概要

ジャンプルーキーからインディーズ連載に移行した松登の漫画。

また、作者のツイッターで豆知識などが挙げられている。

ストーリー

　幼少期から空間に「刃」を作り出す力を持つ彩羽。ある事件をきっかけに自分が戦闘狂だと気づいた彼女は、命がけの戦いを求めて強敵と戦う日々を送るうちに化物と恐れられるように。しかし、戦闘欲が止まらぬ彩羽は今日もさらなる死闘を求めて闇を駆ける――!!

登場人物

• 夜桐　彩羽（やぎり　さいは)

　主人公。4歳の時に母と死別し、それ以降は児童施設「ひまわりの種」で育つ。

　6歳から「刃」を作り出すことができ、12歳の時に男子の喧嘩を見た際に本性が覚醒。変態的な笑顔とともに「戦いが好き」ということに気づき、それ以降あらゆる特訓を重ね、16歳以降は「狐」と名乗り街のチンピラやヤクザ、果ては殺し屋などと戦っていた戦闘大好きな戦闘狂。１８歳のときに己の出生、すなわち刃骸家当主の愛人の子（末妹）であることが発覚し、それ以降刃骸の戦いに飛び込むことになる。

　強者の気配や戦いの前にはその変態的な笑顔を浮かべたり、戦うためなら腕一本切り落とすことを躊躇わなかったり、いずれも常人から逸脱しており皆に引かれるかイカれていると絶賛されるかどちらかである。

髪の色は紫、目の色は黄色

刃骸家

• 刃骸　里鬼（じんがい　りき）

　故人。刃骸家21代当主(後述の新当主が13代目なので12代目の誤りかと思われる。)にして歴代最強の刃ノ眼の使い手。彩羽らの父であり、彩羽と顔が瓜二つ。

　正妻は8人おり、子が３６人いたが、任務中や互いに殺し合い、現在１１人まで減っている。

• 刃骸　火蘭（じんがい　からん）

生き残りの11人のうち、上から2番目。

戦童子「カラネリ」を用いて戦う

鎖刃をカラネリに入れて使用する。

かなりの変態

• 刃骸　亜虎（じんがい　あとら）

生き残りの11人のうち、上から3番目。自らの知的欲求のために刃ノ眼の禁忌に触れ、刃骸家から裏切り者と認定されたマッドサイエンティスト。裏切りにあたり、機華隊という機械化した体を持つ部隊をひきつれていった。刃ノ眼の奥義を習得している。

視覚外からの紫玄の飛刃を回避したり、学者肌のようで高い身体能力や動体視力をもつと考えられる。

「刃蛇羅」と呼ぶ鎖刃と飛刃の複合型を得意としており、中距離〜遠距離戦を主体とする。

髪の色は青、眼は常に全開に見開いており、それは母親譲り。

• 刃骸　南慈（じんがい　なんじ）

　生き残りの11人のうち、上から４番目。兄弟の中で一番身内殺しを行うゲスであり、初登場からして亞寅陣営に食料を流していた男性(断れば家族ごと殺されると脅されていた)をサンドバッグに入れ殴り殺すなど残虐行為にためらいがない。

　亞寅陣営が反乱を成功させた暁には当主の座を与えられるとして亞寅の裏切りに加担した。

髪の毛は茶色と黄色、目の色は黄色

• 刃骸海璃（じんがい　かいり）

生き残りの11人のうち、上から5番目。

九雀の実の姉。刃蝕（はしょく）という奇病にかかっている。

• 刃骸　紫玄　（じんがい　しげん）

　生き残りの11人のうち、上から６番目。生まれに基づき積極的に殺し屋稼業に営むが、その実殺害対象が善人や子供の場合、表向きには殺したことにし新たな戸籍の用意や整形により遠くに逃がすなど、生まれに似合わず優しい心の持ち主。

　刃骸家近接戦闘最強と称され、斬圏という超高速刃の必殺技を持つ。

　初めて彩羽に接触し、それ以降苦言を呈しながらも彼女をサポートするなど、ツンデレ。

　ネコ好きであり、飼い猫が１匹いる。

実は彩羽と同じ愛人の子。

　髪の色は黒、目の色は黄色。

• 刃骸　円理香（じんがい　えんりか）

　生き残りの11人のうち、上から7番目。暗殺者の家系にしては人を殺せない優しさをもっていたため、メカクレというスイッチによりオンオフを切り替えることで対応している。

　5年前、16歳の時に当時最強と言われたヘリコプター傭兵団を1人で壊滅させた過去を持つ。

　髪の色は茶色、目の色は黄色。

• 刃骸　九雀（じんがい　くじゃく）

　生き残りの11人のうち、８番目の男児。

オカマ又はオネエキャラ。実の姉、海璃を助けるために亞虎に協力している

• 刃骸　由鶴羽（じんがい　ゆづるは）

　生き残りの11人のうち、上から９番目にして13代目当主。生まれた時から四肢欠損であるが、それをものともせず刃ノ眼を鍛えあげ、兄弟姉妹を押し除けて刃骸家当主に至った。

　父を殺せるほど強くなりたかったのだが、彼女が完成した直後に父は病に伏せたため、父に相似する彩羽が強くなり、それを殺すことを望んでいる。

• 刃骸　鈴夜（じんがい　すずや）

生き残りの11人のうち、上から１１番目。右目がスコープになる義眼であり、長距離の飛刃が得意。

プリン好き。

メカクレショタ

要家

• 要　僥十（かなめ　ぎょうじゅう）

刃骸家執事。飄々とした態度であるが、要家歴代最強といわれる実力は折り紙付き。要家の現当主の息子であり、同年齢の紫玄とは仲が良いと思われる。

己の劣眼を最も生かすため、ひたすらに踏み込みを鍛え上げ、瞬間移動が如き速度で移動することができる。

弟を助ける為、亜虎側についた。

• 要　水蓮（かなめ　すいれん）

南慈の下部。１２歳の頃に下部として配属された頃からずっと一緒であり、恋心を抱いている。

……が、成長とともにその感情が歪んでおり、「檻の中にずっと閉じ込めて彼女の世話なしに生きられない」ように飼いたいと願うヤンデレ。

いずれ南慈の手足を切りおとし、飼い殺すために隙を狙うやべー女。２０際の頃から医学を学び始めたが、医師免許は持っていない。

髪の毛の色は水色、目の色は黄緑

• 要　牧朝

　初登場は鈴夜とともに１５話。諜報、妨害工作のエキスパート。

　南慈の裏切りに際し、水連により射殺されたかと思いきや死んだふりによりその窮地を脱し、亞寅陣営の資材に紛れ込み基地に侵入、それ以降にあらゆる情報収集や首輪爆弾の鍵の事前回収などの驚異的な働きを見せる。

　得意の刃ノ眼は爆刃であり、最大出力には時間を要し、２５分必要。その反面、威力だけなら使い手の中で最強と言われており、４階建て建造物の半分を消し飛ばすほど。

彩羽と違ってバレることがないダンボールマスター。

• 要　雛里（かなめ　ひなり）

　刃骸家当主の下部（しもべ）、家族は父母姉がいたが任務や刃骸家を庇い全員死亡。本人もいずれ刃骸家に命を捧げることを夢見ている。現在は刃骸家本拠地において案内などを行なっている

　得意の刃ノ目は空刃であり、他の刃ノ眼と比しても圧倒的に小さく殺傷力は皆無に思えるが、反面いかなる距離が離れようともその位置を掌握して極小の発信機として使うことができる。

　無表情巨乳メイド。

• 要　香月(かなめ　かづき)

　刃骸家当主直属の付き人。盲目であり、当主の風呂や移動を世話する役目を持つ。現当主の手足。

• 要　静流(かなめ　せいりゅう)

僥十の弟。変異体だったので幽閉されていた。

• 要　木雲（かなめ　ぼくうん）

蛇子の親

• 要　蛇子（かなめ　じゃこ）

木雲の娘

その他

昭子先生

本名：田中昭子。児童養護施設「ひまわりの種」の施設長であり、彩羽の育ての親。サイドテールのお姉さんであり、運営資金に困りながらも子どもたちを育てていた。

彩羽からの１０億の支援金を受けたときにはショックのあまり気が遠くなっていたが、少なくとも金銭面での心配がなくなったことにより少しは楽になると思われる。

礼儀作法の教えは徹底しており、彩羽は礼儀正しくいられるのは彼女のおかげ。

• 百知丸

凄腕の情報屋。刃骸家の長女火蘭と似た性格である

用語

• 刃骸家

江戸時代から存在する殺しを生業とする一族。一般社会や裏社会に一般的に秘匿されているものの、刃ノ眼により裏社会を支配しており、現在は「ヤクザや暴力団」、「傭兵派遣会社」、「殺し屋団体」の３つの組織を統括する巨大な組織となっている。また、小規模であるが、慈善事業として児童養護施設を経営しており、管理担当は紫玄。

刃ノ眼の起源を調べないという禁忌事項や、当主のみ入ることのできる部屋と天津天璃が残した秘宝、要家の突然変異、刃無がやってきた洞窟などの謎があるが現時点では細部不明。

• 刃ノ眼

　刃骸家及び要家が生み出せる鉄と細胞の混じり合った謎の存在。個人により形が異なり、得意分野もそれぞれ。瞳孔にその特徴が現れており、６種類の能力に分けられる。

３００年前に天津　天璃(あまつ　あまり)という女性が刃無という謎の生物と出会ったことが発端とされる。

作り出すには自分の目で見ていることが条件であり、目隠しをされると生み出せない。

刃ノ眼の奥義があるらしいが、現在習得しているのは当主である由鶴羽と亜寅、そしてまだ見ぬ長男のみ。

関連タグ

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インディーズ連載

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連載場所

作者X（旧ツイッター）