている。

また茨城県常陸大宮市内には、『風車の弥七の墓』が妻・お新の墓と共に観光スポットとして建てられている。


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水戸黄門 伊賀 忍者 義賊 風車かざぐるま手裏剣



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