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「シャッガイ起動! ワイルド・ワンを完全に消去せよ!」

CV:千葉進歩

概要

文部科学省に設立されたネットワーク管理局(情報管理局)の職員で、ネット管理システム「ヒュプノス」の室長。

常に灰色のスーツとサングラスを着用しており、Zippoのフタをカチカチと開け閉めする癖がある。


行動派な一面があり、室長の立場にありながら自ら赴いてタカトらと接触し、テイマーとしての彼らにコンタクトを取った初めての大人になる

(今まで選ばれし子供達に関係していた大人は家族やデジタルワールド側の存在に限られていたが、初めからテイマーとしての彼らに接触する他人の大人としては彼が初だと言える)


デジモンの事をワイルド・ワン(乱暴者の意味)と呼び、『トレーサー』を放ってデリートするなどして現実世界に実体化=リアライズする事を阻止しようとしている。


実際にリアライズしてくるデジモンは凶暴なものばかりなため正当性はあるのだが、デジモンの事を「老人たちの夢見た人工知能の紛い物」「野良犬のカス」「人間が作り出した物」として蔑視しており、パートナーデジモンであるギルモンらもデリートしようとする考えを明かした事でタカトらと対立することになる。

(とはいえ彼からすれば、タカトらテイマーのやっている事は子供が猛獣を飼っているも同然の行いであり、良い印象を抱かないのも当たり前だと言える)


本格的に動き始めたのは第13話から。

上記の邂逅の後、再びダークリザモンと戦うタカトとギルモンに遭遇。

ヘリからダークリザモンに横槍ならぬアンカーを打ち込み、シャッガイシステムの撒き餌にするために連れて行った。


500 Dollar Stuffed Sheep

オペレーターの鳳麗花(CV:永野愛)とは中々に良い関係であるらしく、同棲しているようだ。


神話に造詣が深いようで、度々神話になぞらえたネーミングを披露している。組織名自体がギリシャ神話の眠りの神(脚本家的にはクトゥルフ神話の方か)な辺り、そっちの気があるのかもしれない。

ネーミング元ネタ解説
シャッガイシステム後述後述
グラニゲルマン神話に伝わるジークフリートの愛馬ZERO-ARMSの一体。デュークモンの飛行手段として運用される赤い鳥型のデジタル生命体
ユゴス・ブラスタークトゥルフ神話においてミ=ゴの住む架空の天体データ破壊用の武装

シャッガイシステム

デリートしたデジモンのデータをネット上に逆流させ、誘い出したデジモンを完全消去する。いわば対デジモン用のネズミ捕り

明言こそされていないが、上記のサイクルを繰り返す事で全てのデジモンを殺す事を可能にしている。

デメリットとして逆流させる際、世界中のネットワークに電波障害が起こるとされるが、山木は「電波障害など日常茶判事です」と一蹴した。


ちなみに「シャッガイ」とは、クトゥルフ神話におけるエメラルド色の2つの太陽を持つ世界、もしくはそこに住まう昆虫種族の事。

高い文明と知性を持ちながら他の生物を脅かす事しか考えない野蛮な生命体で、その反面身体は叩けば死ぬほど脆いとされる。

当時の山木のデジモンへの偏見が窺えるネーミングである。


早速ダークリザモンをデリートし、その粒子を撒き餌にする事でデジモン撲滅作戦を開始させるが、その行為がデジモンの神の怒りに触れる事になってしまう。


結果、シャッガイシステムを通り道にする事でタカトらをも圧倒するミヒラモンが襲来。東京を大惨事に巻き込む引き金を引くことになり、失意に沈む。


彼の計画は結局、「子供の遊び」と馬鹿にしていたテイマーや、消そうとしていたパートナーデジモンたちが尻拭いする形で収束を迎えた。


最終的にはタカトたちと協力態勢を取るようになり、彼らの良き理解者となる。

デ・リーパーとの決戦時にはシャッガイシステムを切り札として投入、勝利に貢献した。


本編最終回とはパラレル扱いである劇場版二作目においても登場。

ロコモンの暴走騒動に巻き込まれたタカトたちへ列車から降りるよう連絡を取っていたが、事態が事態であったためテイマーたちも離脱することができず、結果として推移を見守るしかなくなってしまう。

とはいえタカトたちのことを信じ、冷静に部下へ指示を出していた。


余談

テイマーズと和解するまでは悪役的な描かれ方をしており、実際タカトに高圧的に振る舞ったり、八つ当たりで健良につかみかかったりと言う一幕もあった。

しかし、前述の通り目的はデジモンの撃破であり、しかも成熟期やアーマー体の頃はともかく、完全体の登場後は、比喩でなく怪獣が暴れたレベルの惨事が起こっており、彼の懸念は決して的はずれなものではなかったと言える。


テイマーズへの対応も、デジモンを怪獣と置き換えれば、子供が、その力を望むように行使できる状態にあることを看過できないのも確かである。

彼の視点ではただの小学生にすぎないタカトたちが今後どのような性格、思想を持つのか、あるいはいつまでもデジモンの手綱を握っていられるのか分からず、ある程度の強硬手段を取らざるを得なかったのだろう。

(実際、大事には至らなかったがガルゴモンが暴走したことがある)


視聴者からすればどうしてもテイマー側に感情移入してしまうが、客観的に見れば危険生物を討伐する地球防衛隊としての役割を持っていたのが彼らだったと言える。



関連タグ

倉田明宏(『デジモンセイバーズ』):同じくデジモンを疎み、消滅させようとした人繋がり。ある意味では倉田の前身とも取れるが、山木は実際に人間の世界にやって来て被害を出すデジモンを消滅させていた(『防衛目的』にすぎない)のに対して、倉田の場合はデジタルワールドで不用意な攻撃(ランクスモンに銃撃した)をして追いかけ回された事による『逆恨み』から来ている。


薩摩廉太郎(『デジモンセイバーズ』):山木はむしろ彼の方に近い。対デジモン関連組織の責任者で、サングラスを掛けている主人公の協力者という点で共通している。ただし、あくまでも彼らの場合はデジモンをデジタマに還して故郷へ送還するという手段を取っている。


科学特捜隊:モンスターから人間を守る組織繋がり。自分達だけではモンスターを倒しきれず、人ならざる者の協力を受けている点も通じる(協力者への友好度は大きく違うが)

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