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ワタリガラス

わたりがらす

スズメ目カラス科に属する中型鳥類。 北アメリカやユーラシア大陸北部に生息するカラスで、翼長1m前後と普通のカラスよりも大型。 英名は『レイヴン』【raven】。 和名の由来は北海道で渡り鳥として飛来するため。
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ワタリガラスとは、鳥類の一種である。


概要

 スズメカラス科カラス属に属する鳥類。

 英語圏ではRaven(レイヴン)と呼ばれる。

 体長60cm、翼長100~120cmと、日本の一般的なカラスに比べて一回り以上大きい体格をもつ。

 に匹敵する高い飛行の能力を有し、繁殖期には自慢の飛行能力を用いてアクロバティックな求愛のダンスを舞う。

 北アメリカ大陸と、ユーラシア大陸の亜熱帯地域を除いた場所に棲み、日本では北海道渡り鳥として飛来することから"ワタリガラス"の名を持つ。


 基本は雑食だが、冬場には群れを形成して集団で狩りをおこなう。

 また、人間のように一度伴侶を決めると生涯添い遂げると考えられている。


神話・伝承における「ワタリガラス」

 西洋の神話・伝承で登場するカラスはもっぱらこのワタリガラスであることが多い。


アメリカ先住民族の伝承

 インディアンたちに語られる伝承では、コヨーテとならぶトリックスターとして登場し、基本的には『憎めない悪戯者』という向きが強い。

フギンとムニン

 北欧神話の最高神オーディンの飼う二羽のワタリガラス。

 フギンは『思考』、ムニンは『記憶』を意味する。

 オーディンに命じられれば世界中を飛び回り、様々な情報をかき集めてくるという。

ロンドン塔のジンクス

 イギリスではチャールズ2世の勅令で、最低6羽のワタリガラスがロンドン塔で飼育されており、「ロンドン塔からワタリガラスがいなくなるとイギリスは滅びる」というジンクスがある。2006年には鳥インフルエンザから保護するため、カラスをロンドン塔から一時避難させている。ロンドン塔の衛兵ヨーマン・ウォーダーズの中には、ワタリガラスの世話をする「レイヴンマスター」という役職がある。


そのほかにも、ワタリガラスの伝承は世界各地に存在する。


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