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『SDガンダム三国創傑伝』に登場する武将(メイン画像右)

モチーフ:関羽+νガンダム(『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』)

CV:中川慶一


公式設定

頭脳明晰で義に篤い侠(おとこ)。

かつてはラクヨウで暮らしていたが、強き信念を持ちラクヨウを飛び出してきた。戦術を知り尽くし、最強の名高き英傑。劉備ユニコーンガンダム、張飛ゴッドガンダムと強い絆で結ばれる。


(以上、「SDガンダムワールド 三国創傑伝」日本語版公式サイトの勢力紹介ページより引用)


概要

ショク・エリアを守護する自警団ドラゴンズ・ウォッチに加わった武者。長く立派な髭を生やしている。

かつては親友の張飛ゴッドガンダムと共にラクヨウで暮らしていたが、ラクヨウは悪徳領主董卓プロヴィデンスガンダムにより搾取の限りを受け、董卓を討つために張飛と共にドラゴンズ・ウォッチに傘下。若き首領劉備ユニコーンガンダムにその心意気を称賛され、3人は桃園の誓いを結んだ。


得物は自らの意志に呼応して大きさや形状を二段階に変える青龍偃月刀

青龍偃月刀を巨大化させて素早い連撃を喰らわせる龍牙蒼月演舞は、たちどころに敵を一掃する。


後に武聖関羽雲長νガンダムにパワーアップを果たした。


なおキットにおいては関羽雲長νガンダムと字(あざな)まで入った名前で書かれているが理由は不明。

本来歴史上の中国人名は某セクシー格闘漫画のように「姓・名・字」で呼ぶことはなく、「姓・名」あるいは「姓・字」で呼ぶのが正しく、この場合関羽は『関雲長』となる。最も近年は日本側メディアの三国志作品が数多く流通してしまったこともあり、認知度と市場競合を鑑みて字まで表記する場合もなくはない。


演者に関して

上記の通り、演者はνガンダムである。ショクは歴代主人公機が演者となっているので、人気が高いνが選ばれることは珍しくないが、関羽役というのは異例であった。


νはアムロ・レイ専用として開発された機体であり、高火力でのゴリ押しという恐竜的進化が極まったような宇宙世紀90年代前半においては異例の中火力装備・継戦能力重視の機体であった(とはいってもギラ・ドーガの頭部ぐらいならバルカンで破壊してたし、専用ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー等の高火力武器を携行するプランもあった)。

要約すると前作主役機であるZZが第四世代MSでありながら、νは運用面では第二世代的趣向のMSである。これは、ハマーンアクシズ壊滅以降のネオジオン地下組織化と裏で暗躍していたシャアのゲリラ戦術によるMS戦の複雑化、グリプス戦役後の混乱期をくぐり抜けた連邦サイドの軍部再編成もあってΖやzz、Sなどの単騎高火力集中傾向からの脱却とジェガンシリーズによるマトモな量産機配備、それらとの連携も加味した設計思想でもある(まあ、ぶっちゃけるとスポンサーの呪いから解き放たれた御大の趣味だが…)。これだけ装備をナーフされておきながら鬼神の如き活躍を成し遂げたのは、戦場で10年以上も前線を張り続けて鍛え上げられたアムロの卓越したニュータイプ的反射神経と、相手の意志を感知して自動的に最適の動きを導入するサイコフレームあってのものであった。


三国志風に言うと、身の丈2メートルを超えるモリモリマッチョメンが巨大な馬にまたがり熊でも殺せそうな巨大な薙刀や槍をぶん回して戦うのが当たり前の時代あえて徒歩で軽快に走り回りつつ弓矢で敵将をいち早く感知して射貫くような機体なのがνガンダムなのである。

言うまでもないが関羽は大妖怪でも殺せそうな青龍偃月刀をぶん回す身長2m超のムッッッキムキマッチョメンである。他にも三国志演技ではたいそう立派な髭を蓄え、顔は棗のように赤く、唇は紅を挿したようであり、眉は蚕のように太く、目は鳳凰の如きと具体的に記されており、誰がどう読んでもパワータイプの印象を受けるように盛られている。(これらの描写は武侠小説ではよくあることであり人間離れした容姿は言わば中国大衆文芸の慣用句であるが、後年神格化された事もあり『関公ならばこれぐらいあって当然だろ!』という中国人の思いも強く反映されている。)

『SDガンダム三国伝』においてZZが関羽ガンダムを演じたのも納得のいく話であろう。


故にνが起用されたのは極めて異例で、相方の張飛がゴッドガンダムといういかにもそれっぽい配役なのを見れば猶更である。それまでのSDガンダムにおいても武者仁宇頑駄無(元ネタは牛若丸)しかり、法術士ニューしかり、孔明先生であったりと、いずれも間接攻撃を得意とする非マッチョ的キャラであった。


とはいえ、史書にしろ演義にしろ関羽は武勇だけではなく知略にも長け、忠義にも篤く、物事の本質を見抜く慧眼を有していた。敵の総大将曹操でさえも関羽においては常に篤く礼を尽くし赤兎馬まで与えて部下から顰蹙(ひんしゅく)を買っている。

νガンダムもまた敵のシャア自身が『情けないモビルスーツと戦って何の意味がある?』と横流しされたサイコフレームの情報によって完成した機体であり、そういった点で見れば、歴戦の勇士となり敵味方双方から高い評価を受けていた『逆シャア』時のアムロの愛機が関羽役を担うのも納得がいくであろう。また、関羽はその忠義故に長年『何故あの劉備のような若輩者に付き従い自ら起とうとしないのか』と他の豪傑たちから不思議がられていた訳だが、アムロも『パイロットだけをやっている』とシャアからキツイ言葉を叩きつけられているが、体制への忠義立てという意味で言えばこれは通じるところでもある。


また、史実での活躍や演技での人気もあって本場中国で関羽は長兄劉備を差し置いて商売の神(関帝)として祀られている後続作品の影響もあってアクシズショック奇蹟として語られるにつれ初のサイコフレーム搭載機であるνガンダムも同様に神格化されるようになり、近年の外部出演作品などではサイコフレーム搭載機の特性を生かした神がかり的演出も見受けられる。


これら総合的な観点から考えると、関羽=νガンダムという図式も強ち間違いで無いことが理解できるのでは無いだろうか。


なお余談であるが、ライバルである張遼サザビーは『逆シャア』のラスボス機サザビーをモデルとしているが、終始意地の悪い対決をし続けたガンダム側と打って変わり、関羽と張遼は敵同士出合っても礼儀を立てあう極めて良好な関係性であった。


関連項目

三国創傑伝 関羽

劉備ユニコーンガンダム 張飛ゴッドガンダム 諸葛亮フリーダムガンダム 趙雲ダブルオーガンダム 黄忠ガンダムデュナメス 馬超ガンダムバルバトス


司馬懿サザビー:別の世界の三国志ガンダムにおける声優が同じ人物。演者がνガンダムのライバル機であるサザビーとなっている。

モチーフ:関羽+νガンダム(『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』)

CV:中川慶一


公式設定

頭脳明晰で義に篤い侠(おとこ)。

かつてはラクヨウで暮らしていたが、強き信念を持ちラクヨウを飛び出してきた。戦術を知り尽くし、最強の名高き英傑。劉備ユニコーンガンダム、張飛ゴッドガンダムと強い絆で結ばれる。


(以上、「SDガンダムワールド 三国創傑伝」日本語版公式サイトの勢力紹介ページより引用)


概要

ショク・エリアを守護する自警団ドラゴンズ・ウォッチに加わった武者。長く立派な髭を生やしている。

かつては親友の張飛ゴッドガンダムと共にラクヨウで暮らしていたが、ラクヨウは悪徳領主董卓プロヴィデンスガンダムにより搾取の限りを受け、董卓を討つために張飛と共にドラゴンズ・ウォッチに傘下。若き首領劉備ユニコーンガンダムにその心意気を称賛され、3人は桃園の誓いを結んだ。


得物は自らの意志に呼応して大きさや形状を二段階に変える青龍偃月刀

青龍偃月刀を巨大化させて素早い連撃を喰らわせる龍牙蒼月演舞は、たちどころに敵を一掃する。


後に武聖関羽雲長νガンダムにパワーアップを果たした。


なおキットにおいては関羽雲長νガンダムと字(あざな)まで入った名前で書かれているが理由は不明。

本来歴史上の中国人名は某セクシー格闘漫画のように「姓・名・字」で呼ぶことはなく、「姓・名」あるいは「姓・字」で呼ぶのが正しく、この場合関羽は『関雲長』となる。最も近年は日本側メディアの三国志作品が数多く流通してしまったこともあり、認知度と市場競合を鑑みて字まで表記する場合もなくはない。


演者に関して

上記の通り、演者はνガンダムである。ショクは歴代主人公機が演者となっているので、人気が高いνが選ばれることは珍しくないが、関羽役というのは異例であった。


νはアムロ・レイ専用として開発された機体であり、高火力でのゴリ押しという恐竜的進化が極まったような宇宙世紀90年代前半においては異例の中火力装備・継戦能力重視の機体であった(とはいってもギラ・ドーガの頭部ぐらいならバルカンで破壊してたし、専用ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー等の高火力武器を携行するプランもあった)。

要約すると前作主役機であるZZが第四世代MSでありながら、νは運用面では第二世代的趣向のMSである。これは、ハマーンアクシズ壊滅以降のネオジオン地下組織化と裏で暗躍していたシャアのゲリラ戦術によるMS戦の複雑化、グリプス戦役後の混乱期をくぐり抜けた連邦サイドの軍部再編成もあってΖやzz、Sなどの単騎高火力集中傾向からの脱却とジェガンシリーズによるマトモな量産機配備、それらとの連携も加味した設計思想でもある(まあ、ぶっちゃけるとスポンサーの呪いから解き放たれた御大の趣味だが…)。これだけ装備をナーフされておきながら鬼神の如き活躍を成し遂げたのは、戦場で10年以上も前線を張り続けて鍛え上げられたアムロの卓越したニュータイプ的反射神経と、相手の意志を感知して自動的に最適の動きを導入するサイコフレームあってのものであった。


三国志風に言うと、身の丈2メートルを超えるモリモリマッチョメンが巨大な馬にまたがり熊でも殺せそうな巨大な薙刀や槍をぶん回して戦うのが当たり前の時代あえて徒歩で軽快に走り回りつつ弓矢で敵将をいち早く感知して射貫くような機体なのがνガンダムなのである。

言うまでもないが関羽は大妖怪でも殺せそうな青龍偃月刀をぶん回す身長2m超のムッッッキムキマッチョメンである。他にも三国志演技ではたいそう立派な髭を蓄え、顔は棗のように赤く、唇は紅を挿したようであり、眉は蚕のように太く、目は鳳凰の如きと具体的に記されており、誰がどう読んでもパワータイプの印象を受けるように盛られている。(これらの描写は武侠小説ではよくあることであり人間離れした容姿は言わば中国大衆文芸の慣用句であるが、後年神格化された事もあり『関公ならばこれぐらいあって当然だろ!』という中国人の思いも強く反映されている。)

『SDガンダム三国伝』においてZZが関羽ガンダムを演じたのも納得のいく話であろう。


故にνが起用されたのは極めて異例で、相方の張飛がゴッドガンダムといういかにもそれっぽい配役なのを見れば猶更である。それまでのSDガンダムにおいても武者仁宇頑駄無(元ネタは牛若丸)しかり、法術士ニューしかり、孔明先生であったりと、いずれも間接攻撃を得意とする非マッチョ的キャラであった。


とはいえ、史書にしろ演義にしろ関羽は武勇だけではなく知略にも長け、忠義にも篤く、物事の本質を見抜く慧眼を有していた。敵の総大将曹操でさえも関羽においては常に篤く礼を尽くし赤兎馬まで与えて部下から顰蹙(ひんしゅく)を買っている。

νガンダムもまた敵のシャア自身が『情けないモビルスーツと戦って何の意味がある?』と横流しされたサイコフレームの情報によって完成した機体であり、そういった点で見れば、歴戦の勇士となり敵味方双方から高い評価を受けていた『逆シャア』時のアムロの愛機が関羽役を担うのも納得がいくであろう。また、関羽はその忠義故に長年『何故あの劉備のような若輩者に付き従い自ら起とうとしないのか』と他の豪傑たちから不思議がられていた訳だが、アムロも『パイロットだけをやっている』とシャアからキツイ言葉を叩きつけられているが、体制への忠義立てという意味で言えばこれは通じるところでもある。


また、史実での活躍や演技での人気もあって本場中国で関羽は長兄劉備を差し置いて商売の神(関帝)として祀られている後続作品の影響もあってアクシズショック奇蹟として語られるにつれ初のサイコフレーム搭載機であるνガンダムも同様に神格化されるようになり、近年の外部出演作品などではサイコフレーム搭載機の特性を生かした神がかり的演出も見受けられる。


これら総合的な観点から考えると、関羽=νガンダムという図式も強ち間違いで無いことが理解できるのでは無いだろうか。


なお余談であるが、ライバルである張遼サザビーは『逆シャア』のラスボス機サザビーをモデルとしているが、終始意地の悪い対決をし続けたガンダム側と打って変わり、関羽と張遼は敵同士出合っても礼儀を立てあう極めて良好な関係性であった。


関連項目

三国創傑伝 関羽

劉備ユニコーンガンダム 張飛ゴッドガンダム 諸葛亮フリーダムガンダム 趙雲ダブルオーガンダム 黄忠ガンダムデュナメス 馬超ガンダムバルバトス


司馬懿サザビー:別の世界の三国志ガンダムにおける声優が同じ人物。演者がνガンダムのライバル機であるサザビーとなっている。

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モチーフ:関羽+νガンダム(『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』)

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頭脳明晰で義に篤い侠(おとこ)。

かつてはラクヨウで暮らしていたが、強き信念を持ちラクヨウを飛び出してきた。戦術を知り尽くし、最強の名高き英傑。劉備ユニコーンガンダム、張飛ゴッドガンダムと強い絆で結ばれる。


(以上、「SDガンダムワールド 三国創傑伝」日本語版公式サイトの勢力紹介ページより引用)


概要

ショク・エリアを守護する自警団ドラゴンズ・ウォッチに加わった武者。長く立派な髭を生やしている。

かつては親友の張飛ゴッドガンダムと共にラクヨウで暮らしていたが、ラクヨウは悪徳領主董卓プロヴィデンスガンダムにより搾取の限りを受け、董卓を討つために張飛と共にドラゴンズ・ウォッチに傘下。若き首領劉備ユニコーンガンダムにその心意気を称賛され、3人は桃園の誓いを結んだ。


得物は自らの意志に呼応して大きさや形状を二段階に変える青龍偃月刀

青龍偃月刀を巨大化させて素早い連撃を喰らわせる龍牙蒼月演舞は、たちどころに敵を一掃する。


後に武聖関羽雲長νガンダムにパワーアップを果たした。


なおキットにおいては関羽雲長νガンダムと字(あざな)まで入った名前で書かれているが理由は不明。

本来歴史上の中国人名は某セクシー格闘漫画のように「姓・名・字」で呼ぶことはなく、「姓・名」あるいは「姓・字」で呼ぶのが正しく、この場合関羽は『関雲長』となる。最も近年は日本側メディアの三国志作品が数多く流通してしまったこともあり、認知度と市場競合を鑑みて字まで表記する場合もなくはない。


演者に関して

上記の通り、演者はνガンダムである。ショクは歴代主人公機が演者となっているので、人気が高いνが選ばれることは珍しくないが、関羽役というのは異例であった。


νはアムロ・レイ専用として開発された機体であり、高火力でのゴリ押しという恐竜的進化が極まったような宇宙世紀90年代前半においては異例の中火力装備・継戦能力重視の機体であった(とはいってもギラ・ドーガの頭部ぐらいならバルカンで破壊してたし、専用ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー等の高火力武器を携行するプランもあった)。

要約すると前作主役機であるZZが第四世代MSでありながら、νは運用面では第二世代的趣向のMSである。これは、ハマーンアクシズ壊滅以降のネオジオン地下組織化と裏で暗躍していたシャアのゲリラ戦術によるMS戦の複雑化、グリプス戦役後の混乱期をくぐり抜けた連邦サイドの軍部再編成もあってΖやzz、Sなどの単騎高火力集中傾向からの脱却とジェガンシリーズによるマトモな量産機配備、それらとの連携も加味した設計思想でもある(まあ、ぶっちゃけるとスポンサーの呪いから解き放たれた御大の趣味だが…)。これだけ装備をナーフされておきながら鬼神の如き活躍を成し遂げたのは、戦場で10年以上も前線を張り続けて鍛え上げられたアムロの卓越したニュータイプ的反射神経と、相手の意志を感知して自動的に最適の動きを導入するサイコフレームあってのものであった。


三国志風に言うと、身の丈2メートルを超えるモリモリマッチョメンが巨大な馬にまたがり熊でも殺せそうな巨大な薙刀や槍をぶん回して戦うのが当たり前の時代あえて徒歩で軽快に走り回りつつ弓矢で敵将をいち早く感知して射貫くような機体なのがνガンダムなのである。

言うまでもないが関羽は大妖怪でも殺せそうな青龍偃月刀をぶん回す身長2m超のムッッッキムキマッチョメンである。他にも三国志演技ではたいそう立派な髭を蓄え、顔は棗のように赤く、唇は紅を挿したようであり、眉は蚕のように太く、目は鳳凰の如きと具体的に記されており、誰がどう読んでもパワータイプの印象を受けるように盛られている。(これらの描写は武侠小説ではよくあることであり人間離れした容姿は言わば中国大衆文芸の慣用句であるが、後年神格化された事もあり『関公ならばこれぐらいあって当然だろ!』という中国人の思いも強く反映されている。)

『SDガンダム三国伝』においてZZが関羽ガンダムを演じたのも納得のいく話であろう。


故にνが起用されたのは極めて異例で、相方の張飛がゴッドガンダムといういかにもそれっぽい配役なのを見れば猶更である。それまでのSDガンダムにおいても武者仁宇頑駄無(元ネタは牛若丸)しかり、法術士ニューしかり、孔明先生であったりと、いずれも間接攻撃を得意とする非マッチョ的キャラであった。


とはいえ、史書にしろ演義にしろ関羽は武勇だけではなく知略にも長け、忠義にも篤く、物事の本質を見抜く慧眼を有していた。敵の総大将曹操でさえも関羽においては常に篤く礼を尽くし赤兎馬まで与えて部下から顰蹙(ひんしゅく)を買っている。

νガンダムもまた敵のシャア自身が『情けないモビルスーツと戦って何の意味がある?』と横流しされたサイコフレームの情報によって完成した機体であり、そういった点で見れば、歴戦の勇士となり敵味方双方から高い評価を受けていた『逆シャア』時のアムロの愛機が関羽役を担うのも納得がいくであろう。また、関羽はその忠義故に長年『何故あの劉備のような若輩者に付き従い自ら起とうとしないのか』と他の豪傑たちから不思議がられていた訳だが、アムロも『パイロットだけをやっている』とシャアからキツイ言葉を叩きつけられているが、体制への忠義立てという意味で言えばこれは通じるところでもある。


また、史実での活躍や演技での人気もあって本場中国で関羽は長兄劉備を差し置いて商売の神(関帝)として祀られている後続作品の影響もあってアクシズショック奇蹟として語られるにつれ初のサイコフレーム搭載機であるνガンダムも同様に神格化されるようになり、近年の外部出演作品などではサイコフレーム搭載機の特性を生かした神がかり的演出も見受けられる。


これら総合的な観点から考えると、関羽=νガンダムという図式も強ち間違いで無いことが理解できるのでは無いだろうか。


なお余談であるが、ライバルである張遼サザビーは『逆シャア』のラスボス機サザビーをモデルとしているが、終始意地の悪い対決をし続けたガンダム側と打って変わり、関羽と張遼は敵同士出合っても礼儀を立てあう極めて良好な関係性であった。


関連項目

三国創傑伝 関羽

劉備ユニコーンガンダム 張飛ゴッドガンダム 諸葛亮フリーダムガンダム 趙雲ダブルオーガンダム 黄忠ガンダムデュナメス 馬超ガンダムバルバトス


司馬懿サザビー:別の世界の三国志ガンダムにおける声優が同じ人物。演者がνガンダムのライバル機であるサザビーとなっている。

モチーフ:関羽+νガンダム(『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』)

CV:中川慶一


公式設定

頭脳明晰で義に篤い侠(おとこ)。

かつてはラクヨウで暮らしていたが、強き信念を持ちラクヨウを飛び出してきた。戦術を知り尽くし、最強の名高き英傑。劉備ユニコーンガンダム、張飛ゴッドガンダムと強い絆で結ばれる。


(以上、「SDガンダムワールド 三国創傑伝」日本語版公式サイトの勢力紹介ページより引用)


概要

ショク・エリアを守護する自警団ドラゴンズ・ウォッチに加わった武者。長く立派な髭を生やしている。

かつては親友の張飛ゴッドガンダムと共にラクヨウで暮らしていたが、ラクヨウは悪徳領主董卓プロヴィデンスガンダムにより搾取の限りを受け、董卓を討つために張飛と共にドラゴンズ・ウォッチに傘下。若き首領劉備ユニコーンガンダムにその心意気を称賛され、3人は桃園の誓いを結んだ。


得物は自らの意志に呼応して大きさや形状を二段階に変える青龍偃月刀

青龍偃月刀を巨大化させて素早い連撃を喰らわせる龍牙蒼月演舞は、たちどころに敵を一掃する。


後に武聖関羽雲長νガンダムにパワーアップを果たした。


なおキットにおいては関羽雲長νガンダムと字(あざな)まで入った名前で書かれているが理由は不明。

本来歴史上の中国人名は某セクシー格闘漫画のように「姓・名・字」で呼ぶことはなく、「姓・名」あるいは「姓・字」で呼ぶのが正しく、この場合関羽は『関雲長』となる。最も近年は日本側メディアの三国志作品が数多く流通してしまったこともあり、認知度と市場競合を鑑みて字まで表記する場合もなくはない。


演者に関して

上記の通り、演者はνガンダムである。ショクは歴代主人公機が演者となっているので、人気が高いνが選ばれることは珍しくないが、関羽役というのは異例であった。


νはアムロ・レイ専用として開発された機体であり、高火力でのゴリ押しという恐竜的進化が極まったような宇宙世紀90年代前半においては異例の中火力装備・継戦能力重視の機体であった(とはいってもギラ・ドーガの頭部ぐらいならバルカンで破壊してたし、専用ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー等の高火力武器を携行するプランもあった)。

要約すると前作主役機であるZZが第四世代MSでありながら、νは運用面では第二世代的趣向のMSである。これは、ハマーンアクシズ壊滅以降のネオジオン地下組織化と裏で暗躍していたシャアのゲリラ戦術によるMS戦の複雑化、グリプス戦役後の混乱期をくぐり抜けた連邦サイドの軍部再編成もあってΖやzz、Sなどの単騎高火力集中傾向からの脱却とジェガンシリーズによるマトモな量産機配備、それらとの連携も加味した設計思想でもある(まあ、ぶっちゃけるとスポンサーの呪いから解き放たれた御大の趣味だが…)。これだけ装備をナーフされておきながら鬼神の如き活躍を成し遂げたのは、戦場で10年以上も前線を張り続けて鍛え上げられたアムロの卓越したニュータイプ的反射神経と、相手の意志を感知して自動的に最適の動きを導入するサイコフレームあってのものであった。


三国志風に言うと、身の丈2メートルを超えるモリモリマッチョメンが巨大な馬にまたがり熊でも殺せそうな巨大な薙刀や槍をぶん回して戦うのが当たり前の時代あえて徒歩で軽快に走り回りつつ弓矢で敵将をいち早く感知して射貫くような機体なのがνガンダムなのである。

言うまでもないが関羽は大妖怪でも殺せそうな青龍偃月刀をぶん回す身長2m超のムッッッキムキマッチョメンである。他にも三国志演技ではたいそう立派な髭を蓄え、顔は棗のように赤く、唇は紅を挿したようであり、眉は蚕のように太く、目は鳳凰の如きと具体的に記されており、誰がどう読んでもパワータイプの印象を受けるように盛られている。(これらの描写は武侠小説ではよくあることであり人間離れした容姿は言わば中国大衆文芸の慣用句であるが、後年神格化された事もあり『関公ならばこれぐらいあって当然だろ!』という中国人の思いも強く反映されている。)

『SDガンダム三国伝』においてZZが関羽ガンダムを演じたのも納得のいく話であろう。


故にνが起用されたのは極めて異例で、相方の張飛がゴッドガンダムといういかにもそれっぽい配役なのを見れば猶更である。それまでのSDガンダムにおいても武者仁宇頑駄無(元ネタは牛若丸)しかり、法術士ニューしかり、孔明先生であったりと、いずれも間接攻撃を得意とする非マッチョ的キャラであった。


とはいえ、史書にしろ演義にしろ関羽は武勇だけではなく知略にも長け、忠義にも篤く、物事の本質を見抜く慧眼を有していた。敵の総大将曹操でさえも関羽においては常に篤く礼を尽くし赤兎馬まで与えて部下から顰蹙(ひんしゅく)を買っている。

νガンダムもまた敵のシャア自身が『情けないモビルスーツと戦って何の意味がある?』と横流しされたサイコフレームの情報によって完成した機体であり、そういった点で見れば、歴戦の勇士となり敵味方双方から高い評価を受けていた『逆シャア』時のアムロの愛機が関羽役を担うのも納得がいくであろう。また、関羽はその忠義故に長年『何故あの劉備のような若輩者に付き従い自ら起とうとしないのか』と他の豪傑たちから不思議がられていた訳だが、アムロも『パイロットだけをやっている』とシャアからキツイ言葉を叩きつけられているが、体制への忠義立てという意味で言えばこれは通じるところでもある。


また、史実での活躍や演技での人気もあって本場中国で関羽は長兄劉備を差し置いて商売の神(関帝)として祀られている後続作品の影響もあってアクシズショック奇蹟として語られるにつれ初のサイコフレーム搭載機であるνガンダムも同様に神格化されるようになり、近年の外部出演作品などではサイコフレーム搭載機の特性を生かした神がかり的演出も見受けられる。


これら総合的な観点から考えると、関羽=νガンダムという図式も強ち間違いで無いことが理解できるのでは無いだろうか。


なお余談であるが、ライバルである張遼サザビーは『逆シャア』のラスボス機サザビーをモデルとしているが、終始意地の悪い対決をし続けたガンダム側と打って変わり、関羽と張遼は敵同士出合っても礼儀を立てあう極めて良好な関係性であった。


関連項目

三国創傑伝 関羽

劉備ユニコーンガンダム 張飛ゴッドガンダム 諸葛亮フリーダムガンダム 趙雲ダブルオーガンダム 黄忠ガンダムデュナメス 馬超ガンダムバルバトス


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