概要
scratchでは初期から創作コミュニティが存在していた。子供たちが利用しやすいことが要因の一つで、スタジオ(scratchの作品をまとめたり共同制作できたりする)を使用したものが数多くある。その中でSCP財団の二次創作として(勝手に)活動していた「SCP財団scratch支部(通称SCP-sc)」が著作権の問題で封鎖。その後継コミュニティとして設立されたものがADAである。SCP-scが「SCP財団の二次創作」という姿勢だったのに対して、ADAではSCP財団などの他創作コミュニティとの関係は全く無いと明記している。が、作品内に「財団(何の財団かは書かれていない)」という言葉が出現したりすることがあり、少しではあるが参加者がSCP財団と関連させていることは確かである。
本家SCPとの違いは、
・ナンバー振りが〈アルファベット1文字〉+〈数字二桁〉
・「収容」の代わりに「抑止」という言葉が多く使用される
・ヘッドカノンが曖昧
などがある。
本家SCPよりも年齢層が低いせいか、フィクション(ファンタジー?)要素が強くなっている。
最近では「記事を検索したりまとめたりするのが難しい」「古い記事を見つけずらい」などの理由から一部記事がオリジナルのwikidotに移行している。
世界観
異常な物品、生物、減少などを「異常」と称し世間の目から遠ざけ収容する団体「異常抑止機関」について、主に報告書形式で書かれる。異常を収容したり研究する「施設」、異常の回収や抑止に向かう「機動部隊」なども組織の一つとして存在する。
具体的な場所などは特に設定されていないが、報告書の内容から主に日本での活動がメインだと考えられる。
機関で働く「職員」には個性豊かなものが多く、白いお面をかぶり手にネギを持った博士やスライムのようななにかなどがある。
制度
コミュニティとしての制度も本家SCPとは少々違っており、
・批評システムが無い
・参加から一定期間内に一度も活動をしない参加者は除名される。
・ガイドハブが存在しない
・タグ付けがされていない
などがある。差異の多くが管理に重要なものであり、規模の小ささがうかがえる。
また、scratchスタジオの事実上の管理者である「マネージャー」11名で構成された「MAD11」という管理団体でコミュニティ全体の管理(参加者の承認、イベントの開催、トラブルの対応など)を行っている。MAD11のメンバーは最初期から少しずつ変わっている。メンバーの活動が急激に減った場合や、大きなトラブルを起こした場合、自ら辞退した場合にメンバーによって新しく選出される。